我が家の307SWは平成14年式で走行距離が176000kmのオンボロちゃん。
そんなある日、ふと水温計の針が『100』より上を指すようになっていることに気付きました。
「水温ってこんなに100℃を超えるモンなのでしたっけ?」
その現象がいつも起こるとは限らなかったり、普段あまり乗らないマシンでもあるので、不思議に思いながらもしばらくの期間そのまま放置していた訳です・・・
が、そのうちに最近では水温計の針が右端まで振り切って『STOP』の警告灯が点灯する事態にまでなってしまった。
「家を出て20分くらいでコレはさすがにウソ臭い、水温計が間違えているんじゃないか??」
と、コンビニの駐車場に車を停めてそのまま意地悪にエンジンかけっ放しにして様子を見ていたら、
『ゴポポポポッ、ゴポッ!』
という怪しい音の直後に本当にリザーブタンクのキャップから冷却水を噴いてビックリ!!
「結構正確じゃないか、水温計!」と感心させられたのでした(?!)
その後はヒーターで温風をガンガンに出していれば水温の上昇を食い止められることを発見し、無事に自力で家まで走って帰れたので良かったのですが・・・
オーバーヒートの原因が気になって家の庭でエンジンをかけては水温が上がっていくようすを観察(←近所の人々からは何やっているのか怪しまれながら)していたところ、冷却ファンは低温でも高温でも回っているのがわかった!
なので、「冷却水をラジエーターへ送る弁(サーモスタット)が開かなくなっているせいなんじゃないか?」と疑うようになったのでした!!
その後は面倒臭くなって年末年始と再び放置!!ウチの子達は九州まで307SWで帰れないことにショックを受けておりましたとさ!?
年が明け、307SWのサーモスタットの値段がいくら位するものなのかと某オクを見ていると、何と『100円』で出品されているものを発見!
迷わず入札して終了日時を首をキリンさんにして待っていると、競合相手が現れることもなく無事に100円で落札!!
「わーい、思いがけない値段で部品が手に入った!」
俄然、自分の手で修理してやろうという気力が湧いてきた!!
箱の中身のパーツを確認し、どこについているものなのかエンジンルームをのぞいて見る
「あそこのラジエーターからのホースがエンジンに繋がっている部分の黒い板がそうに違いない!」
「でも、取り外すためにはあのボルトをどうやって回せばいいのさ?!」
ホースがジャマしているから外そうと思ったら、今度はそのホースを固定している金属のバンドにかなり手こずらされてで「ムキ~ッ!!」
見えているのにその道のりの険しさに愕然とする
このぐらいにジャマなものを取り払ったらボルトが回せるようになりました
いざ摘出!
ちぎれたゴム片がその劣化具合を物語る?!
新品を取り付けたら、後は逆の手順で元に戻して終了!
イジリ壊すこともしばしばな自分なので、時間は3時間ぐらい要しました。
その後に早速走らせてみると水温計は90℃の手前でバッチリ安定!エアコンもクーラー・ヒーターとも正常に作動!!
「(安く済んだし)この上なくスッキリ晴れ晴れした気分だぜ!」
ウチのお子達も307SWが治ったと大喜びなのでした!!
オーバーヒートしたからといって、それで嫌気が差して手放す決断まで至るにゃまだまだ早い!?