小さいとき、父はトラックの長距離運転手でした。
あんまり家にいなかった父が、たまに夕方ごろの時間に「トラックに乗るか?」という事は、深夜の高速に乗って眠る町をすりぬけ、どこかわからない街で、隠れ家みたいな大型トラックの後部座席で寝る事でありました。
私はそれがたまらなく好きだったわけです。
小さい私が見る夜の高速道路は、なにかのパレードかカーニバルかと見紛うばかりのお祭りさわぎだったように思います。テールランプの洪水と、おんなじ目線にある高層ビルの明かり。
大人になった今、そんなに刺激的に感じる事は無いですが、高速道路に乗るとその事をよく思い出します。
父のおかげもあってか、今ではすっかり車に乗るのが大好きです。
そして、多分、水曜どうでしょうの影響も多大です。どうでしょうはほんとに私の教科書にほかならないと思います。
本来はインドア野郎なんですが、免許を取って以来、華麗にアウトドア野郎に転身しました。
最終的に乗りたい車はフォードのエクスプローラなんですが、いまのところは軽四で一目惚れしたネイキッドが相方です。
いつかは、アリゾナの砂漠を駆けるのが夢。ちなみに父は今の所キャンピングカーで日本放浪が老後の贅沢だそうで、血はあらそえないなぁと思う今日この頃です。