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アルピーヌA610 turbo 降りました。同じアルピーヌA610のオーナーさんに売却しました。完調のA610に乗りたいとのことで、高速巡行できてエアコン効くmy A610 に乗り換えの予定です。昨年8月から動いていないA610スカラベを売却予定だとか(元々エアコン動かない車でしたし)。

AUTOCARのスペシャショップナビでアガリの車として紹介されたのでずっと乗っているものと思っていました。
https://www.autocar.jp/specialshop/2014/06/26/81172/


フランス車に長らく乗っているとアンダーパワーに慣れてしまいますが、フレンチロケットと呼ばれたルノーR21t (ヴァンテアン ターボ)に乗って前後の荷重移動でのコーナーリングを覚えました。220km/h(最高速度227km/h)まで一気に加速するのを楽しんでいました。
そしてアルピーヌA610 turbo で200km/h速度帯での高速コーナーリング(山道だと120~150km/h程度で3速)を堪能しました。ブレーキングでフロント荷重して進入してからリヤのトラクションで加速すればまるで腰の横に外側後輪があって(バイクのウィリー加速のように)アクセルコントロールで自由自在に向きが変わるのを楽しめましたし。フロント荷重かけないで進入時に軽くアクセル戻すとフロントに軽い荷重がかかってふっとフロントがインに切り込むし。コーナーの立ち上がりでアクセル戻すとフロントがクンと外側に振れるので、オンレールだと思っているのは実はリヤの僅かなスライドとカウンターステアの状態だったのも分かるというコーナーの理想郷で走り回っていました。アルピーヌはコーナーリングマシンなのはA110の頃からの伝統のようですが、A610で完成形になったのかと思うものです。

加速に関してもフレンチロケットのルノーR21t(ヴァンテアン ターボ)のドッカンターボと違って、まるで大排気量V8のようなシュルシュルと加速するのは異次元体験です。加速って普通は低速からの加速感を感じるのでしょうけど、一番の違いは劇的なことは何もないのですけど、高速道路で80km/hからの加速も160km/hからの加速も同じ状態でシュルシュル加速していくことです。

もう一つ強烈な体験はスポーツカーとして専用にシャーシが作られた車は量産車ベースにスポーツカーに仕上げられた車とは素生の違いから全く別物だというのを実感できたことでした。よくレースの世界で箱(ツーリングカー)とフォーミュラーカーは動きが別物と言いますが、まるでその感じです。
オーナーになって半年ほどは高速道路で80km/hでしか走れませんでした。もちろん真っ直ぐ走るんですが、高速道路の3車線の真ん中を100km/hで走っていて、路面のわずかなうねりでちょっと進路が乱されますよね、それを手首動かして修正すると、発振して3車線フルに使って蛇行する羽目に何度も陥りました。周りの車が急ブレーキ踏んで後方に下がっていきます。他の車は何をふざけて危ないな〜って感じでしょうけど、運転している本人はガードレールに突き刺さるのではないかと真っ青になりました。
何度か怖い思いをしてから思い出したのはレーシングバイクで走っていた当時のことで、脇を締めてハンドルを抑え込む。コントロールは手首を動かすのではなくて、肩を動かすようにするとハンドルは指一本分くらい動くのかな? 。直線の修正はこれでOK 、慣れてしまえば苦労はしなくなります。
特にリヤエンジンなので160km/hを超えるとフロントが浮いて来ます(特にフロントのガソリンタンクが軽くなると)、そう言っても230km/hで巡航していてライン変更などは自由自在です、これも慣れて急ハンドルなどを切らなければ大丈夫。軽く減速した時と加速時でハンドルの効きが大幅に違うことを知っていればなんの問題もありませんでした。
コーナーリングマシーンと感じるのは切り込んだ時のハンドリングの効きがウルトラクイックというかダイレクトというか。一旦これに慣れると、普通のセダンのハンドリングが鈍重だなって思うくらいです。

そしてこんなにスポーツカーしているのに、乗り心地は250km/hオーバーの世界の車(最高速度は265km/hだそうですが経験ありません)なのに乗り心地がものすごくいいことです。そこはやはりフランス車なんですよね。もちろんフレンチセダンよりは硬いんですけど、シートの形状もいいし足回りもしなやかです。タイヤがゴツゴツする感じはないんです。
ただスポーツカーなので(本当はGT カーですけど)、ハンドルもブレーキもクラッチも重いです(ルノーV6Tと比べると軽くなったというけど)。さらに足は前に投げ出して乗るので(助手席も一緒なのでヒールのある方には辛いかも)3時間以上連続して運転していると足首曲げる操作だけで右足も、クラッチ踏み込むのに足首を曲げる必要がある左足も足首から足の甲にかけての筋肉が痙攣します(乗り慣れていても長い時間は痙攣しますね)。1時間おきにトイレ休憩とかしていれば問題ないんですけど、名古屋や車山から飛ばして一気に自宅まで帰り着くような運転していると自宅そばの渋滞にハマると足が痙攣してました。

しかし降りてみて、いい車だったな〜って、一生に一度の経験でしょうけど、素晴らしい車を完調な状態で思いっきり走り回れたことに感謝です。しかもスタッドレスまで付けて雪道を斜めになって走ってもみたりもしましたし。

次のオーナーさんはトヨタのCカーのミッションやリヤサスを設計していた人で、今ではEVレーシングカーを作っています。こんな人に貰われたmy A610 は幸せだろうな〜って。
A610orimasita001.jpga610orimasita002.jpga610orimasita004.jpg
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March 13,2018 Feb  | A610 turbo Alpine
 
 

2018年3月15日 11:20  コンドウ    [編集]
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理想的な方に乗り継いていただけた感じで、
とても素敵な サヨナラができましたね。

やはり、
趣味のクルマを手放す時は、それなりの知識がある
ところとお話しないと、大切な愛車が“鉄クズ”に
なる可能性がありますね、、、

恐ろしい事ですが (^o^;)

2018年3月15日 11:24  水玉のドラグ    [編集]
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趣味車って在庫して1〜2週間で売れるか、半年から2年ほどの在庫になるのかのようです。
今は長期在庫を嫌がるところばかりのようです。
買取店もオークションに出して20〜30万円ほどの利益が出るような設定みたいでした。

2018年3月15日 17:46      [編集]
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え~!?
こちらもほんとうですか~!?
最近仏車乗りの方の降車が多いみたいです。
ムレーナもあるとは言え、愛車が減るのはさびしいですよね~。
一度拝見したかったです。(涙)

2018年3月16日 00:03  水玉のドラグ    [編集]
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ずっと乗り続けるものと思っていただけに残念ですが、降りるときには降りないと。
好きな方に乗っていただけるだけ幸せです。

2018年3月16日 18:55  Kaffy    [編集]
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日本に帰って来て見たらびっくりしました。お会いしたことないですが、水玉のドラグさんといえば、A610と言うイメージでしたので本当にビックリです。
次のオーナーの方も大切に乗ってくれそうですし、別れは寂しいですが、安心して嫁がせることが出来ますね。

2018年3月16日 23:50  水玉のドラグ    [編集]
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はい、自分でも終の車かと思っていただけに残念ですけど、いい出会いがえられたのでよいかと。

2018年3月21日 14:30  はるぱ    [編集]
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何と、ビックリですが、次の方にも間違いなく可愛がってもらえそうで、幸せですね。

さて、代わりのクルマは来るんでしょうか? (^_^;)
 

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