みなさんこんにちは。シトロエン名古屋中川のサービスです。
画像は先日修理を行った車両のエンジンルームです。
エンジン前方がポッカリ空いているのが解りますでしょうか。
本来ここにはターボユニットが付いています。
『ターボ』
言葉は聞いた事はあるけど何をしている物なのかは解らない。というお客様も多いのではないでしょうか。
日本語にすると
『過給機』
といいます。
排ガスの力を利用してエンジン内部に通常より多くの空気を送り込む機械です。
少し前までのターボ車はスポーツカーのイメージでしたが、現在では小排気量でもパワーが出るようにして燃費向上の為に小型車両等にも搭載されています。
中を覗いてみるとこんな感じです。
左側の扇風機の羽根の様なものが『タービン』です。
取り込んだ排ガスの力でこのタービンが回る事でエンジン内部に空気を送り込みます。
右側は『ウエストゲートバルブ』と言って閉じたり開いたりすることで内部の圧力を調整しています。
今回はこのウエストゲートバルブの不具合で過給圧が通常よりも低くなってしまっていました。
よく見るとクラックも入っていました。
早速交換作業を行います。
新品に交換後に過給圧が正常に出る事が確認できたら作業終了です。
現在、年度末で入庫が立て込んでおります。
極力すべてのお客様の車両の点検・整備・診断を承りたいのですがご予約のお客様が優先となりますのでご入庫の際はお電話を頂けると待ち時間が少なくなる様にご案内できます。
ご協力を宜しくお願い致します。