シトロエン三重四日市の 福島 です。
先日ご入庫いただきました『C5ツアラー』。
見るとタイヤでは見慣れないブランドですが、車好きの方なら大抵ご存知のブランドのロゴが...。
画像をご覧いただいてわかりましたか?
『MOMO』ですよ。
『MOMO』と言えばステアリングホイールを思い浮かべる方が多いと思いますが、レーシングスーツや
グローブ、ヘルメットなどのレース用製品、近年ではアルミホイールの製造なども手掛けており、F1用の
アルミホイールを供給するなど、レースシーンでは言わずも知れたブランドですね。
ここで豆知識
『momo社』は、1964年に4輪レーサーのジャンピエロ・モレッティが、イタリアのヴェネト州
ヴェローナ県トレニャーゴで設立。
社名『モモ』の由来は、創始者モレッティとモンツァという町の名前から名付けられた。
モンツァはミラノに近い北部の町で、毎年F1イタリアGPが開催さあれるモンツァ・サーキットがある町
として有名。
自分のレースカーのためのステアリングを開発して使用していたが、それがレーサー仲間の間で話題になった
ことがきっかけ。
F1ドライバー ジョン・ サーティースが、モレッティのステアリングでチャンピオンシップをを勝ち取った
ことで、一躍有名になる。
サーキットユース向けの製品が主であったが1970年より一般向けのステアリングホイールなどの製造を開始。
1970年代にはレース用の軽量ホイールを開発し、フェラーリをはじめとするF1コンストラクターに供給
するようになる。
そして1980年代には、市販車用のアルミホイールも製造を開始。
しかし市販車の世界では、ステアリングのエアバックの装着が標準化されるようになり、ステアリングを交換
するというカスタマイズがメジャーではなくなってきたため、最近ではMOMOブランドに触れる機会が減って
きてしまいましたね。
そんな時代の流れを経て2000年代に入り、ブリヂストン・ピレリ・ミシュラン・コンチネンタル等の
一流タイヤブランドのタイヤを、OEM生産し供給するイタリアのタイヤ製造・卸売り会社
『Univergomma SPA』の傘下となったことで、『MOMO』ブランドのタイヤが誕生
しました。
『Univergomma SPA』が長年培ってきたタイヤ技術と販売力に、『MOMO』の
ブランド力と精神性が融合し、タイヤブランドとしてはまだ若いながらも、完成度の高い性能を持つ
タイヤとして評価はなかなか良いようです。
日本ではまだ正規輸入代理店がないようですが、ご購入はネット通販からの購入が可能です。
ご参考までに。