みなさん、こんばんは、アウディ名古屋西の音楽ディレクター、松原でございます。
いつしか店内のBGMを私がセレクトすることになっているのですが、
今回は「秋」をテーマに、ややしっとりした情感あふれる楽曲をセレクトしてみました。
おそらく皆様の大多数が見たことも聞いたこともないアーティストやアルバムですが、
店内でお過ごしの際に「おや、この曲は良いな」とお感じになられましたら、
ぜひ私、松原にお尋ねくださいませ。
① サラ・ブライトマン「神々のシンフォニー」
世界でもっともメジャーな歌姫、「ディーヴァ」という言葉を世に知らしめ、
クラシックやオペラとポピュラーミュージックのクロスオーヴァーという
ジャンルを切り開いた功労者ですね。
私の中でも「歌の女神」というべき神々しい存在です。
このアルバムはそのタイトル通り、シンフォニックでポップな歌曲が多数収められており、
初めての方にも聴きやすいと思います。
なんと「劇場版ポケモン」の主題歌として提供された曲(「I will Be with You」)もありますし、
ホルストの「惑星~木星」のアレンジ曲(「Running」)も収録という、幅の広さを楽しめます。
② ヘイリー「Treasure 私の宝物」
こちらもかなりメジャーなので、ご存知の方も多いですよね?
ニュージーランドの歌姫、ヘイリー、メジャーデビュー後の3rdアルバムで、
世界の歌曲を澄み切ったソプラノで歌い上げる豊饒なイメージのアルバムです。
私の中ではまさに「歌の天使」です!
(・・こんなことばっか言ってるとおかしな人みたいですが。)
1stアルバムの純白・イノセントな歌声を聞いた時の衝撃は忘れられませんね。
この方はかなりの親日家なので、J-popのカヴァーアルバムも2枚も出してます。
③ オール・アバウト・イブ「Scarlet and Other Stories」
おっと、この辺から怪しくなってまいりました。
1990年ごろのイギリスに誕生したバンドですが、
ヴォーカルのジュリアンヌ・リーガン嬢の物憂げな声と、
基本アコースティックなのに、突然へヴィーなエレキギターが泣き、
ゴシックな物語を紡ぎだすという、英国ならではの美しい世界観!
私の20年前からの愛聴盤です。
(最近、ボーナストラックてんこ盛りのリマスターCDが出たのでうれしいのです。)
④ ウイッシング・トゥリー「Carnival of Souls」「Ostara」
イギリスのバンド、「マリリオン」のギタリスト、
スティーヴ・ロザリーのプロジェクトユニットで、’96年作の1stと、’09年作の2ndです。
前述のオール・アバウト・イブに似た感じの、
トラッド・フォークをベースにした楽曲の上で
ハンナ・ストバートという個性的な女性ヴォーカルが舞う様は
やはり英国文学の世界を思わせるウェットな音楽体験だと思います。
⑤ アンソニー・フィリップス「Dragonfly Dreams」「Soiree」
ブリティッシュロック界の吟遊詩人と言えばこのお方、
ジェネシスの初代ギタリスト、正真正銘の貴族様、アンソニー・フィリップス!
個人的な音楽創作の発表の場たる(つまり商業目的ではない)
「Private Parts & Pieses」シリーズ(11作出てます)の
9作目は「トンボの夢」をイメージした繊細なアコースティックギター中心の作品、
10作目は「宵」をテーマにした優雅なピアノ中心の作品です。
ともに、心の琴線に触れるような、美しい小曲が集められており、
時間を忘れて聞き入ってしまいます。
(アコースティックギターの、弦に指を滑らせる時の音っていいですよね?)
う~ん、「秋」を感じると思うのはもしかするとジャケットのイメージなのかもしれませんが、
私としてはなかなか良いプレイリストが出来たなあ、と一人悦に入っているのですが・・。
皆様からのご感想もお待ちしております。
次回は11月下旬よりの「クリスマス・ソング」ですよ~!