週末だけの短い期間だけですが、災害支援ボランティアに参加しました
今回お世話になったのは、チンクエチェント博物館の代表に紹介して頂いた
世界的にボランティア活動しているNPO団体ヒューマニティ ファーストさんです
震災3日後より現地に入り毎日無償で避難場所の炊き出しを続けているのです
木曜日、仕事終了後名古屋に向かい、一緒に行くパキスタン人のTさんと初対面を
果たして、2人で宮城県のもっとも被害の大きかった街の1つ石巻市に向かいました
夜通し走り通して徹夜で800キロの道のりを走り、石巻市立湊小学校に到着しました
現場はTVで見る数倍は悲惨な状況で、言葉を失うとはこういう事かと愕然としました
寝る暇も全くなく、着いてすぐに体育館で本日のメニュー、チキンカレーの準備を
何せ、700人分なので量も鍋も半端ない大きさです 調理も大変な作業です
ご飯は千歳基地の自衛隊が焚いて頂き共同で配給作業をしていました
インド・パキスタン人達の作る本場のカレーは、何とカレー粉を入れないんですよ!!
大量のスパイスとコトコト煮込んで溶け込んだ野菜が子供からお年寄りまで喜ぶ
美味しいカレーが出来上がり、被災された方達を元気つけていました
自分の仕事は炊き出しのお手伝いと支援物資等の仕分けと雑用などです
特に何も技術も肩書もない自分ですが、現場は圧倒的に人が足らないので
いくらでも仕事はあり、その気になれば誰かの役に立てる仕事は見つけられます
だから、とにかく行く事が大事なんだという自分の考えは間違ってなかったと思います
被災者の方から実際に津波が来た時の話を直接伺った時は、言葉にならない位
重い言葉の一つ一つに本当に身につまされました。。。
決して泣くまいと決めていたものの、込み上げてくる涙を我慢することは出来ませんでした
3日目には、6人のうち4人が一時帰宅するということで、何とTさんと自分の2人で
700人分の食事を作る事に!! 早朝からバタバタと準備を始めていると被災地の方や
他のボランティアの方々が次々と手伝って頂き、何とか皆さんにまんべんなく美味しい
カレーを配り終える事が出来ました。 本当におかげ様で、感謝感謝なのでした
そして、あっという間に自分たちも帰る時間に・・・ お世話になった方々に慌ただしく
挨拶をして、「また来れる様に頑張ります」と告げて、後ろ髪を引かれながら現地を去る事に
やり残したことを大量に残したまま帰る事に罪悪感は不思議とありませんでした
自分の新たな課題がたくさん見つかって、後ろ向きな感情を持つ暇もなかったからでしょう
帰りも徹夜で、朝 愛知に着きそのまま一睡もせずに会社に行きました
さすがにクタクタで仕事は定時に上がりました。。。
千年に一度と言う未曾有の大災害から立ち直るには、長い時間がかかります
焦らずにじっくりと自分の出来ることを今後もしていきたいと思います
近いうちにまたこの地へ行ける事を願っています