日本ではチト忘れられそうになりがちなスポーツSUVといったジャンルのマツダCX-7.
先日、Eu仕様はマイナーチェンジしてディーゼルにNOx吸蔵還元システム=SCR(DNOx)を搭載して販売すると発表しました!
http://www.greencarcongress.com/2009/08/diesel-cx7-20090818.html#more
NOxを一度NOx触媒に吸蔵(貯めて)、HCとかCOの生ガスやUrea水(尿素水)で触媒上で窒素やCO2へ還元します。
CX-7もアメリカで売られたAUDI Q7 ディーゼルとかと同じUrea(尿素水)を触媒へ向けて吹いて還元する方法を採用してきました。(今のところこの方法が一番メジャーなNOx還元方法のようですね)
これで今や厳しいディーゼルエミッション規制に対し、後処理技術としてPMはDPF・NOxはSCRでエミッションをクリアする法則がローンチされつつあります。
DPF上流には再生するためにDOC(ディーゼル酸化触媒)も装着され、その後方にSCR触媒が装着されて・・・凄く高級な排気システム!! 決して悪路でお腹を打ったりは容易く出来ませんね~。
DPFのPM再生には軽油を使いますが、SCR触媒のNOx還元は尿素水を使うので別途尿素タンクが必要になります。
今やスペアタイヤが無い車両のも多いので、その空いた空間に搭載したりしてるでしょう。
そんでもって、高級な排気システムになってしまう理由その2。センサーもいっぱい装着される。
酸化触媒やDPF、SCR触媒さん達の前後には必ず排気温度センサーやラムダセンサーやらNOxセンサーやら必ず同時に装着されますから、これでまた高いものになっちゃいます。
今までディーゼルエンジンを燃やすだけならスロットルバルブもEGRもラムダ・NOx・排気温度センサーも後処理も要らなかったのに、こんだけシステムが複雑で壊れた時になったら大変そうですね~。
ワランティーが効く条件で乗らないと痛い目に合いそうです・・・。