皆さんこんばんは~
前回のブログで御札についてお話しました。
その中で我が家が崇敬する神社が"熱田神宮"だと申し上げました。
私は名古屋市は熱田区で生を受けた事もあり、熱田神宮は思い入れが強い神社です。
地元の人は親しみを込めて"あったさん"と呼び、私の祖父母や両親も何かしらあるとこの"あったさん"に詣でていました。
勿論私の七五三もこの"あったさん"でした。
実は熱田神宮は今年創祀1900年を迎えたそうです。
参道にはその歴史を綴ったパネルが数枚掲げられていました。
熱田神宮は名古屋市南部の熱田台地の南端にあり、古代ではこの場所は伊勢湾に突出した岬であったと考えられています。
現在では数km先まで埋め立てが進んでいますのでその面影は見られませんが、少し裏通りに入ると急な坂が随所にあり、この地が台地だという事をうかがい知る事ができます。
そしてこの熱田神宮の名前を有名にしているのは、何と言っても三種の神器の1つ"草薙剣(くさなぎのつるぎ)"を祀る神社としてでしょう。
別名天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)ともよばれ、ご存知の様に諏佐之男命が出雲国で退治したヤマタノオロチの尾から出てきた太刀で、天皇の持つ武力の象徴てあるとも言われています。
静岡県にある焼津や草薙という地名はこの草薙の剣に由来する地名なんですよ。
一枚目の写真は、正門から真っ直ぐに進んだ二番目の鳥居です。
この鳥居を潜ると左手に手水舎があり、その隣には弘法大師お手植えと言われる大楠があります。
この大楠は境内にある七本楠のひとつに数えられ、樹齢千年とも言われています。
いよいよ三番目の鳥居を潜ると本宮が現れます。
そしてこの鳥居の近くにひっそりと佇んでいるのは、かの織田信長が桶狭間出陣の際必勝祈願として立ち寄り、見事大勝したお礼として奉納した"信長塀"です。
この信長塀は日本三大土塀に数えられています。