Porscheは2013年にル・マン24時間耐久レースの最高峰クラスへの復帰を記念して「917 Living Legend」を作製した。今回はその1/1スケールのクレイモデルを「
Porsche Unseen」の発売に合わせて公開した。
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carcle.jp/UserBlogComment)
ポルシェはこれまでにルマン24時間レースで19回
※1もの総合優勝をしている。この勝利数は88回を数える伝統のレースで歴代1位の記録となっている。
ポルシェザルツブルクの赤と白のカラーリングのポルシェ917 KHは、ポルシェの歴史の中で非常に特別な位置を占めている。この車両でハンス・ヘルマンとリチャード・アトウッドの2人が1970年の夏にポルシェ初のル・マン総合優勝を達成した。
2013年、ポルシェがLMP1クラスに復帰したことを記念して、ヴァイザッハは、ポルシェ917の現代的な解釈を開発した。この1/1スケールのクレイモデルは、今日に生きる伝説を現代へと持ち込むことを目的として、6か月で形作られた。
「デザインは、明確な歴史的基準点を備えた新しいスーパースポーツカーとして、ポルシェ917との関連を明確に示す必要があった」とミヒャエル・マウアー氏は説明する。
ベースとなった車両はポルシェ918スパイダーである。しかし、コンセプトスタディは、劇的にフレアしたホイールアーチ、前方に伸びるコックピット、ほぼ終わりのないリアエンド、そして伝説の赤と白のレーシングカラーで、1970年の優勝車を明確に呼び起こした。
「ポルシェ906から918まで、ポルシェのスーパースポーツカーでは路面に実際に座っているような感覚が常にあった。それをさらに強調したかった。」ミヒャエルマウアーは重要なポイントとして語っている。
※1:1970年-1971年、1976年-1977年、1979年、1981年-1987年、1994年、1996年-1998年、2015年-2017年