皆さんおはようございます♪
本日ご紹介するのは、所在地は中区ですが名駅に程近い納屋橋のたもとに佇む"加藤商会ビル"です。
名古屋で外米などの輸入貿易を行っていた加藤商会の本社ビルとし大正5年(1916年)に煉瓦造りの旧社屋(地上3階・地下1階)が建てられました。
昭和6年(1931年)には旧ビルとほとんど同じデザインで現在の鉄筋コンクリート造りのビルに建て直されました。
昭和10年(1935年)には、創業者の加藤勝太郎が現在のタイ国にあたる当時のシャム国の名誉領事に任命された事から、昭和20年まで領事館が置かれたようです。
以後幾多の変遷を経て、国の登録有形文化財に登録され、平成15年から修復改修工事が行われ、平成17年(2005年)以降は地上部にタイ料理店が、地下1階は市民向けのギャラリーとして利用されています。