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世界中
うんうんする
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 BMWは、2013年に欧州で発売予定の電気自動車、
「メガシティ・ビークル」の技術の一部を公開
しました!!


まずはイメージイラストです!

Ym13X21lZ2FjaXR5X3RlYXNlcl9pbWFnZXNfMDAxq08.jpg

タイヤを四隅に配し、キャビンが大きく、居住性を重視したと思われるフォルムですね。

良く見ると、4枚ドアらしき線が描かれています。




bWl0c3ViaXNoaV9pbWlldsDL.jpg

三菱のi(アイ)およびその電気自動車版であるi-MiEVや、




TUlOSV9TcGlyaXR1YWxfVG9v4PI.jpg

NEW MINI(R50)が開発される以前に、ROVERによって考案されたコンセプトカー
【MINI Spiritual】 にも似ています。

影響を受けたというよりは、居住性や空力特性を重視した上で先進性をアピールしようとすると、どうしても同じようなフォルムになってしまうと言ったところでしょうか?



しかし何といっても、BMWのメガシティ・ビークルの最も驚く点は・・・!
車体の骨格にカーボン(炭素繊維強化プラスチック:CFRP)を採用する点です!

Mjc1MDI0NT8.jpg

【BMWの市販EV、カーボン採用で電動化の重量増を相殺】

↑ 詳細は上記ページをご覧ください。


カーボンの利点は極めて軽量で強固なことです。

ルーフやスポイラー等の部分的な採用であれば、BMWを始め例は数多いですが、車体骨格を製造するには相当のコストや技術や専用の生産設備が必要ということもあり、たいへん困難が伴います。


過去に市販車で骨格をカーボンで造った事例と言えば、
 マクラーレン : F1・M-B SLR
 ブガッティ : EB110・ヴェイロン
 フェラーリ : F50・エンツォ
 ポルシェ : カレラGT
 アストンマーティン : ONE-77
くらいしかありません。いずれも5000万円以上級!のスーパーカーで、いずれも限定生産です。
(しかもこのうちいくつかは、高コストゆえに高価格になり、それが響いてか販売台数が計画を下回り、結果として商業的に失敗したと聞きます)

BMWが市販すれば、小型車はもちろん量産車としても世界初!の画期的な商品となります


軽量化を目的として骨格にアルミを用いることはまれにありますが、それでも小型乗用車となるとAUDIの【A2】くらいしか例がありません。

QTJztA.jpg

↑ A2は商業的に苦しかったようで短命に終わり、日本へは導入されませんでした。


フェラーリですら、通常の量産モデルには、アルミは採用したとしてもカーボン骨格は採用しない、とコメントしているようです。


小型車には商業的に成立困難なアルミ骨格より、さらに困難?とも思われるカーボン骨格を、本当にBMWは採用するのでしょうか...?


【BMW、市販EV本格生産へ…カーボンの生産能力を増強】

上記記事ではカーボン骨格を生産するにあたっての工場やサプライヤーの計画まで発表されていますので、本気のようです..!
(Mモデル等でのカーボンの部分採用による技術向上が生きてきたということでしょうか。)



【BMW、メガシティ・ビークルにカーボン製パッセンジャーセルを採用】


上記記事では、
> BMWの電気自動車は、エミッション・フリーで低騒音の移動手段、という限られた枠にとどまらず、俊敏性に優れた、まったく新しい走りの歓びを提供するモデルとなることを最終的な目標として掲げている。
とありますので、この大胆な計画の目的の1つは、「駆け抜ける歓び」にあるようです!

すごすぎますBMW!( ̄□ ̄;)!! 




・・・ところで・・・

上記記事中では
> ライフ・ドライブ・コンセプトとは、「ドライブ」と「ライフ」という2つの独立したモジュールから構成されている。「Drive」モジュールは、シャシー内にバッテリー、駆動システム、構造部およびクラッシュ機能をひとつの構造にまとめて集約する。一方「Life」モジュールは、高強度かつ超軽量の CFRP製パッセンジャー・セルで構成される。
と書かれています。

この文だけを読むと、駆動モジュールはクラッシュ構造とひとつになっている、ということは、車体前方に「ドライブ」、後方に「ライフ」の2分割構造、つまり前輪駆動になりそうに思えます。

先日に【BMW、初のFFモデル投入へ】という発表もありましたし、関連性があるようにも思えます・・・。


しかし!

Mjc1MDI4OUM.jpg

別の写真を見ると、後席の後部の荷室の床が随分と高くなっているのが分かります。
バッテリーやモーターを前方に配するなら、荷室の床はもっと低くできると思われます。


ちなみに、TVCMでもおなじみのコンセプトカー【Vision EfficientDynamics】はリアにエンジン(さらにフロントとリアにモーター)を搭載し、後輪駆動を主体としています。

lrOR6MSB.jpg
TURKaWtnGMg.jpg

これらから考えると、個人的には!
「メガシティ・ビークル」は、電気モーターを後部に配した後輪駆動と予想します


ちなみに最初に紹介した三菱i(アイ)やMINI Spiritualは、動力源(エンジン/電気モーター)を後部に配した後輪駆動です。シルエットが似ているのもうなづけるような..。
(AUDI A2はFFですが。)


さらに!

EVだけではなく、電気モーターに替わり内燃機関を積んだ車、
つまりガソリン/ディーゼルエンジン車バージョンもあると予想します


走行中にCO2を排出しないEVを、カーボン骨格採用による軽量化で航続距離を延ばしても、CAFE(企業平均燃費)には影響しないと思われます。
(仮に発電所が発生するCO2を計算に組み入れられるようになったとしても、元々の値が低いので、カーボン骨格採用による改善のCAFEへの寄与度はごく限定的だと思われます)

ですがガソリン/ディーゼルエンジン版も出し、それが軽量化効果で目覚ましい燃費を記録すれば、CAFEへの効果も大きく、制裁金課金回避へ役立つと思われます。

一見不可解にも思える高コストなカーボン骨格の採用も、それならまだ理解できる気がします。量産効果によって、コスト低減もより進むかもしれません。


しかしスゴイ選択です。
ある意味、動力源がどうとかいうよりも、骨格が最大のトピックの車です..!
カーボン骨格の生産コスト低減の秘策を、BMWは考え出したということだと思われます。


と、例によって長くなってしまいましたが、m(^^;)m


駆け抜ける歓びと環境性能の両立、
つまり【EfficientDynamics】のために
新たな領域へ踏み出すBMWの成功を、
期待したいと思います! (^▽^)  G.S
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