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アメリカの自動車用塗料メーカーであるアクサルタ コーティング システムズ社は、
過去60年において人気があった車体色についてまとめ、発表しました。

CapD20140228-2-thumb-471x371-33968.jpeg


車のイラストは、北米市場での人気色の推移を示しています。

1953年を左端、2013年を右端として、その年にもっとも人気を博した車体色が左から順番に並べられています。

その下に、北米・アジア太平洋・欧州・南米での、調査開始以降の毎年のベスト5ランキングが示されています。



気付いた点を列記しますと、大きな傾向としては・・・

・北米では長らく緑・青・茶などの有彩色が人気だったが、次第に白・銀・グレー・黒などの無彩色の人気が高まり近年は上位を独占

・欧州では86年まで赤が1位だったが、それ以降は北米同様に無彩色が台頭した

・アジア太平洋、南米は元々無彩色が強いが、近年はそれがより顕著に

といったところで、世界的な「有彩色から無彩色へのシフト」が表れています。



そして、さらに詳しく見て行くと・・・

・黒は80年代後半から突如として流行し始め、一定のポジションを築いた

・無彩色の中でも、人気は銀から白へとシフトした
(欧州、南米はここ数年で白が急上昇し、4地域の全てで白が1位に)


といったところが目立ちます。


(過去記事【「ホワイトな」日々】【車の世界的な人気色は?】の内容を裏付ける結果です。webCGでも、同様の解説がされています。)


この傾向の理由を探すのは難しいですが、あえて推測すると

・自動車のデザインがより抑揚に富むようになり、「陰影が映える色」が好まれるようになった(色よりも形に主張を求めるようになった?)

・各種コーティング技術が発達し、白や黒が「汚れが目立ちやすい色」では無くなった

といったところでしょうか・・?





さらに別の角度から分析した資料も公開されています。

昨年2013年の車体色の比率の、地域別・国別や車種別のデータです。


まずは全世界での比率を見て行きますと・・・。


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白、黒、シルバー、グレーの無彩色が計76%と大半を占めています。

1番人気の白は、その多くがソリッド色で、パール色は少数です。

2番人気の黒は、その逆にメタリックが多く、ソリッドは少数ですね。

かつては北米での人気色だった緑は、いまや個性派になりました。



次に車種別のデータでは・・・


CapD20140228_4-thumb-471x285-33987.jpeg
 

上段は北米、下段は欧州ですが、だいたい同じような傾向になっています。

全車種での比率と比較して、トラック/SUVは白が強く、高級車は黒が強いです。

赤いトラック/SUVは、北米では有彩色のトップですが、欧州では人気がありません。確かに赤いピックアップといえばアメリカ、というイメージがありますね。



最後に・・・

CapD20140228_1-4-thumb-377x573-34021.jpeg
 

国別のデータも含む、資料全体ではこのようになっています。

全体的な傾向を言葉で表すのは難しいですが、断片的に気付いた点としては・・・。

・インドはかなり独特の嗜好をもっている

・ロシアでは緑が、中国では黄が比較的人気がある

・南米・アフリカ・韓国は、黒が比較的人気が無い

・日本は世界で唯一、ソリッドホワイトよりパールホワイトの方が人気がある

といったところです。

国民性や文化の違いが反映されているようで、面白い資料だと思います。

 




そして、世界でもヨーロッパでも日本でも白が1番人気ということで・・・

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特別仕様車【116i Fashionista(ファッショニスタ)】が470台の台数限定で発売されました。

昨年3月9月 にも発売され大好評を博したモデルの、3度目の登場です。



 

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特別な内外装に最新の安全装備を装備した、とても魅力的な車です。

アルピンホワイト3(ソリッド)に加え、オプションでミネラルホワイト(パール)もお選び頂けます。


ぜひ、この春は「世界的な人気色」をまとってお出かけ下さい。 G.Sekido




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3シリーズ GT(グランツーリスモ)の試乗車ができました。

320i Gran Turismo  Sport のブラック・サファイアです。




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5シリーズを上回る後席の居住性と、
3シリーズ ツーリングを上回るラゲッジルーム容量
滑らかなルーフラインに包んだ、「美しき革新」です。



運転した印象をお伝えする前に・・・

この車の特徴を語る上で欠かすことができない車が、先日ドイツでBMWから発表になりました。(日本では未発表です)




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4シリーズ クーペの4ドア版である、4シリーズ グランクーペ という車です。




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上が3シリーズ グランツーリスモ (3GT)、
下が4シリーズ グランクーペ (4GC)です。

共に流麗なルーフラインとハッチゲートを持つ5ドアです。
他の画像を見ても、フォルムもディテールも似ているように見えます。


「そんな似たような車を出さなくても・・・」 と思われるかもしれませんが、
実はこの2車の特性は大きく異なります。




3gt3s4gc-7-thumb-471x503-33552.png

上から3シリーズGT、3シリーズ セダン、4シリーズGCです。(全てM Sportです)
※画像の大きさは、実際の車両の大きさに比例させてあります。



セダンを基本とすると、よりユーティリティーを高めたのが3GT、
よりスポーティーに振ったのが4GCです。

ホイールベースが長く、全高も大きい3GTはボリュームがあります。
一方4GCは全高が低くガラスが上下に薄く、より流麗です。

セダンを軸とすると、両車の狙いは180度逆を向いています。




3GT3S4GC-9-thumb-471x385-33601.png
 

諸元図を見ると、3車の違いが数値となって表れています。
※この画像も、実際の車両の大きさに比例させてあります。

いずれもスタイリッシュにデザインされてますが、緻密に差別化されています。

3GTは前後座席距離が明らかに長く、頭上にも余裕があります。
4GCは3セダンより全高が40mm低いですが、天井~座面の寸法の差は十数ミリなので、実用上の支障は無さそうです。


シリーズGT ~ シリーズセダン ~ シリーズGC の関係は
シリーズGT ~ シリーズセダン ~ シリーズGC の関係と同じ、
とも言えるかもしれません。



と、3GTの位置付けがはっきりしたところで・・・。

IMG_3659-3-thumb-424x318-33495.jpg
 

運転席の着座位置の高さは3シリーズセダンとX1の中間といった印象です。

運転席はデザイン的には3シリーズセダンと変わりないものの、
少し高い着座位置が優れた視界と乗降性をもたらしています。



そして運転した印象は・・・

セダンと比べ110mm長いホイールベースと、10%ほど増した車重により、より落ち着いた乗り味です。
かといって鈍重だったり退屈だったりということはもちろん無く、好みの違い程度の差だと思います。

例えるならスキー板やサーフボードの長さの違いといったイメージでしょうか。
(私はサーフィンはしませんが・・^^;)


高速での直進安定性や上下動の少なさは、むしろ3GTの方が優れています。

後席の居住性はもちろん、乗り心地という点でも利点があると思います。




 IMG_3664-2-thumb-471x353-33491.jpg

身長が高いお子様をお持ちのご家族や
荷物をたくさん載せたいけどツーリングは好みじゃないという方はもちろん、
高速道路での移動が多い方やスキーは長い板に限るという方、
アルペン競技は回転よりスーパー大回転が見応えがあるという方も?
ぜひ3GTにご試乗してみて下さい。

(試乗車は貸出中の場合がありますので、事前にご連絡頂けると確実にご試乗頂けます)

お待ちしております。  G.Sekido



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先週に引き続き、今週も日本各地で大雪が降っています。


ところでBMWは、実は雪に強いブランドでもあります。

現在ではXモデル (X1,3,5,6) の販売比率が全体の1/3に達する」そうです。

BMW、4WD車ナンバー1ブランドを維持」というニュースが出たこともあります。



そんな「雪に強いBMW」の面白い広告を、ネットでいくつか見つけましたのでご紹介いたします。


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( 路面の矢印は直角に曲がり、雪山の斜面へといざないます。

  あえて車両は写さず、BMWマークのみを載せているのも面白いと思います。 




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SO.WHAT DID YOU EXPERIENCE TODAY?
(それで、今日君は何をやってきたの?)




 

 

( 雪に強いBMWに乗ると、こんなやんちゃもしたくなるようです )




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A car that alters many preconceptions:
for example,that snow is slippery.

(多くの先入観を変える車:例えば、雪は滑りやすい。)

The BMW 530xi with xDrive





 


( xDrive装備の5シリーズであれば、雪道でも平然と走れるようです )




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THE NEW BMW X5 4.4i、8気筒、320馬力




 



( ルーフに積もった雪が解ける前にビーチに着く程速いようです )





上のものと同時期に作成されたと思われる、こんな広告もありました。
雪は関係ありませんが、面白かったのでご紹介します。




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THE BMW X3 3.0d、204馬力





 

( この優れた走行性能に耐えるには、吸盤もこれくらいの大きさが必要なようです )
 




雪を絡めた動画もありました。


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2人でスキーで並走して、滑りながらビデオ撮影しているかと思いきや・・?



 



 


( スキーヤーを追いぬけるほどの、雪上の走行性能があるようです)



 

最後に、とても凝った作品をご紹介します。


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【Welcome to xDrive Village】

xDrive Village is a place with 365 seasons a year: There's rain, there's snow, there's hail - the people who live there love it. Most probably, because all their BMW vehicles are equipped with our all-wheel-drive system xDrive.

xDrive村には、年に365の季節があります。雨や、雪や、ひょうが降ります。
そしてそこに住む人々はそれを愛しています。彼らの全てのBMWが全輪駆動システムxDriveを装備しているためです。




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xDrive村では、ありとあらゆる路面を、楽しんで走ることができます。
路面の警告標識やタイヤチェーンは、過去の物として博物館に展示されています。
雪上を輪になって走る車のライトを、花火のように楽しんだりもします。

そんなxDrive村へ、あなたもお越しになりませんか?

 



( BMWの多数の車種に設定されているxDriveモデルに乗れば、そこがxDrive村です )

 





当ブログのカテゴリー【広告・宣伝】では、楽しい広告に関する過去記事をまとめて読むことができます。
ぜひこちらもご参照ください。



と、いうことで・・・。

 IMG_3676-2-thumb-471x353-32864.jpg

明日は、当地は雪から雨に変わりそうです。

ぜひ今週末は、私たちのBMW村にお越しください。

お待ちしております。  G.Sekido




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最速の1シリーズ、M135i (8AT・アルピンホワイト3) の試乗車ができました!

全国的にも珍しい試乗車だと思います。


コンパクトな車体に320ps・45.9kgmという強烈な直列6気筒ターボエンジンを搭載し
0-100km/h 4.9秒という一級の加速性能を持ったハッチバックです。


この車は、従来のMモデルとも通常モデルのM Sportとも違い、
M Performance Automobiles (エム・パフォーマンス・オートモビル) という扱いです。

M Performance Automobilesとは、
「 ハイ・パフォーマンス・モデルであるBMW M3などのBMW M モデルと、BMWのトップ・エンド・モデルの中間に位置づけられる新しいモデルであり、比類なきスポーツ性と優れた効率に加え、日常走行における高い実用性を提供する。」
という車です。




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通常モデルの M Sport との外観上の違いは控えめです。

フロントフォグランプは装備されず、ドアミラーカバーはシルバーに、ブレーキキャリパーはブルーに塗られ、車高は10mm低く、各部にMのエンブレムが付くといったところです。「見る人が見れば分かる」といった感じです。

(ちなみに、全てのMモデルおよび M Performance Automobiles はフロントフォグランプを装備せず、オプションでも用意していません。「軽量化や冷却性能向上の為に不要なものはそぎ落とした」という意思表示でしょうか。)


ディテールの控えめな違いはありますが、ボディフォルム自体は標準モデルの M Sport と変わりません。




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ちなみに、日本未導入の他のM Performance Automobilesの外観を見ても、ワイドフェンダーや専用スポイラー等の装備は無く、ボディフォルム自体は標準モデルのM Sportと変わりません。

「日常走行における高い実用性」への配慮だと思われます。




M135-thumb-471x353-32133.jpg

左右2本出しのエキゾースト・パイプはブラック・クローム仕上げ、
エンジンカバーには///M Performanceのロゴ、
ステアリングはグリップが太く、シフトレバーはスポーツATタイプ、
回転計の下には///M 135iと液晶表示されるなど、
専用装備や演出がされますが、どれもさりげないです。

気分をことさらにあおる演出や、これ見よがしなドレスアップはされていません。

「肝心なのは中身だ」と言うことでしょうか。


と、いうことで試乗した感想は・・・


まずは自動車情報サイトの記事を引用させて頂きます。




1351-thumb-424x282-32135.png


> 現時点で、もっとも完成度の高い=実用も趣味もまかなうホットハッチ(コンパクトスポーツカー)、だと言っていい。
という最高の評価をされています。



個人的な感想は・・・

とてつもなく速いです。しかも、粗さが無く精緻さを感じさせる速さです。

E90時代の335i等から採用された3Lターボエンジン(N55型)をベースにしながら、さらにパワフルです。

専用の鍛造クランクシャフト等の効果もあり高回転域は滑らかさを増し、専用の排気系統による抜けの良いエキゾーストサウンドと共に、突き抜けるようにレッドゾーンまで回ります。


さすがMの血統を継ぐモデルです。


8速スポーツATは、ダイレクト感、シフトスピード共に素晴らしいです。
ルーズさとは無縁で、MTの必要性を感じません。


バリアブル・スポーツ・ステアリングは、大きく曲がるシーンでは回頭性の高さを、高速走行時には安定性をもたらし、どんなシチュエーションでも思った通りのコーナーリングを可能にします。インフォメーションに富みながら操舵力が軽いこともあり、軽快感も高いです。


しかも、素晴らしいハンドリングを持ちながら、乗り心地も優れています。
アダプディブMサスペンションを「スポーツ」にしても、不快な突き上げとは無縁です。
引き締まった足元は外乱を一発で収束し、スポーティーというよりむしろ「上質」と表現したくなる程の乗り味です。
日常的な使用や多人数乗車にも全く差支えないと思います。


「最も小さなM」というよりは、「BMWの良さを最もコンパクトに凝縮したM」という印象です。



さらにこの車の素晴らしさを表現するために、あえて競合?他車と比較してみます。


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車名は書きませんが、某車と並べてみました。

共に300馬力オーバーのドイツ製ハッチバックということで、自動車情報誌・サイトではよく比較される2台です。


実は私はこの某車にも試乗したことがあります。
努めて客観的にその印象を記しますと・・・。

この某車もとてつもなく速いです。ですが、荒々しい速さです。演出も盛大です。
エキゾーストは終始大きくて、バックファイヤ風の音も疑似的に作り出します。
エンジンと対話するというより、一方的に吠えている感じです。




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ヘッドレスト一体式のシートは、見た目はレーシーですが、理想的な位置に調整することができませんでした。さらに後席からの視界に圧迫感を及ぼします。その後席は前後に狭くサイドウインドウも小さく、大人が長時間乗れる空間ではありません。

サスペンションは堅く引き締まり、常に前後左右に揺すられます。
4WDなのでハンドリングは安定していますが、楽しさを見つけだすことが困難です。

内外装の見た目は、街中よりサーキットが似合いそうなほどレーシーです。

荒々しい速さと乗り心地に盛大なエキゾーストで、「特別なモデルに乗っている」という感覚に溢れています。

ですが、しばらく乗っていると降りたくなりました。




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そもそも・・・
前後重量配分にも優れたFRで、6気筒3Lで、控えめに演出した車と、
FFベースの4WDで、4気筒2Lを盛大に過給し、盛大に演出した車とでは、
基本的素質や味わいの深さ、商品性の奥行きがまるで違って当然かもしれません。

(奥行きが無いからこそ盛大に演出したとも言えるかもしれませんが)



また、M135iの「控えめな演出」は、リーズナブルな価格という利点ももたらします。
5,238,095円(消費税抜)という価格は、この某車より85万円ほど安価です。

Mではない先代135iクーペより安価ですらあります。

それどころか、120i M Sportにオプションをフル装備した価格と大差がありません。
「エンジンのチューニング代はほとんどタダ」と思えるほどのバーゲンプライスです・・・!


M Performance Automobiles という新しいモデルを立ち上げた目的は、
「日常走行における高い実用性」や「優れた効率」とともに、秘めた狙いとして
「選択・集中して費用を投じる事により、リーズナブルに更なる高性能を得る事」にあるように思えます。


 

 IMG_3647-2-thumb-471x353-32166.jpg

そんな、「BMWの良さをリーズナブルに凝縮した、大人のM」であるM135iにぜひご試乗にお越しください。

(この試乗車は人気が高いため、ご試乗をご要望の際は担当セールスまでご連絡・ご予約されることをお勧め致します。)

お待ちしております。 G.Sekido



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昨年12月に「改正道路交通法」が施行され、自転車の交通ルールが変わりました。

当ブログの昨年5月の記事【自転車の交通ルールと「車道外側線」】の内容を改める意味も含め、最新の自転車のルールについてまとめてみます。


少々長くなりますが、ご容赦のほどお願い致します。 m(__)m




img_05-thumb-236x153-8636.gif

★自転車は「軽車両」であり、原則として車道を走ります。




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★自転車の右側通行は禁止されています。




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★例外として、次のような場合は、自転車は歩道を通行できます。  
(1)道路標識や道路標示で指定された場合

 (2)運転者が13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者、 身体の不自由な方の場合
 (3)車道や交通の状況からみてもやむを得ない場合

ただし自転車道が設けられている道路では、やむを得ない場合を除き、自転車道を通行しなければなりません。

(注意して見てみると、歩道はかなりの割合で「自転車通行可の標識」が出されています。例えば交差点で横断歩道に隣り合って「自転車横断帯」がある場合は、その前後の歩道は基本的に自転車通行可になっています。)




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★歩道は歩行者優先です。

自転車が歩道を通行するときは、車道寄りの部分を徐行しなければなりません。

なお、自転車が歩道を走行する際の方向については定めがありません。
どちらの方向に走行しても大丈夫です。




そして、ここからが注目ポイントです。




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歩道が無い道路で、車道の脇に引かれた実線より外側を「路側帯」と言います。
自動車は、原則として路側帯を通行することができません。


では路側帯は、自転車は通行しても良いのでしょうか?




ROSOKUTAI2-thumb-283x312-31697.png

★自転車は路側帯も通行できます。
ただし、道路の左側しか通行できません。

※これが今回の道路交通法の改正部分です。以前は双方向に通行できましたが、車道と同様の扱いになりました。

※路側帯を示す線が2重の実線の場合は、「歩行者専用路側帯」なので自転車は通行できません。(といってもほとんど見かけたことはありませんが。)




さらに、この路側帯と紛らわしいのが、「車道外側線」です。




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歩道が無い道路に引かれた実線より外側は「路側帯」ですが、
歩道がある道路に引かれた実線は、「車道外側線」になります。
見た目は同じ白の実線ですが、意味合いが異なります。

ちなみにこの車道外側線は、「車両が通行するときに、端に寄りすぎると危ないからこの線の右側を通ってくださいね」というような目安です。

 

では自転車はどのような扱いになるのでしょうか?




CapD20130518_3-thumb-330x227-8657.jpeg

「車道外側線と歩道の間」は、車道と同様の扱いとなります。つまり

自転車はここを通行できますが、道路の左側しか通行できません

 

以前は路側帯と車道外側線の扱いが異なって紛らわしかったのですが、ともに左側通行と統一され分かりやすくなりました。

「自転車はキープレフト」という言い方で表せるようになりました。

(ただし歩道を走る場合は、「キープ車道寄り」ということになるでしょうか)

 

・・・以上、自転車の最新の交通ルールのまとめでした。




今回の法律改正の理由は、自転車(および自動車)の安全性の向上です。


★自動車と自転車が逆方向に走る(すれ違う)ことは、非常に危険です。

自動車と自転車の相対速度は、順方向の場合は引き算(「自動車の速度」マイナス「自転車の速度」)ですが、逆方向の場合は足し算になります。

例えば自動車が45km/h・自転車が15km/hだとすると、相対速度は順方向の場合30km/h・逆方向の場合は60km/hと2倍にもなります。


事故にあう危険性は相対速度に伴って増加します。

そして事故にあった時の運動エネルギーは、相対速度の2乗に比例します。
(先程の例だと、逆方向だと運動エネルギーは4倍!にもなります。)



★車道や路側帯の逆走(右側通行)は、交差点での危険も増します。




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建物等が近くなるので、自転車が自動車からの死角になりやすいためです。
逆に、自動車が自転車からの死角になりやすい、ということも言えます。




img-131114339-0001-3-thumb-377x267-31775.jpg

実際の事故発生件数から見ても、「車道の逆走」はケタ違いに危険なようです。
路側帯の右側通行についての数値はありませんが、同様に危険だと思われます。

「歩道(建物寄り)の右側通行」も、2番目に危険ですが、
(車道寄り)の場合は危険がその20分の1以下になっているのも注目です。



ルールの変更に伴い、こんなCMも制作されたようです。


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 CapD20140201-thumb-377x254-31708.jpeg

自転車は車道でも路側帯でもキープレフト」
さらに「自転車は歩道ではキープ車道寄り」
というルールがもっと浸透することを願っています。

以上、長々と失礼いたしました。
お読み頂き誠にありがとうございました。  G.Sekido



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