
2年に一度のクルマの祭典「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」が10月30日から東京ビッグサイトで開幕した。前回、2023年よりそれまでの「東京モーターショー」という名前から「ジャパンモビリティショー」へと変えて、開催。自動車だけではなく、“移動体”の提案が様々なされているのが特徴だ。
メディア向けには10/29(水)、30(木)がプレスデーとして公開され、今回カーくるとしても取材をしてきた。取材者は、いつもYouTube「Gocarの新くるま情報」でキャスターをしている、私Gocarである。
まず、今回はトヨタグループのブースをご紹介しよう。詳細は、YouTube「カーくるチャンネル」にて公開しているので、詳細はこちらもご覧いただきたい。
今回、JMS2025は東館の一部ホールが工事で使えないということで、南館も使用しての開催だった。この南館の1Fはトヨタグループ(トヨタ、センチュリー、レクサス、ダイハツ)が固まっており、いわばトヨタの世界観がこのホールではしっかり表現されていたようだ。
正直な話、今回のJMS2025で圧倒的な迫力、ブースの魅力はトヨタグループブースだったのは間違いないだろう。様々なモビリティの提案(例えば、子供向けの乗り物も)、かなり未来になりそうな車種から、近未来の車種、近日発売の車両まで、多種多様な車が展示されていたのはほかのメーカーとは違い、圧倒的だった。
その中でまず驚かされたのは「カローラコンセプト」であろう。

さすがに、このまま市販化されることはないだろうが、一番の大衆車であるカローラをここまで変貌させるチャレンジは今のトヨタだからこそできることだろう。昔のコンサバティブ第一のトヨタとは大違いな、まさに魅力的なメーカーへと変貌してきている。
そして、今回のショーで見逃してはいけないのはこれだろう。一ブランドへとなった「センチュリー」の新しい提案のクーペモデルである。これは完全に、イギリスのプレミアムブランド、ロールスロイスやベントレーとも対抗できるようなブランドになっていくのであろう。

何より、豊田章男会長のプレスブリーフィングは感動的な内容だった。
トヨタは一つのメーカーの枠を超えて、日本という国をベースに話をしている。それがほかのメーカーとは大きな違いで、トヨタの使命感あふれた素晴らしいスピーチだった。
そして、レクサスブースではLSコンセプト。ついに、セダンのボディタイプを捨てて、まさかの6輪という衝撃的な登場だ。
そして、ダイハツは新しいコペンのコンセプトが登場。なんと、次期モデルはFRを採用するようだ。これも大きな驚きだった。
これ以外にも見どころのクルマが多い、トヨタグループブース。離れていることもあり、まずは元気なうちにトヨタグループブースをたっぷり堪能されることをお勧めしたい。
それ以外の展示車の解説はこちらの動画をご覧いただきたい。