プジョー・シトロエン・ジャポンは、12月17日（月）より主力ハッチバックモデル「308」に新開発の1.5Lクリーンディーゼルエンジン（DV5エンジン）、8速オートマチック、アクティブクルーズコントロールなどを追加導入した新ラインナップを発売すると発表した。


今回搭載された新開発の1.5L直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、従来の1.6L（DV6エンジン）に比べ、ダウンサイジング化したにも係わらず、従来比+10psの最高出力130ps（最大トルクは同様の300Nm）となり、低回転から高回転域まで全域で従来型エンジンを上回るパワー／トルクを発揮する。
さらに燃費においても、308 Allure BlueHDi で従来型比+15.7％の24.3km/L（JC08モード）となり従来型の21.0km/Lから、大幅に向上。
また、最新のEU排ガス規制（EURO6.2）をクリアし、今後のより厳しい規制にも対応できるとしている。

これら性能向上には、シリンダーヘッドの完全新設計や2009年ル・マン24時間を制覇したプジョー908 HDi FAPの設計を反映させた燃焼室形状、フリクション軽減のための各部DLC（ダイヤモンドライクコーティング）処理、2000バールの新インジェクション、新排気浄化システムSCRFなどの採用が寄与してる。

ディーゼルエンジンモデル グレード・価格（税込）
・308 Allure BlueHDi ： ¥3,049,000
・308 SW Allure BlueHDi ： ¥3,297,000
・308 GT Line BlueHDi ： ¥3,299,000
・308 SW GT Line BlueHDi ： ¥3,547,000


また、1.2L直列3気筒ターボエンジン（最高出力130ps／最大トルク230Nm）を搭載するガソリンモデルにおいてもEURO6.2に対応するため、新インジェクションシステムを採用し、250barの高圧燃料噴射ポンプや2つのセンサー、ガソリン専用GFP（Gasoline Particle Filter）を搭載、さらにターボチャージャーの制御を電子制御式に変更するなど、各部の改良を施している。

ガソリンエンジンモデル グレード・価格（税込）
・308 Allure ： ¥2,839,000
・308 SW Allure ： ¥3,087,000
・308 GT Line ： ¥3,089,000
※ガソリンエンジン仕様の出荷は2019年第2四半期を予定。


トランスミッションは、先に308 GT BlueHDiに採用していた新世代電子制御8速オートマチック（EAT8）＋パドルシフトを新たに全モデルに搭載（GTiをのぞく）。3つのドライブモードが選択可能となった。
エコモード：エアコンの最適化、フリーホイール機能により燃費走行に貢献
通常モード：シフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートの最適化
スポーツモード：シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリングフィールの変更

その他、アクティブクルーズコントロールを全車標準装備し、Peugeotミラースクリーン（Apple™ CarPlayに対応）を搭載した。


新エンジン導入特別仕様車として、内外装をスポーティに仕立てた「308 GT Line」をクリーンディーゼルモデル、ガソリンモデル共に設定し発売する。



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