Audiは、FIAフォーミュラE世界選手権2020/2021 「シーズン7」を戦う Audi e-tron FE07 を公開した。
シーズン7にて正式なFIAフォーミュラE世界選手権となる来シーズンの開幕戦は、1月中旬に南米のチリで開催される。アウディにとって、電気自動車によるレーシングシリーズは、世界最高峰のモータースポーツに参戦するというだけでなく、持続可能なデジタルプレミアムモビリティ企業への変革を目指しているアウディの取り組みを完璧にサポートするものでもある。
「モータースポーツは、アウディとその技術開発にとって、常に決定的に重要な意味を持っています。これは、アウディの有名なスローガンである“Vorsprung durch Technik”(技術による先進)を体現するものでもあります」
と、チーム代表のアラン マクニッシュは述べている。
フォーミュラEの“シーズン7”では、アウディにとってもう一つの新しいテクノロジーも公開された。
「Audi e-tron FE07は、今回初めて社内で開発された完全に新しい電動パワートレインを搭載しています」
と、Audi Sport Eパワートレイン開発責任者のステファン アイヒャーは述べている。
近年、アウディの電動レーシングカーには、テクノロジーパートナーのシェフラーと共同開発したパワートレインを搭載し、毎年改良を繰り返して最適化を図ってきた。今回、アウディは、シーズン7を戦うために、まったく新しい「Audi MGU05」と呼ばれる超高効率なMGUインバーターユニットをゼロから開発。
ルーカス ディ グラッシとレネ ラストがステアリングを握るAudi e-tron FE07の外観は、デザインを一新。カラーリングのハイライトは、明るいオレンジ色と、テクノロジーパートナーのシェフラーによる印象的なグリーンで、フロントエンド全体には、ホワイトのプライマーコートが施される。
パートナーの面では、世界有数の潤滑油ブランドであるカストロールと、ファッションおよびライフスタイル企業のCasa Moda(カーサモーダ)の2社が新たに加わった。