バッテリパック再生秘技
Lenovo IdeaPad Flex 14 バッテリーが使えない状態だったのですが、端子電圧を測るとほとんどゼロだったので分解しました。
3x3セルのLi-ionでした。
ステップ1
どのセルブロックも2.5Vぐらいしかありませんでした。
下限電圧を切っているため、内部基板の過放電から保護する機能によって外部から切り離されているようです。
セルブロックを強制充電しました。(電流計付きの可変電圧の安定化電源をつないで)
PC本体に戻して充電すると、じきに容量表示100%になりました。が、DELL Inspiron N5447 ACアダプタを抜くと1分くらいしか持ちません。
内部基板が充電した量を積算しているようです。(PC本体とシリアル通信してます)
ステップ2
端子に抵抗をつないで(内部基板を通して)放電しました。
過放電から保護する機能があるので、放っておけば自動的に電流は止まるようです。
ひとつのセルブロックだけが下限電圧になっており、他はまだ電圧が高い状態でした。(3.5Vくらい)
これではAcer VN7-591G 対応充電池充電しても、こんどは過充電から保護する機能によって充電が不完全なまま終わってしまいます。
他のセルブロックを直接個別に下限電圧まで放電しました。(この放電には保護は効きませんので電圧を測りながら慎重に)
PC本体に戻して充電すると、2~3時間かかって容量表示100%になりました。
1時間以上もつようになりました。新品とは比較になりませんが、停電対策が目的なので充分です。
まとめ
崩れているセルのバランスを取れば能力を活かしきれる。
内部基板に充放電電流を知らせることが重要。
ではまた。