グッチとフィアットは、イタリア統一150周年、そしてグッチ創業90周年に当たる今年、特別仕様車「500 by Gucci」を発表いたします。グッチのクリエイティブディレクター、フリーダ・ジャンニーニがフィアットの開発本部「チェントロ スティーレ」の協力のもと、おなじみのフィアット500をカスタマイズしたこのモデルは、イタリアで最も著名な両ブランドによるユニークなコラボレーションを通じて“クラフトマンシップ”と“スタイル”を完璧な形で融合したモデルです。この特別仕様車はミラノ・ファッションウィーク初日に発表した後、3月 3日~13日に開催されるジュネーブ国際モーターショーにおいて、フィアットブース内のグッチ専用のコーナーに展示します。
ジャンニーニ氏は次のように話しています。「フィアット500は50年代に初めて発売され、スタイル革命を巻き起こし、まもなくして多くの人々の羨望の的となりました。グッチは、1921年に革製トランクやスーツケース、ハンドバッグを作る会社としてグッチオ・グッチが設立して以来、高級旅行用品をつねに重視してきています。ですから、フィアットのオーナーのラポ・エルカン氏から今回のコラボレーションの提案があったときは、グッチ創業90周年を記念して、旅行にまつわる新しいメッセージを発信するものが作れる絶好のチャンスだと思いました」
目を惹く高光沢パールグラスペイントを使用した「500 by Gucci」のブラックとホワイトのボディカラーは、モノクロのネオクラシック映画のような雰囲気を醸し出します。この2つの対照的な色はたがいに補完しあうもので、ブラックは輝くクロームのディテールと、白黒のコントラストを強調したインテリアを組み合わせることで、現代的でシャープな印象を与えています。一方、ホワイトは、サテンクロームのディテールとアイボリー&ブラックのインテリアにより、ソフトで洗練されたデザインとなっています。
エクステリアでは、195/45R16サイズのタイヤを装着する、レトロなスポークが際立つホイールをボディカラーに調和させることで、このクラスの車としては斬新なデザインとしました。ホイールのセンターキャップにはボディ同色のインターロッキングGGロゴを、テールゲートとBピラーには、筆記体のGucciロゴをあしらっています。1.4モデル(最高出力100PS)は、グッチグリーンのブレーキキャリパーを備えています。シルエットは、グッチ独自のグリーン・レッド・グリーンのストライプを全周にめぐらせ、エクステリアをインテリアにつなぐ役割を担わせています。このストライプはインテリアでは、シートやギアシフトレバー、キーカバー、カーペット、それにシートベルトの斬新な仕上げに採用しています。インテリアは、シックな刺繍や、高級素材、高光沢およびサテン仕上げのクローム「ラジオボード」のやわらかな光沢仕上げ、独特のストライプをあしらったフラウレザーのツートンシートなど、スタイリッシュさを強調するとともに、細部にいたるまで機能性に配慮しています。
「500 by Gucci」の世界発売に関する広報活動は、ラポ・エルカン氏自身と、インデペンデント アイデアズ社が担当し、マスメディアだけでなく様々な手法を用いた大きなキャンペーンを実施していきます。今回のコラボレーションについて、ラポ・エルカンは次のように話しています。「イタリアにとって重要な記念の年にフィアットとグッチを結びつけることができ、たいへん光栄に思います。この500 by Gucciは、イタリア人のクラフトマンシップを世界に示す両ブランドの精神を融合したものであり、その開発に加われたことをイタリア人として誇りに思います。500は私のいちばんのお気に入りであり、今回もその特別仕様車をフィアットのチェントロ スティーレとジャンニーニ氏とともに作り上げることができ、大変うれしく思います」
「500 by Gucci」の販売は、まず4月1日から6月30日まで、オンライン予約をwww.500bygucci.comで受け付けます。イタリア国内での価格はすべて込みで1万7,000ユーロからとなります。さらに、パリ、ロンドン、東京など国際的な主要都市の一等地で展示を行い、その後ヨーロッパでは7月、その他の地域では年末より通常販売を開始します。
なお、さらにカスタマイズしたいお客様のために「500 by Gucci」専用コレクション(旅行用品、革小物、ドライビングシューズ、トラックスーツ、ボマージャケット、ドライビンググローブ、サングラス、腕時計など)を設定し、2011年4月よりグッチの一部店舗やインターネットwww.gucci.comを通じて発売します。