本日、67回目の敗戦記念日を迎えます。
(決して自虐的考えでこう書いているのではなく、事実をありのままにきっちり受け止めているつもりだからこそ、そして、多くの英霊の方々が守っていただいた我が国がそこから立ち直ってきたという先人の努力を知っているからこその『敗戦』記念日、なわけでして・・・)
我々の祖国を守るために散って行った英霊に感謝の念を忘れることのないための日(もちろん、この日だけでなく、常日頃から肝に銘じておくべきことです)と思っております。
そんな日だからこそ、敢えて某所から拾ってきたこの文をささげたいと思います。皆様、色々思うところはございますでしょうし、不快に思われる方もお見えになるかもしれませんが、平にご容赦の程を。
(改めて読みながら、不覚にも、少々涙が・・・・)
終戦の詔勅
朕深く世界の大勢と帝國の現状とに鑑み
非常の措置を以て時局を収拾せむと欲し
茲に忠良なる爾臣民に告
朕は帝國政府をして
米英支蘇四國に対し
其の共同宣言を受諾する旨通告せしめたり
抑々帝國臣民の康寧を図り
万邦共榮の楽を偕にするは
皇祖皇宗の遺範にして
朕の拳々措かさる所
曩に米英二國に宣戰せる所以も
亦実に帝國の自存と東亞の安定とを庶幾するに出て
他國の主權を排し領土を侵すか如きは固より朕か志にあらす
然るに交戰已に四歳を閲し
朕か陸海將兵の勇戰
朕か百僚有司の励精
朕か一億衆庶の奉公
各々最善を尽せるに拘らす
戰局必すしも好轉せす
世界の大勢亦我に利あらす
加之敵は新に残虐なる爆彈を使用して
頻に無辜を殺傷し惨害の及ふ所眞に測るへからさるに至る
而も尚交戰を継続せむか
終に我か民族の滅亡を招來するのみならす
延て人類の文明をも破却すへし
斯の如くは
朕何を以てか億兆の赤子を保し
皇祖皇宗の神霊に謝せむや
是れ朕か帝國政府をして共同宣言に応せしむるに至れる所以なり
朕は帝國と共に終始東亞の解放に協力せる諸盟邦に対し
遺憾の意を表せさるを得す
帝國臣民にして戰陣に死し職域に殉し非命に斃れたる者及其の遺族に想を致せは五内爲に裂く
且戰傷を負ひ災禍を蒙り家業を失ひたる者の厚生に至りては
朕の深く軫念する所なり
惟ふに今後帝國の受くへき苦難は固より尋常にあらす
爾臣民の衷情も朕善く之を知る
然れとも朕は時運の趨く所
堪へ難きを堪へ忍ひ難きを忍ひ
以て万世の爲に太平を開かむと欲す
朕は茲に國體を護持し得て
忠良なる爾臣民の赤誠に信倚し
常に爾臣民と共に在り
若し夫れ情の激する所濫に事端を滋くし
或は同胞排擠互に時局を亂り
爲に大道を誤り信義を世界に失ふか如きは
朕最も之を戒む
宜しく挙國一家子孫相傳へ確く神州の不滅を信し
任重くして道遠きを念ひ総力を將來の建設に傾け
道義を篤くし志操を鞏くし
誓て國體の精華を発揚し世界の進運に後れさらむことを期すへし
爾臣民其れ克く朕か意を體せよ
御名御璽
昭和二十年八月十四日