最も電源トラブルの原因になりやすいもの
ノートパソコン特有の部品で、かつ最も電源トラブルの原因になりやすいものが、
このバッテリーです。
ノートパソコンの電源は、
コンセント → ACアダプタ → ASUS X450CC Series 交換用充電池 → パソコン本体
という順で供給されています。
バッテリーが正常であれば何の問題もないんですが、
バッテリーが劣化していて定格起電力を保持できなくなっている場合、
パソコンの電源を投入するという一発目の動作すらままならなくなります。
冒頭の、電子回路として機能しない状態です。
パソコンの電源ボタンって、機械的なON/OFFスイッチじゃないですからね。
ACアダプタをパソコンから外し、次にHP Zbook 14 対応バッテリーを取り外します。
つまり、パソコン本体に対する電源供給を断ちます。
バッテリーを取り外したら、今度はACアダプタだけをパソコンにつなぎます。
その状態で電源ボタンを押すと・・・起動するかもしれません。
このような症状は、特に購入後5年以上経過したノートパソコンでありがちです。
私が見たパソコンはすべて、Yoga 3 Pro バッテリー単独では起動できないほどバッテリーが劣化していました。
逆に、ACアダプタ単独では起動できるのです。
ACアダプタは正常な出力を保っていたからです。
この方法で起動すると、持ち主さんからはびっくりして喜ばれます。
実は根本的解決になっていないんですが、関係ないみたいです。
昔のノートパソコンでは、写真のようにケーブルがやたら細いものが多かったんですが、
断線が多発したためか、最近のノートパソコンでは、DC側ケーブルも以前よりは太くなっています。
従って、昔に比べれば断線しにくくはなってきています。
コンセント側の電源ケーブルが、Alienware 13 ACアダプタにしっかり挿さっているかどうかも確認したほうがいいです。
いわゆるメガネケーブルが使われていることが多いんですが、
製品によってメガネコネクタ部の長さが微妙に違ってたりします。
メガネケーブルだけ別のものを使ってて、ACアダプタの端子に届いていなかった、
なんて事例も以前ありました。