篠田桃紅は岐阜が生んだ世界的な美術家です。
といっても僕は正直知らなかったのですが、G友の会長の
ロベさんのブログで紹介されていたので、
興味を持ちました。
その篠田桃紅の美術館が岐阜にあるということで、名古屋と岐阜なら高速ですぐなので行ってきました。
※まずは
岐阜現代美術館を訪れました。
岐阜現代美術館は岐阜県関市の鍋屋バイテックという会社の敷地の中にあり、最初は「え?ホントにココ?」という感じでしたが、とても近代的な素敵な建築物でカッコ良かったので、ついGTVと一緒に撮ってしまいました・・・(^_^;)病気だ。
ちなみにこの敷地のほかの建物は鍋屋バイテックの工場なのですが、とても工場だとは思えない、デザイン建築的な所でした。
建物の中は篠田桃紅の作品がずらっと並んでいて、墨を用いて抽象を描くその独特の画風がものすごく斬新で、墨で描くのにも関わらずその佇まいは劇的にモダンで、エッジの利いた筆の使い方と、銀色や赤と組み合わされる色彩感覚はとても日本人の、しかも(失礼ながら僕なんかのような凡人が想像する、)1913年生まれの方が描くものとは思えないほど前衛的で、兎に角衝撃でした。この画をGTV乗りのロベ会長が惚れるのも分かった気がしました。
とても篠田桃紅の作品が気に入ってしまったので、写真集などを買っていると、関市役所内の美術館にも桃紅作品があるとの情報を美術館の方から教えていただきました。同じ関市内なので、そのままGTVでかっ飛んで行きました。
関市役所は初めて来ましたが、その敷地内に「
関市立篠田桃紅美術空間」はありました。関市を挙げて応援しているのですね。素敵なことです。
ここに置いてある作品は鍋屋バイテックから借りているそうですが、こちらの方が大きいサイズの作品が多くて、圧倒されてしまいました。より鋭角なデザインのものが多く、「デザイナーズ住宅の白い大きな壁に似合いそう」そんな風に思わせるのものが多かったです。
また、生まれてからの年表や、代表的な語録なども書いてあったりして、桃紅のこともより深く知ることのできる空間になっていました。
同じ東海地方にこんなに素晴らしい美術家がいたなんて、今回初めて知りました。岐阜で仕事をもう7年もやっているのに恥ずかしい思いです。
まだまだ世の中には知らないものがたくさんありますね。もっとより多くのものを知りたいと思った1日でした。
※訪れたのは7月の話です。