• プロフィール2に写真を追加してください。
  • プロフィール3に写真を追加してください。
アルファロメオMitoでトリノ~ミラノをドライブした時の記録を綴ります。
witten by とぐさん
世界中
うんうんする
0


◆1日目・・・始まりの地、トリノの洗礼

すんなりとはいかないと思っていたけれど、やっぱりいきなりイタリアの洗礼を受けた。

何のアナウンスも無く、トリノ行きのアリタリア便が2時間以上出発が遅れて、やっと着いたのがお昼の13時過ぎ。

いきなり予定が狂ったと文句を垂れながらも、これぞイタリアだねと、何故かニヤッとする自分もいたりする。

DSC01521.jpg

到着ロビーに着くと、そこにはもう太田さん(※1)が待ち構えていた。  

初対面の太田さんの印象はイタリア人と間違えるくらいオシャレなイデタチで、サングラスがビシっと決まっていて、

独特の覇気をお持ちだった。さすがはイタリアでお仕事されてる人だなと妙に納得。

話してみるととても気さくな方で、案内所へ連れていってもらったり、そこでレンタカーのカウンターの場所などを流暢なイタリア語でいろいろと聞いてくださった。

そして、教えてもらったレンタカーのカウンターに行ってみると、、、Chiuso(Close)の看板が掲げてあった。

そうだ、イタリアには長い昼休みというものがあるんだった。いつ開くんだろう、そもそも再開するんだろうか、2時間遅れでキャンセル扱いされてはいないだろうか、という不安を感じながらも、太田さんとお話しつつ待つこと30分。窓口が再開した。ふぅ~。

日本を旅立つ前、知り合いに「イタリアでは車種指定で予約しておいても希望のクルマは来ないよ」と散々脅されていたので、かなり不安だったけれど、無事に希望通りAlfaRomeoMitoをレンタルすることが出来た。日本では当たり前のようなことをイタリアの地で出来ると、それだけで奇跡のように嬉しく思えるから不思議だ。

DSC02912.jpg

借りたのはディーゼルエンジンのアルファロメオMito 1.6 JTD16v Turbo Diesel。ガンメタのボディーは日本未入荷色で、Mitoのグラマラスな曲線がより強調されてかなり括弧いい。しかもかねてからアルファロメオのディーゼルエンジンを運転してみたかったので、好都合だ。これは幸先いいスタートだ。
(予定が3時間以上遅れたのは想定内の出来事で、予約していた車が当たり前に目の前にあるのにツイてると思えるあたりが、もう脳内イタリア色といったところか。)


その後、太田さんのアウディの後を追っかけてトリノ市内へと向かう。海外ドライブ初体験でいきなりのプチツーリングに心臓バクバク、でもちょっとワクワク。

DSC01542.jpg

慣れない左ハンドルのミッションに苦しみ、ギクシャクと不自然な挙動になりながらも必死に喰らいついて行く。

DSC01604.jpg

「すげえ!!なんだかすげえ!!イタリアを初ドライブでいきなり高速道路走ってる!」「うわ!街中に入った!見渡す限り、めっちゃ素敵な町並みやん!」

なんて、頭の片隅でかすかに思いながらも、目の前のアウディに喰らいついていくだけで精一杯。

DSC01579.jpg

イタリアを運転してまず感じたことは、日本よりもアベレージスピードが速いこと。そこいらのおばちゃんが旧型パンダでブっ飛ばしていくサマはカッコ良すぎる。

その流れに乗りながら太田さんから離れないように頑張って運転するのだが、ディーゼルエンジン特有のパワーバンドの狭さに手こずり、なかなかMitoが前に進まない。

そこでMitoのDNAシステム(※2)の「D」レンジに入れてみる。すると全く別物のようにエンジンの吹け、トルク、パワーが出るようになり、俄然スムーズに追いつくことができるようになった。

それでも途中、イタリアの乱暴な運転の前に3度ほど「ああ、ぶつかる!」って思うような場面があったのだが、ギリギリ奇跡的に避けることが出来て、なんとか無傷でリンゴットホテル(※3)に到着。超刺激的なイタリア初ドライブを満喫(?)したのだった。

DSC01769.jpg

DSC01893.jpg

リンゴットホテルはかつてFIATの工場だったとは思えない程、洗練されたデザインの建物だった。

DSC01634.jpg

チェックインして入った部屋は、一人で使うには持て余すくらいの広さと、白と黒を基調としたモダンなデザインの内装となっており、それはもう本当に素敵な空間だった。

DSC01631.jpg

DSC01625.jpg

Mitoで旅するTorino~Milano特別編 3 へつづく。

 
※1 イタリア自動車雑貨店のオーナー。たまたま僕のカーくるブログを見た太田さんが親切にも声を掛けていただき、今回の旅では本当にお世話になりました。
イタリア自動車雑貨店
http://www.italiazakka.co.jp/

※2 スポーツドライビングに最適化された「ダイナミック(D)」、市街地走行用の「ノーマル(N)」、滑りやすい状況下でのコントロール性能を向上させる「オールウェザー(A)」の3タイプから、ドライバーが任意に選択することができるAlfaMitoに採用された統合制御システム。

※3 、元はFIATの工場だった廃屋を関空の建築などを手掛けたイタリア・ジェノバ出身の建築家レンゾ・ピアノがリノベーションを手掛けた建築物。
広大な旧工場内には、見本市会場、コンサートホール、ショッピングセンター、トリノ工科大学、そして、ホテルにと華麗な変身をしました。
イタ車好き、建築好きには堪らないホテルです。

この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=%2bsCyv0EcH0fnTH29r8FyjA%3d%3d




投稿日:2010/02/26 20:26:04
この記事はカーくる会員のみに公開されています。

witten by とぐさん
世界中
うんうんする
0


パルマのホテルにチェックイン後、チェントロに向かいました。

DSC02932.jpg
DSC02940.jpg
上のFIAT500、地元の大学生くらいの年齢の女の子2人組が乗りこんで発進するのを見て、めっちゃめちゃそれがオシャレな光景だったので、「ファッション誌みたいだ!写真撮りたい!!」と思ったのですが、後の祭り。後ろ姿のみ。ああ、残念

DSC02967.jpg
中心街での立ち寄りポイントは、「La Verdi」というパルミジャーノレッジャーノチーズやプロシュート、クラテッロといったパルマ生ハムが売っているお店です。

ここはイタリア旅行直前に行った、行きつけの美容院で読んだ「LEON」の誌面でジローラモさんオススメのお店として紹介していたところ。

これはいい!と思って立ち寄りポイントに決めました。レイフィールドさんありがとう。

ガーミンがピンポイントで連れてってくれました。

DSC02968.jpgDSC02970.jpg
お店の中に入ってみると、あるわあるわ色んな乳製品が!

DSC02973.jpg
クラテッロ、サラミといったハム類も充実していました!

DSC02974.jpg
ここで買ったパルミジャーノのかたまりをワイン教室にお土産として持って帰りまして、皆でワケワケしました。喜んでいただいて嬉しかったです

DSC02991.jpgDSC02998.jpgDSC03023.jpgDSC03028.jpg
パルマの中をひたすら街歩き。

DSC03031.jpgDSC03037.jpg
広場に行ってみると、たくさんの人が活き活きと、ただ、そこに居て、立ち話をしています。
昔からイタリアの風景を見ると、ただ立って話をする、という光景が非常に多く見られます。

DSC03040.jpg
本当におしゃべり好きなんですね、イタリア人って

DSC03047.jpg
広場で小一時間ほど僕も突っ立ってみました。
その間ずーーっと同じ場所で話し続けるイタリアのおじさんや若い女の子たち。

僕はというと、完全に「空気」でした。
東洋人が突っ立って、写真を撮り続けていても、誰も変な眼で見ることもなければ、危ない目に会うわけでもなく、ただ、そこにいても良いんだってことが、妙に受け入れられている気がして。

何とも心地良い時間を過ごせました。とっても不思議な感覚でした。

今までずーーっと車や歩きで移動していたのを、ふと立ち止まる。
立ち止まるとまた見えてくるものや、時間が止まったかのような空気感が、とっても面白かったです。

たまには立ち止まって見てみることも必要なことなんだってことを教えて貰った気がしました。

DSC03049.jpgDSC03094.jpg
カーシェアリングの実証実験?をしていると思われる、FIAT500とPANDAがありました。
イタリアでもこういう取り組みはやっているんですねー。

DSC03096.jpg
この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=vy6VsqkXsH1r1C6uuNjfUA%3d%3d




witten by とぐさん
世界中
うんうんする
0


リンゴットの中の巨大ショッピングセンターでも買い物をしました。
日本でいうイオンなどのショッピングセンターと比較しても、少なくとも名古屋エリアにあるイオンよりリンゴットの方が全然大きく、歩いても歩いても端まで辿り着かないくらいデカかったです。
お目当ての「GAS」では残念ながらREPSOLコラボの服はジュニア用しか売ってなかったのですが、ストラップがありましたので買いました日本のREPSOL関係者の皆さまへのおみやげ用にも買い込みました

DSC02144.jpg

DSC02145.jpgDSC02146.jpgDSC02147.jpg


買い物を済ませてホテルに戻る途中、FIAT幹部が泊まるホテルの駐車場にはさすがにイイ車ばかり置いてあって、見てるだけで楽しくなりました
DSC02148.jpg
DSC02150.jpgDSC02151.jpg
思えばこんなにブレラを見たのはトリノだけだったなー。

DSC02160.jpgDSC02162.jpgDSC02169.jpg


その後、イタ雑の太田さまと合流して、トリノの中心街へ。
なんとイタ雑のトリノ事務所を拝見させていただきました感動

DSC02170.jpg
こちらはRAGNIといって、アルファロメオなどのエンブレムを作っている会社だそうです。


DSC02173.jpgDSC02177.jpgDSC02178.jpg

車はイタ雑の事務所近くに路駐して、トリノの中心街に向かって歩き続けます。

つづく。

DSC02129.jpg
おまけ。 ホテルの電源コンセント。ひげそり用ってこと?かわいい




witten by とぐさん
世界中
うんうんする
0


DSC01617.jpg
イタリア滞在初日と2日目に泊まったホテル、メリディアンリンゴットホテルの隣にある「EATALY(イータリー)」。東京にも進出していますよね。

DSC01618.jpg
ユヴェントスの選手も同じホテルに泊まってました。エレベーターも一緒になったりして、嬉しかった

DSC01697.jpg
街中には本当にNEW500がたくさん走っていました。トリノはさすがにFIATのおひざ元だけあって、その後で訪れたパルマやモデナ、ミラノ、ローマに比べても非常にたくさんのFIAT、アルファロメオが走っていました。

DSC02082.jpg
ベッベさん一家にイタリアの家庭的なおもてなしを受けた後、イタ雑の太田さまにトリノ最大のFIAT系販売店「ミラフィオーリ」に連れていっていただきました。
ミラフィオーリ。日本語に訳すと「千の花」という意味です。オシャレなネーミングですよね。さすがはイタリア。

DSC02086.jpg
DSC01705.jpg
試乗車もたくさんありました。ホント、日本だったら夢のような光景が、当たり前に目の前にあるんだもの。そりゃ感動ですよ。

DSC02088.jpgDSC02089.jpgDSC01722.jpg
建物の中にはこのようにFIAT、アルファ、ランチアのショールーム、商談ルームの他、レストラン、グッズ売り場などもある、半日くらいは簡単に過ごせてしまう内容テンコ盛りの施設です。

DSC01747.jpg
限定車のイタリアアパレルブランド「ディーゼル」とのコラボモデルも展示してありました。
これ、欲しいんですよね~。ディーゼルのディーゼル仕様が欲しい。サラさん日本で発売シテ~。

DSC01873.jpg
戦利品の数々。FIATのシューズが超オシャレでしたので、即買いでした イタ雑の太田さんも「これは買った方が良い!僕も買おうかな」と言わしめたモノです。
他は、ネクタイにミニカー、各車種のイタリア語のパンフレットなどなどをGETしました

DSC01871.jpg
これは空港の本屋さんで買った向こうの車雑誌。500Cの特集があったりして、見てるだけでも楽しかったです

DSC01855.jpg
その後、知人の紹介の現地イタリア人:ルイージさんと会食して、おなかいっぱい大満足な1日目は終了したのでした。

つづく。
この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=BrdGpUlV1VHOib%2fs1UXODg%3d%3d




プロフィール
とぐさん
とぐさん
イタリア車のアルファロメオ好きが高じてイタリア好きになってしまったtogと申しますヌヴォラブルーのアルファロメオだけのオーナーズクラブ「全国ヌヴォラ党」の幹事をやっております。自分の車、アルファロメオ...
本になりました
Mitoで旅するTorino~Milano電子書籍
315円(税込)
アルファロメオMitoでトリノやミラノほか、イタリア各都市をドライブした時のフォトエッセイ。 道中に撮った約6000枚の中から厳選した写真や、イタリア車好きには堪らない数々の訪問先のレポートなど、写真集、エッセイ、ガイド、ホテル情報、グルメ情報、ドライブルート図から訪問先の予約方法まで、様々なエッセンスが一冊にギュッと詰まった、新感覚の『フォト・ブログ・ガイドブック』です。これからイタリアを車で旅行したいという人にも大変参考になる内容となっています。

※電子書籍ですのでダウンロードで購入するものです。

愛車情報
アーカイブ
フレンド
参加クラブ・イベント
カウンター
Counter
2024年4月
1
赤口
2
先勝
3
友引
4
先負
5
仏滅
6
大安
7
赤口
8
先勝
9
先負
10
仏滅
11
大安
12
赤口
13
先勝
14
友引
15
先負
16
仏滅
17
大安
18
赤口
19
先勝
20
友引
21
先負
22
仏滅
23
大安
24
赤口
25
先勝
26
友引
27
先負
28
仏滅
29
大安
30
赤口
新着記事
記事検索
検索語句
カテゴリ
最近のコメント
タグ
その他機能
RSS 2.0 Feed
ゲストブック
ブラウザのお気に入りに追加

 
ブログ購読
このブログが更新されたらメールが届きます。
メールアドレスを入力してください。