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バブルの残り香・・・

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筆者は過去に短期間であるが、DS5をマイカーとして所有していた事が有る。 独特の内外装に惹かれ半ば衝動的に購入したのであるが、私はシトロエンが好きで他にもBX、エグザンティア、C4ピカソを乗り継いでおり、DS5にも同じような乗り心地を期待してしまい、私の中のシトロエンのイメージとギャップを感じ、結果的に短期間で手放してしまったのであるが。

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但し、このDS7DS Automobilesとしては久々のブランニューモデルであり、なおかつ専用設計となる初めてのモデルである。 果たして、DSらしい個性と乗り心地はどうか・・という事で非常に試乗が楽しみであった。

初対面の第一印象は、結構コンパクトだなと感じた。 DS7という車名からDS5よりも一回り大きなモデルを想像したが、実際は同じCセグメントであり、サイズ的にもマツダのCX-5程度のサイズである。 むしろ、このサイズでなぜDS7? DS5 CROSSBACKか、DS6 CROSSBACKでもいいのではとも思うが。

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デザインは、結構好き放題というか、一言でいうとキラキラした感じである。 エンジン音とともに、LEDライトが180度反転したり、リアのランプも見たことが無いようなカットのされ方をしている等、ギミックも満載である。 真っ先に思い浮かんだのはバブル真っ盛りの日本、ジュリアナやキング&クイーンというディスコが流行ってた頃。 同じことを日本のメーカーがやってしまうと悪趣味となってしまうところであるが、そのあたりはフランス車。 パリのエスプリが効いたデザインという事になろうが、正直なところ凡人の筆者にはこのデザインがオシャレなのかどうかはまだ判断が出来ないでいる。 

もっとも、他のメーカー、クルマとは全く違うベクトルにてデザインされており、唯一無二ではあるのだが、一方で全体のシルエット自体にはそれほど特徴があるわけではなく、なかなか判断が難しい。

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ドアを開けて乗り込んでみると、やはりエクステリアと同様にキラキラとした独特のデザインの内装が目に飛び込んでくる。 試乗車はGrandChicという上級グレードであり、実車に対面するまではもっと派手かと思っていたが、シートの色がダーク調であるからかそれほどでもないと感じた。


尤も、やはりエンジンを掛けると、180度反転する時計や、あらゆるところが菱形で統一されているデザイン等、やはり唯一無二であるのだが。


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というわけで内外装を見る限り、デザインを最優先したクルマかなと思ったのであるが、乗ってみると意外と云っては失礼であるが、良い意味で先入観を覆された。 


先ずは乗り心地がシトロエンっぽいのである。 タイヤサイズは、235/45R20というシトロエンのイメージからすると俄かには信じられないサイズであるが、路面の段差をフワンフワンといなす感じは何となくハイドロっぽく感じた。 このDS7にはカメラで路面状況を捕えて、その情報をもとにサスペンションの制御を変えるというシステムが搭載されているとの事である。 シートも以前のDS5程は固くない感じである。


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但し、高速の段差が連続するところでは、うねりを超えた後に揺れが一発で収まらず、なんとなく揺れが続くような感じとなるのがちょっと気になった。 これは18インチのSoChicではまた違う印象なのではと思うが。


エンジンは2リッターディーゼルであり、非常に自然なフィーリングである。


但し、同日にプジョーの5008に試乗したが、印象としては5008のほうがエンジン音等より静かな印象を受けた。 もっとも、遮音等の問題であるかもしれないが。


また、当日は激しい雨であり十分試せなかったが、運転支援システム等もフランス車としては最先端のものが搭載されているようである。


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というわけで、デザインは好みの問題があるが個性的であるし、乗ってもシトロエンらしい乗り心地に先進機能も満載と、なかなか魅力的に感じたのであるが、実際に購入を・・ となると今一歩
決定打に欠けるという印象も抱いてしまった。 同じPSAグループ内でもプジョー3008という強力なライバルが居るが、内装は3008のほうが先進性を感じるデザインであるし、また室内も広い印象を受けた。 また、使い方によっては気になるのがトランクルームであり、リアシートを倒さない通常の状態だとかなり狭いのではないか・・
とはいえ、取扱い販売店の少なさからも、希少性でいえば間違いなく輸入車のSUVの中ではすれ違う頻度はかなり低いと思われ、このデザインに惚れたのであれば良い選択ではと思う。

試乗してないので分からないが、ベストグレードは、恐らくSoChic、内装もバスティーユのブラウンがむしろフランス車のイメージに近いのではと。  ここのところ、同じPSAのプジョーの新型508, 208が色気を感じさせるデザインでデビューしており、モダンなデザインコンセプトを自認するDSブランドとして今後発売されるモデルがどのような個性を持って生まれてくるのか、大変楽しみでもあります。


DS Automobiles DS7 CROSSBACK Grand Chic BlueHDi

<主要諸元>

全長X全幅X全高: 4,590mm x 1,895mm x 1,635mm

ホイールベース: 2,730mm

車両重量: 1,720kg

エンジン種類: 水冷直列4気筒DOHCターボチャージャー

排気量: 1,997cc

最高出力: 130kW (177ps)/3,750rpm

最大トルク: 400nM/2,000rpm

トランスミッション: 8AT 

駆動方式: FF

燃料消費率(JC08モード走行) 16.4km/L 

メーカー希望小売価格: 5,620,000

試乗車は6,191,800円(パールペイント、DSナイトビジョンパッケージ(ナイトビジョンパノラミックサンルーフ))

公式サイト: www.dsautomobiles.jp


March 23,2019 Sat    JAIA輸入車試乗会2019  



witten by 美あんこ
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一昨年、ミドルクラスSUV『XC60』で”日本カー・オブ・ザ・イヤー”を初受賞し、さらに昨年もこのコンパクトクラスSUV『XC40』で二年連続受賞となり、ますます勢いに乗るボルボ。
XC40は、2015年に登場したボルボの新世代プレミアムクラスSUV『XC90』から続くSUVシリーズの末弟。
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XC40は大きく分けてT4、T4 AWD、T5 AWDの3モデルある。
T4とT5は共にガソリン仕様の2Lターボエンジンが搭載されているが、出力はそれぞれT4:190PS/300Nm、T5:252PS/350Nmとなる。さらにT4では前輪駆動(FF)と全輪駆動(AWD)の駆動方式が選択できる。
今回試乗したのは” T4 Momentum”というグレードで、ベーシックな前輪駆動のT4に、ハイパフォーマンスオーディオやナビゲーション、その他ユーティリティを充実させた仕様。さらに試乗車にはオプションのパノラマ・ガラスサンルーフやharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムなどが装備されていた。
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エクステリアは、兄貴分のXC60をコンパクトクラスにギュッと凝縮したような、塊感のある力強いシルエットが印象的な一方で、ディテールは北欧デザインらしく端正でクールなイメージも漂う。
爽やかなブルーのボディーカラー(Momentum専用色:アマゾンブルー)が、爽やかな春風のような印象。この日は生憎の天気でしたが。
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インテリアを構成するのは、プレミアムな素材ばかりではないが、シンプルながらも丁寧に仕上げられた北欧デザインと、Momentum標準装備となるライトグレーの内装カラーが、上質感と安らぎを与える。
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特にシートの素材感などは上質なソファーのようで、リビングにいるような寛ぎを与えてくれる。また、コンパクトクラスといえども全幅が1875mmあり、マツダCX5の1840mmなどよりも広いことで、ゆったりした余裕を与えている。
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センターには9インチの大型タッチディスプレーが配置され、各種車両設定やナビが表示できる。インテリアにも馴染むデザインで違和感は感じられなかった。最新車らしくメーターもフルデジタルとなる。
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ラゲッジはスクウェアな形状で奥行きもあり、必要十分な容量がある。フロア下にもスペースが用意されている。
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「2020年までに新型ボルボ車での交通事故による死亡者・重傷者をゼロにする」と標榜するボルボらしく、セーフティー&運転支援装置にも力が入っている。
要になるのが”City Safety”と呼ばれる衝突回避・軽減フルオートブレーキシステムで、歩行者・サイクリスト・大型動物まで検知したり、右折時や自社走行車線に進入してきた対向車の検知し、警告・自動ブレーキを作動させる。その他、全車速追従機能付ACCやレーンキープなど運転支援機能も充実している。
さらにこれらの機能はグレードに関わらず、全車標準装備としているところが徹底している。


生憎の雨天での試乗となったが、走り出すと、まずその軽快感に驚く。
ステアリング、ペダルなど操作系に加え、軽やかでシルキーなエンジンフィーリングが非常に気持ち良い。軽々しいとか頼りないという印象ではなく、きっちりした剛性感・力感を感じられた上の軽快感であり、いい意味でSUVを運転しているような緊張感はなく、リラックスしてドライブができた。
足回りもSUVにありがちな硬質さはなく、しっとりした印象。それでいて意外とシャープなハンドリングだった。ちなみに試乗車はスタッドレスタイヤを装着していた。
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T4に搭載されるエンジンは2.0L直列4気筒ターボエンジンで最高出力190ps/最大トルク300Nmとなる。
車両重量は1610kgあるが、追い越し加速などでも、思った通りの力強い加速を得られる。アクセルを強く踏み込んだ際にも穏やかで上質感を失わない滑らかなエンジンフィールは好印象。8速ATもこまめにシフトチェンジするが、非常にスムースで変速していることを意識することは殆ど無かった。
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わずかな試乗時間だったが、コンパクトクラスにおいても”北欧らしさ”溢れる個性と、カジュアルながらも漂う上質感、そして”ボルボ”たる安心感をヒシヒシと感じられ、正直不満点が見つからない完成度の高さ。
試乗中、最近よく耳にする「モノよりコト」というフレーズが頭をよぎった。家族で旅行、恋人と海へドライブ、仲間とスキー、一人で星を見に……「このXC40が傍らにいる人生」を想像すると自分の人生がより豊かになるのでは思わせるクルマだった。


VOLVO XC40 T4 Momentum
<主要諸元>
全長×全幅×全高:4,425×1,875×1,660mm
ホイールベース:2,700mm
車両重量:1,610kg
エンジン種類:2.0リッター 直列4気筒DOHC ターボ
最高出力:140kW(190ps)/4,700rpm
最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1,400~4,000rpm
トランスミッション:8段AT
駆動方式:前輪駆動
燃料消費率:13.6km/L(JC08モード走行)
メーカー希望小売価格:439万円(消費税込)
試乗車には以下のオプションが装備
チルトアップ機構付き電動パノラマ・ガラス・サンルーフ(206,000円)
パワーテールゲート(58,000円)
ホワイトカラールーフ(66,000円)
ワイヤレス・スマートフォン・チャージ(28,000円)
harman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステム サブウーファー付(100,000円)


ボルボ・カー・ジャパン 公式サイト:https://www.volvocars.com/jp

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March 8,2019 Fri    JAIA輸入車試乗会2019  



witten by はるぱ
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SUVの皮を被ったスポーツカー だが、一部気になる点が・・

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筆者は昨年の同試乗会で同じジャガーのリアルスポーツであるF-TYPE (400 SPORTS)に試乗しており、大いに気に入ったことからも、今回のE-PACEの試乗も大変楽しみにしていた。

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先ずはデザイン、外観はまさしくF-TYPEの車高を上げてSUVにしたような感じ。 特にCピラーからリアにかけての造形はまさしくスポーツカーのようである。 但し、全長は思いのほか短く4,410mm、それに対して車高は1,650mmと昨今タワーパーキングに入る1,550mm近辺のSUVも出てきていることから考えると意外と高く、それ故にやや腰高な印象を受けた。

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ドアを開けて乗りこむと、赤いレザーシートが華やかでテンションが高まる。 着座した感じも非常にタイトな感じで、むしろF-TYPEに近い印象である。


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E-PACEのエンジンは、2リッターのガソリンがチューンの違いで3種類、ディーゼルが1種類の計4種類のエンジンが有るが、試乗車はP300という最もハイパワーなガソリンエンジンであった。

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走り出しても、その印象は変わらず。 エンジンは踏めば勇ましい音を立てながら、パワフルに回り、またハンドルを切るとリニアに反応し、非常にスポーティな味付けである。

勿論それに合わせて、ブレーキも強力であり、スポーツSUVと云えるレベルである。


乗り心地は流石に足がかなり固められており、高速の段差を超えるとかなりゴツゴツとした振動が伝わってくる。 


とにかく、目隠しをして試乗をしたら視線の高さ以外はSUVとは分からないのでは・・と思う。


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勿論言わずもがな、最新のクルマ故、運転支援システム、安全装備等は充実している。

また、トランクルームも十分なスペースが有り、実用性も十分であると感じた。


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但し、一番気になったのが、内装の各部の質感である。

スポーティなモデルなので、パドルを使いマニュアルモードで積極的にシフトチェンジをと思い、パドルをクリックしたところ、何ともプラスティッキーな感触が。 シートは質感も高い本革製であるし、オプションのスエードクロスヘッドライニングも貼られている。 しかしながらこれらの部分の質感が高いから余計気になるのかもしれないが、プラスチック部分やシフト廻りのシルバーのプレート加飾部分、エアコンの調整ダイヤルの質感等が、オプションも含め総額で1,000万円にもなるモデルにしては、触った時の感じも含め何とも安っぽく、少々残念に感じた。

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勿論、姉妹車のイヴォーク、ディスカバリースポーツとは明確にキャラクター分けがされており、とにかくスポーティなSUVをという方には、魅力的なモデルであると思う。

但し、総額1,000万円で他メーカーのモデルとの比較となると、ドイツ勢ではポルシェマカンやBMW X4、はたまた価格的には安いがパワーでは大きく勝るアウディRSQ3等の強力なライバルが居る。


それらの中で積極的にE-PACEを選ぶポイントは・・ むしろ、ガソリンのベースグレードとなるP200やディーゼルモデルを選び、もう少しカジュアルに乗るのもいいのかなとも感じた。 機会があれば是非これらのモデルに乗ってみたいと思う。


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ジャガー E-PACE R-DYNAMIC HSE P300

<主要諸元>


全長X全幅X全高: 4,410mm x 1,900mm x 1,650mm

ホイールベース: 2,680mm

車両重量: 1,930kg

エンジン種類: 水冷直列4気筒DOHCターボチャージャー

排気量: 1,995cc

最高出力: 221kW (300ps)/5,500rpm

最大トルク: 400nM/1,500-2,000rpm

トランスミッション: 9AT 

駆動方式: AWD

燃料消費率(JC08モード走行) 10.9km/L 

メーカー希望小売価格: 7,490,000

試乗車は10,338,000円(メタリックペイント、エボニースエードクロスヘッドライニング、電動18ウェイフロントシート(フロントシートヒーター&クーラー、リアシートヒーター、メモリー機能付、Meridianプレミアムサラウンドサウンドシステム、コンフィギュアルインテリアムードランプ、ストレージパーティションネット、アダプティブダイナミクス、レッドブレーキキャリパー、20インチスタイル5051アロイホイール(5スプリットスポーク、グロスブラックフィニッシュ、セキュアトラッカー、デュアルビュースクリーン、追加パワーソケット、マトリックスフルLED、アクティビティキー、イルミネーテッドメタルトレッドプレート、パノラミックルーフ、ブラックコントラストルーフ、デジタルTV、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、コンフィギュラブルダイナミクス、ラゲッジスペースレール+リテンションキット、プレミアムフロアマット、プライバシーグラス、イオン空気清浄テクノロジー、スマートフォンパック、コールドクライメイトパック、ブラックパック)

公式サイト: www.jaguar.co.jp


March 6,2019 Wed    JAIA輸入車試乗会2019  



witten by カーくる編集部
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愛車のカスタマイズに欠かせないパーツと言えばサスペンション!

カーくるアウディA3号も快適性とスタイリッシュな見た目を手に入れたい!ということで世界中で大人気の「KW」のサスペンションでA3のアップデートを企てました。

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KWはドイツに本社を置くサスペンションメーカーです。

モータースポーツ活動も盛んで、VLNやニュル24h、FIA GT1やWTCRなどのトップカテゴリでは多くの成功を収めています。

豊富な経験と知識から生み出されたKWサスペンションはヨーロッパを中心に世界中のクルマ愛好家から熱い支持を集めており、今一番旬なサスペンションメーカーと言えます。

私自身、KWと言えばモータースポーツのイメージであったりオシャレでスタイリッシュなイメージがありますが、愛車に導入するのは初の試みです。

KW人気の秘密を探りたいと思います!

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A3号にチョイスした「Version1」


サスペンションを交換する目的は、乗り心地の改善、操縦性の向上、ドレスアップの3つがあります。
ラインによって様々な特性があるので用途によって選んでいきますが、KWサスペンションビギナーの私はKW車高調シリーズの中でエントリーモデルとなるVersion1をチョイスしました。

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Version1についてご紹介しますと、上位モデルであるVersion2、Version3と共にKW車高調の礎を担うモデルです。
Version2、Version3は減衰力調整式モデルですが、Version1は減衰力固定式となり、KWシリーズの中ではエントリーモデルと位置づけられています。
ただ、エントリーモデルとはいっても、KW製ですからその品質は高いです。
例えばスポーツ走行では「足回りはガチガチに固めてなんぼ」と思われがちですが、KWでは必要以上には硬くせず、むしろダンパーを積極的に動かしてタイヤを接地させることでグリップ力を発生させるという考え方で製造されています。
これにより乗り心地を落とさず、コントロール性を高めています
2018年のニュル24耐久を制したマンタイレーシングも同じ考え方で、もちろん優勝マシンにはKWがインストールされています。
このような豊富な経験と技術のフィードバック、そしてストリートの用途に応じた最適なセットアップによりコントロール性と実用性の両立を実現しています。

KW メーカーサイト
http://www.h-c.co.jp/006_kwclub_news/03-site/vol007_version1.php

「Version1」でA3の乗り心地はどう変わるのか?車高はどの程度下がるのか?など気になるポイントをご紹介します。

 

交換作業は橋本コーポレーションさんにて


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交換するKWサスペンションが決まったら次は交換作業です。
京都にあるKW JAPANのパートナーである橋本コーポレーションさんに訪問して作業をお願いしました。

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こちらが「Version1」です。
KWのイメージカラーである黄色と紫が目立つ可愛い配色です。


タイヤが外された状態です。

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元々付いていたサスペンションを外した状態です。

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取り外したサスペンションは錆ついていて長年の使用感がありますね。
KWサスペンションは素材がステンレス製ということに加え、コーティングがされているため錆びにくいのだそうです。
数年後見る機会があれば錆び具合もチェックしたいと思います!

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並べて比べてみると純正のサスペンションはコイルの巻きが3回転なのに対してKWサスペンションは7回転と、細かく多いスプリングなのが分かります。

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KWサスペンションが装着されました!

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やはりこのカラフルな配色はおしゃれですね。
普段見ることはできないのでタイヤを付ける前に目に焼き付けておきます!

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Before

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After

見た目だけでもすごくアップデート感があります!

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お疲れ様でしたのサスペンション。

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4本ともKWサスペンションに取り換えた後は別の場所に移動してアライメント調整を行い、A3のサスペンション交換作業は完了となりました。


作業場の向かいにあるショールームを少しご紹介します。

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車高と乗り心地はどう変わったか


KWサスペンションに交換した結果、フロントは約2.5cm、リアは約3.0cm下がりました。
これは最大に下げない設定です。(1番車高が高い状態)

では気になる見た目の変化を写真で見てみたいと思います。


Before

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After

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斜めからのBefore

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斜めからのAfter

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フェンダーとタイヤのスペースを見比べると少し下がっているのがわかりますね。
ですが見た目にもシャコタンというほどでもなく、しかしほどよく下がって良い塩梅です。
あまり下げたくなかった理由が、段差や駐車場の縁石で擦るんじゃないか、という不安があったからなのですが、この程度であれば日常運転に支障は出ていません。
車高の面では見た目&実用性で◎判定ですね!

次はもっと気になる乗り味です。
想像していたスポーツカーの足の硬さとは違い、街乗りでもストレスなくドライブできるしなやかな乗り心地は街乗り重視の私には嬉しいポイントです。
純正より硬い印象はありますが、実際に乗せた数人に聞いてみると、交換前とさほど変わらないと言う人もいて、サスペンションを変えたいけど家族や友人を乗せることを考えて躊躇してしまうという方にも良いと思います。

逆に乗り味が変わったと感じたのはコーナリングの収まりや走行中の揺れの軽減です。
スピードが出ている状態ですとコーナリングでの収まりの良さ、粘りの違いがしっかりと分かります。
ドライバーの意図したカーブで曲がってくれるので安心感が違います。
直線でも走行中の揺れが抑えられ車体が安定してくれるのでドライブ疲れの軽減にも繋がりそうです。
多くのレース経験で得た技術をフィードバックして生み出されたVersion1はエントリーモデルと言っても十分な性能を発揮してくれています。
車高はほどよく下げてカッコ良く、さらに快適でスポーティな乗り心地も手に入り大満足の結果となりました。
ということで操作性も◎判定です!

車高は少し下げたい人からがっつり下げたい人まで、乗り味はスポーツ性能も高めつつ、硬すぎないのが好みの人にオススメのサスペンションです。
KWサスペンションはラインナップも豊富で多くの輸入車の適合がありますので、気になった方はKW公式サイトで適合をチェックしてみてくださいね。
http://www.kwsuspensions.jp/

 

KWが気になった方はKW CLUBもチェック!


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KW CLUBに入会するとKWに関する情報の配信やKW製品の登録など、登録費・年会費無料で会員限定のコンテンツが楽しめます。
KWに興味がある方であればKW製品を持っていない方でもOKです。
キャンペーンやプレゼント企画などもあるそうです!
オーナーさんは購入したKW製品を登録しておくと、万が一故障やトラブルがあった時にはクラブの会員番号から商品を把握して素早く対応してもらえるのだそうです。

私は早速入会して製品登録しました。
何かあったときに安心ですしプレゼント企画などが楽しみです♩

KW CLUBの入会は公式サイトからどうぞ!
https://kwclub.h-c.co.jp/




INFORMATION

KW AUTOMOTIVE JAPAN株式会社
〒606-8374
京都府京都市左京区 二条川端東入難波209
TEL:075-761-7351

KW カーくるブログ
http://carcle.jp/blog/kwjapan/

橋本コーポレーション カーくるブログ
http://carcle.jp/blog/hashimoto/



February 13,2019 Wed    取材レポート  



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突然ですがみなさん、自動車盗難、部品盗難、車上ねらいなどの自動車関連犯罪が1日に何件発生しているかご存知ですか?

正解は1日およそ500件です!

車両関連犯罪は日々のニュースに取り上げられることが少なく、これだけたくさんの車両関連犯罪が発生していることを知らない方も多いのではないでしょうか。
車を大事にされている人であれば聞き流せない話ですね!

今回は様々な車両関連犯罪から愛車を守るカーセキュリティについて名古屋市天白区にある『セキュリティラウンジ名古屋』さんで最新のカーセキュリティについて教えていただきました。

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セキュリティラウンジについて

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セキュリティラウンジはカーセキュリティでトップシェアを誇る加藤電機さんが運営するカーセキュリティ専門店です。
2005年にセキュリティラウンジの1号店が誕生しました。
現在は全国にフランチャイズを19店舗展開しています。(2019年1月取材時点)

カーセキュリティは取付が複雑で高度な技術が必要になるため、各店舗には防犯設備士、プロショップ認定資格を有した取付士が在籍しており、接客から取付まで一環して行う仕組みを実践しているそうです。
また、取付に必要となる車両情報はいち早く調査し、店舗間で共有しているそうです。新型車や外国車など情報がまったくない車両に関しては、実車確認を行ない施工方法や配線取得先などを時間をかけて検討するそうです。

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最新の盗難事情

車両犯罪が多い地域や被害に遭いやすい車両について教えていただきました。
発生件数は2017年時点では1位:茨城、2位:大阪、3位:千葉といった順位になっています。
やはり大きな都市で多い傾向にあるようですが、茨城県がワースト1位なのは意外でした。

盗難されやすい地域性もあるようで、盗難車は盗難後速やかに海外に運ばれるため、港が近いエリアは狙われやすい傾向にあるそうです。

車種別で見ますと、1位:ランドクルーザー、2位:プリウス、3位:レクサスLSという順位です。
1位のランドクルーザーは盗難車の割合が驚きの21%を占めています。
茨城県で港近くに住んでいるランクルオーナーさんは特に盗難対策が必要ですね!

セキュリティが甘いクルマが狙われやすいと思っていましたが、トヨタのレクサスがトップ10のうち3つも入っていました。
窃盗団は純正のセキュリティを破るノウハウがあるのでしょうか?
純正のセキュリティがしっかりした車でも安心できないことがわかりました。

新しい車両盗難の手口として注視されている「リレーアタック」というものをご存知ですか?
スマートキーの特性を利用したもので、スマートキーが出す微弱な電波を中継器で飛ばし、離れた場所にある車のドアを開け盗むという手法です。
海外では実際に事件が確認されていますが、大阪でも未遂ですが事件が確認されており、日本でも今後被害が出る恐れがあります。

リレーアタックを防ぐために加藤電機さんが開発したのがこちらの商品です。
缶の中にスマートキーを入れることで電波を遮断することができます。
VIPERのロゴ入りで守ってくれそうな安心感(缶?)ですね。

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おすすめのカーセキュリティは?

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セキュリティラウンジさんで取り扱うカーセキュリティはVIPER(バイパー)とHORNET(ホーネット)の2種類です。
車上あらし対策としてオススメなのはHORNETで、車両盗難の対策としておすすめなのはVIPERになるそうです。
ホーネットはカー用品量販店さんでも購入できますが、バイパーは認定された専門店でのみ取り扱いしている商品で、取り付けが複雑になるそうです。
また接客の時に、お客様の車の保管場所やライフスタイル、心配なことなどをヒアリングし、基本機能に加え、豊富なオプションを追加してオリジナルのバイパーカーセキュリティを構築するそうです!

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操作方法による防犯性の違いもポイント。
操作方法は、大きく分けて2つあるそうです。

純正キーレスに連動して操作するタイプとカーセキュリティの専用リモコンで操作するタイプです。
キーレス連動タイプは、名の通り純正キーレスの操作に連動していますので操作が簡単!!
いつも通りのロック、アンロック操作でセキュリティ機能が追加されるため便利。専用リモコンタイプは、操作は複雑ですが本気で車両盗難を防ぎたい方にお勧めのモデルだそうです。

専用リモコンにはIDコードが7378京6976兆通り以上あり、一度使ったコードは2度と使われることはなく、最近、話題のリレーアタックによる車両盗難手口にも対応しています。
セキュリティ作動中は純正キーレス(リモコン)持っている本人でもエンジンをかけることはできませんので専用リモコンは紛失しないように大切に携帯しましょう!!

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専用リモコンはスマートなデザインで持ち運びにも便利だと感じました。


さらに、通信機能を搭載した商品も種類豊富にあり驚きました!!普段使っているスマートフォンがリモコン代わりになって、クルマのロック、アンロックができたり、エンジンスターター機能でエンジン始動できたり、、、、便利すぎる❤

もちろん防犯面も優れていて万一の車両盗難時に追跡できる緊急通報サービスや位置検索機能まで搭載していて驚きました。GPSタイプやPHSタイプ、さらに専用アンテナタイプ(SANフラワー見守りサービス)は、専用レーダーを使うことで屋内でも50センチの距離まで探すことができる優れもの!!これなら安心できますね。

このように様々な機能の商品ラインナップがありますが、ホーネットだと5万円台~、バイパーは機能が豊富にあり、約10万円~様々な機能を盛り込んだモデルであれば20万円以上になるそうです。
ご予算や目的に応じて、セキュリティラウンジでじっくりとお話をしながら決めることが出来ますので、気になった方は是非一度訪問してみてはいかがでしょうか。
説明だけでも快くしていただけますよ。

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IMG_0899.jpg豊富な商品ラインナップからぴったりなカーセキュリティを選択できます。

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他にも様々な防犯グッズがあります。


また、防犯に加えて、音や光などをファッション感覚で楽しむ上級者なお客様もいらっしゃるそうです。

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セキュリティの動作掲示灯もデザインやカラー、光り方など様々です。


セキュリティの作動、解除の際に英語で「VIPER ARM(バイパーアーム)」「VIPER DISARM(バイパーディスアーム)」とかっこ良い発音で声(ボイス)が出るボイスモジュールと呼ばれる人気商品もあるそうです。
注目されたい方にピッタリです!コンビニなどでみんなが振り返るのが目に浮かびます(笑)


デモカー実演

IMG_0972.jpg

実際にデモカーで実演をしていただきました。

こちらはドアが衝撃を感知した際に鳴る警告音です。(音が出ます)

こちらはドアが開けられたときの警告音です。(音が出ます)
上の動画よりも大きく激しい音で犯人を威嚇します。


犯人が犯行(車両盗難)にかける時間は、およそ5分~10分といわれているそうです。セキュリティラウンジでは、その5分~10分では盗難できないカーセキュリティシステムの取付を常に意識して取付されているそうです。
また、家電と違い、電源を押すだけでは正しく作動しないのもカーセキュリティの最大の特徴とのこと。カーセキュリティが持つ防犯機能を生かすには、正しい商品知識と電装知識と防犯知識を持ったカーセキュリティ専門店が必要不可欠です!!と言い切っていらっしゃいました。

蛇足ですが、筆者の近所によく誤報を鳴らしている車がありました。またあそこの車が鳴っている・・・と周りも慣れてしまっているので、本当に盗まれそうなときに大丈夫かと心配になりました。

カーセキュリティの肝はインストール作業なので、信頼のプロショップで行ってもらうので安心ですね!

ご興味のある方はぜひセキュリティラウンジ名古屋さんでお話を聞かれてみてはいかがでしょうか。

またセキュリティラウンジ名古屋では、カーセキュリティ以外にもパーソナルセキュリティとして「SANフラワー見守りサービス」の販売をしております。
SANフラワーは最先端の特許を用いたIot技術で、SANレーダーにより電波を直接検出することで人やモノの位置を最小誤差50cmで特定することができるそうです。
驚くことにSANタグの技術は最新のVIPERにすでに搭載されており、緊急時の捜索・発見に役立つだけではなく、今後さまざまなサ-ビスに応用ができるそうです。

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SANタグ

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SANレーダー

お子様やご老人、ペットに持たせることで犯罪や迷子を防ぐことができます。
カーセキュリティ以外でも安心、安全な社会に貢献していきたいとお話していただきました。

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SHOP INFORMATION

セキュリティラウンジ名古屋
http://www.security-lounge.com/access/nagoya
〒468-0013
愛知県名古屋市天白区荒池2丁目1303番地
TEL:052-715-8018
FAX:052-715-8019
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日

加藤電機 公式サイト
http://www.kato-denki.com/

VIPER・HORNET 商品サイト
http://www.kato-denki.com/carsecurity/




February 12,2019 Feb    取材レポート  



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