昨日(5/24)の話ですが、
愛車のS2000が60,000km超えたお祝いにディーラーでクーラント液を交換してきました。
以前、クーラント液の交換の取材に同行したのですが、
そう言えば・・・私の赤S、買ってから交換したことないな・・・と思い、今回交換することにしたのです。
エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル、ブレーキオイルは今まで何かの節目で全部交換してきたのですが、
クーラントだけはあまり交換するイメージないんですよね。
ディーラーで聞いても、「あまり自分から交換します、という人いませんよ」と苦笑。
だいたい1年点検の時に、汚れ具合を見て交換するか決めるそうです。
交換も車検の時などでいいらしいのですが、私の場合、走る距離が結構多いんですこれが(苦笑
プライベートドライブだけで、年間35,000以上走るので、1回目の車検は3年後となるので、10万kmを超えるわけです。
初回車検は多くても6万kmくらいと聞ききますので、10万km近く走る私は、『車検時』という考えでは遅いのです。
他のオイルと比べ、クーラントはさほど重要視されていない部分ですが、
日常のメンテナンスとして、液量が適正化どうかは必ずチェックする必要があります。
と言うのも・・・
ロングライフクーラント(LLC)と言い、ラジエーター液とも言われています。
エンジンを冷やすという重要な役割を果たしているのですが、これがないとオーバーヒートしてしまいます。
エンジンはガソリンを点火させて動いているため、かなりの高熱になります。そうなると、エンジンだけでなく、他の部品まで破損してしまうのです。
冷却だけなら水でいいのですが、寒冷地は特に、水だけでは凍ってしまいます。また、LLCには防錆剤が入っており、金属の腐食を抑える効果もあります。
LLCがなくなるとエンジントラブル、オーバーヒートの原因となりますので液量をチェックする必要があるのです。
交換する頻度は、先にも書きましたが、車検時(2年)が目安となっています。
エンジンを冷やすだけなのに、なぜ交換する必要があるのか?
それは、LLCはずっと循環しているため、ラジエーターの劣化などにより、金属が剥がれて汚れたり、高温のエンジンを冷やすわけですから、その熱でLLCを劣化させてしまうのです。
夏場は特に、エアコンを入れることによりエンジンに更に負担がかかります。またスポーツ走行などでエンジンを常にこう回転させることにより、劣化させてしまいます。
劣化したまま使い続けると、金属部分を腐食させたり、LLCの性能が発揮出来ずオーバーヒートを起こす原因ともなります。
LLC液の色は、誤飲などを防ぐために敢えて色をつけています。 緑・青・赤などメーカーにより、様々です。
また、容量も車種により様々ですので、整備手帳などで調べておくといいでしょう。
S2000の場合、リザーブタンクを含めて、6.4L入ります。
注意することは、LLCの成分の殆どが水ですので、熱が加わると膨張します。
エンジンが冷えるまではラジエーターキャップは絶対に開けないで下さい。
沸騰した液が吹き出して危険です!
また、液量のチェックは水平な場所で行いましょう。
クーラントに関して、とても詳しく記載されているサイトがありましたので
リンクを貼っておきます。
ホンダの店長と話が弾みすぎて・・・クーラントの写真撮り忘れました・・・(涙