「Gocarの新くるま情報」のキャスターGocarです。平日毎日夜8:00と日曜日夕方4:00からはライブ配信をお届けしています。クルマ好きの皆さんに楽しんでいただけるよう努めておりますので、どうぞチャンネル登録もよろしくお願いします。
2025年1月10日から12日まで、千葉県の幕張メッセにて開催されている「東京オートサロン2025」の取材へ行ってきた。カスタムカーの祭典として、今回で43年目を迎える。昔は「改造車ばかりが並んでいるイベント」というイメージが強かったが、近頃は自動車メーカーの出展も多く、新しいモデルの発表をされることも少なくない。今回、私は自動車メーカーやインポーターのブースを取材して、私Gocarが特に注目したクルマについて、レポートをお届けしたい。
今回は「ダイハツ」である。ダイハツはトヨタグループの一群でありながら、認証不正問題に揺れ、元気さがトヨタグループの中では欠けるメーカーとなってしまっている。しかし、今回の東京オートサロンでは、車好きを喜ばせる1台が展示されていた。
それが「ミラ イース GR SPORT コンセプト」である。
「GR SPORT」はご存じの通り、トヨタから派生したスポーツブランドの名称であるが、同じグループとして「ミライース」に今回コンセプトモデルが追加された。
実際にどのようなところが新しいかというと、エンジンは660ccで、ノーマルのミライースにはNA(自然吸気)エンジンしか用意されていないが、これはターボチャージャー化。そして、トランスミッションには5速マニュアルが搭載された。専用のフロント・リヤバンパー、スポーツシート、オリジナルボディカラーが特別である。
スズキは割と最近まで「アルトワークス」を販売していたが、現行モデルは「ワークス」は用意されない。古い話で恐縮だが、「ダイハツ ミラTR-XX」や「三菱 ミニカダンガン」、「スバル ヴィヴィオ RX-R」などこういったホットハッチ軽がにぎわった時代があった。それを思い出させるこの「ミライース GR SPORT コンセプト」であるが、まだ市販化は決まっていないようである。
これについては、エンジニアの知り合いの方に教えていただいたのだが、専用のフロント・リヤバンパーにある抜け穴の網が鉄板をレーザーで切り抜いて、バリも面取りされている、スーパースポーツカーがやるような高額なものだそうだ。量産に向けての車両ならば、プラスチックを使うか、針金を編み込んだ程度のものでないと、コストが合わないようである。さて、今回のオートサロンでの来場者の反響はどうだったのだろうか。
私自身は、こういったクルマが登場することで、気軽に運転を楽しめるクルマが増えるわけだから大賛成だ。ぜひ、元気のないダイハツだからこそ、前向きに検討してほしい1台である。
今回の「東京オートサロン2025特集」はYouTube「カーくるチャンネル」ともリンクしている。ぜひ、こちらもご覧いただきたい。
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