アリス。不思議の国へよおこそ・・・
今回は、先日のG友の写真と、私とGTVとの出会いについて書こうと思います。 え、誰も聞いていないって?むしろつまらない!?まま、そういわず。 さて、僕がGTVを降りて早1年5ヶ月。事故のあった日は忘れもしない2008年4月20日、東名高速道路一宮インター付近。30台以上も参加した奥琵琶湖アルファロメオ・ミーティングの帰り。追い越し車線を走る私の前に飛び出してきたのは、AE86。結局は完全にハチロクの不注意なのですが、まあ、常に最善の警戒をしていなかった私にも責任はあるよ、と言うことでしょう。 そんな別れ方したGTV。しかし別れがあれば出会いがある。 私がGTVと出会ったのは19歳の10月くらいだったと思います。 因みに私は18で免許を取っていますが、免許を取るまで車など興味ありませんでした。MT免許は一応取りましたが 1、自動車学校初日、車内にて「クラッチ踏むってなんですか?あと、3つ目のペダルはなんですか?」って質問 2、ATとMTの違いは、真ん中にあるレバーを動かすか動かさないかだけ 3、車といえばトヨタ。トヨタこそ最高の車。日本人なら国産。カッコイイからbBでいい。外車は金持ちの見栄、車なんてどれも一緒。 4、室内を光らせて、色々つければ、きっとかっこいい。 5、実用性重視。というか、広くて装備が沢山付いていれば高級で乗心地が良い・・・ 6、卒業したら、2度とMTなんて乗るものか!! などなど、今考えると引きこもりたくなるくらい馬鹿だった。痛い。痛すぎる!!!小学生のセンスだよ・・・。 ただ、このデータには一つの深意が隠されています。結局、 車に興味がない、または車好きと言っても客観的に見れないや視野が狭い連中は、当時の私と同じ考えってことです。 一番わかりやすいデザインだけを取ってみても、少し視野を広げれば、または客観的に見ることが出来れば世の中素晴らしいものがいくらでもあります。それらも知らずに「自分の思い込み」だけで、または知っていても「自分の名誉に対する防御や、見栄」なんかで簡単に騙されてしまいます。そうならないように、自分自身も気をつけないといけないと思っています。まあ、すでにアルファロメオに盲目ですがねww さあ、そんな僕が最初に乗ったのは「JEEP チェロキー」。いきなり「馬鹿」ですが、単に親戚の人が安く譲ってくれたにすぎません。でも、間違いなくこの出会いが「車には色々ある」ということを知らしめた張本人であり、コレがなければ今の私はありません。まるで運命やな。実は免許取る前に買ったので、半年ぐらいは家にありましたが、私が運転したのは2度だけ。免許とって1週間後、我が友人が運転中に事故って廃車。無念。 それで次は「JEEP グランド・チェロキー」。友人が事故↓とはいえ、運転を任せた私にも責任はあります。なので似た車にしました。 実はちょうどこの時くらいから「スポーツカー」に乗りたくなっていました。スポーツカーに乗りたくなった理由は、あまり明確に憶えているわけではないのですが ①チェロキーたちの動力性能に不満があった。 ②流線型は普通にかっこいい。 ③親戚のRX-8の影響。 ④かっこよくMT運転できるようになりたい。 ってとこですね。まだ当時はアルファの名前も知りませんでした。勿論、Gチェロキーに乗り換えるときにスポーツカーを考えましたが、周囲の反対意見を素直に聞き入れGチェロキーに落ち着きました。 因みに当時「スポーツカーはパワーがあって速いものなら良い」という単純な考え方でした。楽しむことはパワーだけではないって言うことを知らなかったんです。 そんなこんなで、日々スポーツカーへの思いは募る一方。車大好き(特にエンスー車。だが、最近は立場上そういう車には乗ってませんが)の親父とも車の話をするようになります。車の話などしたことなかったのに・・・いまじゃ、二人で飲みに行くたびに車の話ですね。そうこうしているうちに「お前も車興味あるなら、母さんの車選び見にくるか?」と言われます。そうして見に行った先が ・・・アルファロメオ 「な、な・・・・アルファロメオ??なんというロマンティックな名前!!デザインも凄くカッコイイ。ん!?なんだ!このエンブレムは!!!!」 と衝撃的な出会いを果たします。すべてが衝撃的でした。デザイン、音、セダン(159?)なのにスポーツカーみたいな室内、そしてその室内までエロい・・・・この時に、少なくとも車にはデザインにおいて、物凄く差がある・・・と言うことを学びました。今まで知っていた普通の車たちなど、私の頭から吹っ飛んでしまいました。それ程衝撃的だったんです。正直、即チェロキーを売ってアルファ資金にしようとしたくらい。 それからと言うもの、乗りたい車は「アルファロメオ」に。正直、未知の車ですがチェロキーだって未知でしたから、私の中ではそんな事問題ではありませんでした。問題は知識です。MTの運転と言えば半クラッチ。僕のMT技術は卒業時からさらに落ちています。知識もありません。どれくらいかと「1速は半クラッチで発進するためだけにある」と思ってたくらい。自動車学校では1速は半クラッチしか使いませんから。 まあ、でもちょくちょく勉強します。そしてとある日、今度はGチェロキーで事故。人生初の事故。しかも居眠り(内緒ですが)。相手は積車。信号で止まる直前に意識が飛んだだけなので(だけってww)凄く低速(多分10キロくらい)でしたが、トラック相手でバンパーが当たらず、ラジエターが潰れ廃車。しかも積車の人が車の運搬してくれる・・・ほんとうにすみませんでした。 まあ、でもコレで新たな車を購入するきっかけになります。事故ってすぐアルファロメオ探し。最初156の2.5V6を狙います。かっこいいし、正直GTVは私にはまだ早い・・・と思ってました。あと、正直言ってGTVは写真写りが悪すぎ。写真だけだと、正直あまりかっこよくない。 でも、156を見に行った横に止まっていたのは・・・GTV2.0TB。はい、一目惚れ決定。パチパチ スポーツカーにほぼ初めて触れました(それ以前はRX-8のみ)。・・・見ただけで、本当に感動しました。デザインと言い音と言い、着座位置と言い・・・。 帰ってGTVことを調べます。3Lモデルもある!(ターボは色々怖かったので)で、近くの店で3Lモデルを探し見に行きます。横にあった雨宮のRX-7(勿論RX-7は好きですが)にすら目もくれず、一直線にGTVへ。エンジンをかけます。 チュチュチュ・・・ドウン!!!ファン、ファン、 うわぁぁああ。うるせええ。でも、タコメーターの動きが凄いことになってるんですけど!!しかも、物凄くダイレクトなんですけど。 近くに住む友人の家に泊まってまで、何度も見に行きました。親も連れ見に行きました(反対するも、親父はおおはしゃぎ) 初めての出会いから一週間後。はんこを押してました。 正直問題は山積みです。お金、修理、面倒診てくれる医者、維持・・・といたった間接的なものだけではありません。 私にとっては初めてのMT、初めての左ハンドル、初めてのスポーツカー・・・・そして視界などクソくらえと言われるGTVです。無謀にも程があります。受け渡し場所からしばらくは手本を見せると言う建前の元、親父が運転したのですが(と言うか、運転したくてたまらなかったのだろう。因みに親父は私がGTV乗ることを、反対しながらも凄く喜んでいた)、正直、はじめは運転したくなかったです。それぐらい怖かった。道の真ん中走ってたりね。本当に後ろ見えないし。 因みに初日、ラーメン屋に入る時くぼみでぶつけるのですが、ぶつかったのはなんと、後ろのナンバープレートだけ。狙ってもなかなか出来るものじゃない。ちなみにそのラーメン屋はまずかった・・・。 まあ、そんな感じでGTVと出会い、生活がはじまったのでした。2008年4月20日まで、GTVは数々の経験を私にさせてくれまいた。いえ、今でも色々な経験をさせてくれています。このブログやG友、車好きとのつながり・・・。すべてGTVが今でも支えてくれているのかもしれません。