というわけでレイバンのウェイファラーを試着した時の話。
「あれ、意外とかけ心地よくない。」
フォーナインズのあの天使の羽のようなフワっとしたフィット感、ジャポニズムのかけてる感ゼロのかけ心地に慣れた僕にはアイアンクローをされたかのような締め付けを感じてしまって、なおかつ鏡でみた自分の顔もキツそうで、あ、こりゃ小さいでいかんわと思ったのですが、メガネ屋をウロウロして、いろんなフレームを試しているうちに、やっぱりウェイファラーが気になる自分に気が付く。
そして何度もウェイファラーとそれ以外をかけ比べるうちに、なんかだんだんカッコよく見えてくるもんだから不思議。
ティアドロップだとチェイ悪な感じだし、ハイカーブだとアスリートみたいに見えちゃうし、でもこのウェイファラーは、程よいユルさと、かっこよさと、ちょっとダメオヤジなニュアンスも入っていたりして、見る人、かける人によってどんな風にも変わって見えるところが、丁度イイ。
ああ、これが1953年から世界で愛され続けた普遍的なカッコよさなのか。
なんてことを思ったりして(1953年ってのは今ウィキで調べたんですが)、そうすると、この窮屈なモデル以外のウェイファラーがあるのではないかと調べたくなってきて、インターネットで調べると、それほど種類は無いけれど、色、形、サイズ違いのモデルがいくつかあることを知る。
そうするともうマニアックな世界に突入。フレームの色は黒一色よりブラウンの鼈甲ぽいのがいいなとか、あんまりレンズが濃いと建物の中に入った時に見えないから可視光線透過率は25%くらいがいいなあとか、しまいにゃRB2140とRB2140Aの違いはAはアジアンノーズ、いわゆる平たい顔族のアジア人向けに鼻が盛ってある仕様だとか、やっぱりレンズ幅は50より52がいいとか、品番やサイズで研究し始めて、最初はRB2140Aが欲しかったのに、最終的にはひとまわり大きいRB2151の902にしました。かけた感じも窮屈でなく、見た目もフィットしていたので。厳密に言うと RB2151の902 に、メガネの愛眼さんでRB2140A 902/51のようなブラウンのグラデーションのレンズに交換してもらう、というチョイ別注な感じの1個に仕立てあげますが(笑)

最初買おうと思っていたモデル

最終的に購入したモデル ふふ。違いわからないですよね。
でもね、最後の決め手は、レイバンって、イタリアなんです。
1937年にアメリカ空軍の委託でアメリカの企業ボシュロム社(Bausch & Lomb)が創立した。1999年に、ファッションブランドの眼鏡を扱うイタリアのルックスオティカ(Luxottica)に売却され、現在ルックスオティカグループの主力ブランドとなっている。
とウィキにも書いてござる。やっぱり落ち着くところはイタリアなのね、僕って。
だってフレームにちゃんと「Made in Italy」って書いてあるんだもの。