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さあいこう   光の彼方、闇の向こうへ
witten by オイヤス
世界中
うんうんする
13



2015IMG_1767.jpg

1.季節の変わり目に思うこと


3月になって、空気が少しやわらかくなった気がする。
通勤のバスから見る街の景色はいつもと変わりはないけど
最近はことさら気分がいい。

成熟を過ぎていろんなことが下降曲線を描くわが身にとって
毎年の冬がだんだんつらくなってきた。
北風強く体感温度がかなり低いここ前橋は
けっして暮らしやすい土地とはいえない。
けど古くからの想い出がしみこんだ角々は
やはり故郷としての愛着を感じさせてくれる。

人も古くなればガタつきが出るが、それはクルマも同じこと
つかれたオヤジとつかれたクルマ
なかなかいいマッチングじゃあないか。
好きなモノが身近にある
そこから得られる満足感を堪能しよう。

今は何かが吹っ切れた、スッキリとした気分になってる。


2.あれから3ヶ月

入庫していたクーペのルガーノさんが戻ってきた。
26年11月以来およそ3ヶ月間、大貫自動車さんには
細部にわたって原因究明に取り組んでいただいた。

残念なことだけど、結果は原因不明。

不調の可能性ある箇所はほとんど検査した。
残るはATだが、これまで同様の症状は例がなく
原因を特定するには至らなかった。

ギクシャクした動作を起こす原因は、エンジンのハンチングから来ているようだ。
でも、そもそも何がそれを起こすのかわからない。
ATが原因と特定できないのでOHに踏み切れない。
大貫さんのメカニックによれば、ATのシフトアップはショックもなく
キチンとされ
ている。

「その他の消耗部品もきれいに交換されていて
年式からすればクルマの状態はイイね」と褒められた。


3.症状を整理すると

30km/hくらいからシャクリ(ジャダー/微振動)の現象が起こる。
大げさに言うと前後にギッタンバッコンする感じだろうか。
人によっては見過ごしてしまう程度で
路面の荒れによって引き起こされていると感じるかもしれない。
シフトアップに伴うショックや異音はない。
ATはきちんと機能しているようである。

高速道路で観察してみたら
1500rpm〜の回転域でハンチングを起こす。
一定の回転数を維持すると
タコメータの針が100〜200rpm前後、上がったり下がったりする。

オートクルーズにしてみるとはっきりとそれがわかる。
そして3000rpmまで断続的にハンチングは起きる。
どうやらこのハンチングと挙動のシャクリ現象がリンクしているようだ。

3000rpmから高回転域では、シャクリ、ハンチングとも起こらない。
どうやら症状は1500〜3000rpmの実用域に発生するようだ。
Nポジションではアクセルを踏んで回転を上げてもハンチングは起こらない

大貫さんは「電気配線の一部が断線していることも考えられるが、
それを診るには大がかりのバラし作業が伴うし、現実的に不可能だ」と。
ミッションを取り替えてみて、症状が止まればATが原因となるが
OHするよりかなり安価で済むので、ひとつの方法としては考えられる。

そう、今は状態の悪くないATが見つかる幸運を祈り
大貫さんに載せ替えをお願いすることとハラを決めた。
いつ出るかわからないATを気長に待ちながら
しばらくはガタつきはじめたルガーノさんとつきあっていこう。
大貫さんには出物の際のひと声をお願いした。


4.その想い、ヘンタイ的につき。

なぜ、ボクはフランス車が好きなんだろうと考えた。
シャレオツな風貌はもちろんだけど
クルマなのに、機械なのになんだか体温を感じるし
サスペンションのストロークをはじめ、まるで生き物に乗っている
ような錯覚を生
む挙動、その一つひとつにしびれちゃうし
愛着が深くなるのだと思う。


これまでは完璧に直さなくてはとの思いにとりつかれていた。
けど、今は少しつかれてきたルガーノさんに
少しつかれたボクが乗るのも悪くないと思うようになった。

久々に乗ったルガーノさんは、夜の東北道を勢いよく吹けていく。
少しシャックリはするけれど(笑)、前ほどは気にならなくなった。
もう少しつきあっていこう、ボクはこのクルマが好きなんだとしみじみ思った。



5.備忘録として

点検箇所は次のとおり。
該当部品を交換し、それでも症状が改善しないことが確認された。

 1 エンジンECU
 2 AT ECU
 3 アイドルソレノイドバルブ
 4 スロットルポテンションセンサー
 5 バキュームセンサー
 6 アイドルアッププレッシャ-スイッチ
 7 アクセルポテンショメータ

これだけ検査しても
原因わからず症状改善見られないのでお代は要らないという。
それではこちらも困ると言うも、頑として受け取らない。
直せなかったことが心残りでならないと。

涙が出るほどうれしかった。
遠いのでちょくちょくは来れないけどたまには診てもらいたい、そう伝えた。

大貫さんへはもちろんのこと
この数奇な出会いを演出してくれたカーともや運命の神様、そして
ヘンタイ車につきあうことを許してくれる心の広いわが家族のみなに
感謝の気持ちをささげます。

ありがとう。

−FIN−


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