「MARVELL」(マーベル)ってご存知ですか?
「MARVELL」というと半導体業界の人なら知らない人はいない大企業らしいです。
http://www.marvell.com/
今回のお話は、前回の日記で書いた、導入したばかりのキューブPCベアボーンキット「Shuttle SA76G2」のお話です。
http://www.shuttle-japan.jp/Product/SA76G2/sa76g2.html
なぜ「MARVELL」が「Shuttle SA76G2」の話につながるかと言うと、ネットワークチップがMARVELL製88E8057なのですよ。
「MARVELL 88E8057」は安価なPCI-ExpressのGiga-NIC(1000baseTのLANカード)によく採用されているチップなのですが、「安価」ってのがミソでサーバ用途では使いません。
ここに誤算が・・・・
今回サーバの仮想化をおこなうにあたって、仮想化されたOSのボトルネックが少ないスーパーバイザー方式での仮想化を予定してました。
(仮想化・スーパーバイザ方式については省きますので検索してください)
候補としては、有名どころの無償仮想化製品2種どちらかを予定していました。
・Citrix XenServer 5.5
http://www.citrix.co.jp/products/xenser/xenser.html
・VMware ESXi 4.0
http://www.vmware.com/jp/products/esxi/
もちろん、サーバ用途向けの製品です。
気持ち的には、「Citrix XenServer 5.5」を使おうかとおもっていたのですが、「MARVELL 88E8057」は非対応!?
「VMware ESXi4.0」も「MARVELL 88E8057」は非対応!?
ネットワークが使えなければどうにもなりません。
「マーベルの馬鹿ヤロー!」なのです。
実際は「MARVELL」や「Shuttle」が悪い訳では無く、コンシューマベースであるキューブPCでの「MARVELL」NICの採用は、安価なNICで一般的に採用されている事から見ても順当で、私の機器選定が悪かったのですが・・・心情的に(T-T)
上記2種はスーパーバイザ方式なので、追加のドライバなども導入できない。
手持ちのIntel製NICを追加すれば利用できるのだけど、今回はNICが2系統必要なので内蔵NICが使えないとどうしようも無いので採用を断念。
そこで、Windowsベースでドライバの追加ができスーパーバイザ方式の「Hyper-V Server 2008
」(無償版)をと思ったのだが・・・
http://www.microsoft.com/japan/servers/hyper-v-server/default.mspx
WindowsVistaかWindows2008(Vista系)を使わないとまともに管理ができないらしい・・・そんなの無いし(T-T)
うちはまだXP系だよ!
残るは、オープンソース版のXenしかないのだけどリモート管理ができないんだよね・・・Linuxだし。
http://www.xen.org/
・・・どうしようかなぁ?
稼動までの道のりは長そうだ(--;