ある日の仕事帰りにぼんやりと思ったことを、
なんとなく書いてみます。
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謙虚さを美徳とする日本民族の中にあって、
秋田の人は際立って控えめだと言われることが多い。
自己主張が苦手で争いを好まない県民性らしく、
よく「ビジネスの場で苦労する」という話を聞くし、
その通りだと思う。
でも、ではその県民性を変えるべきか?という話になると、
ちょっと違うんじゃないかという気がした。
私は、そんな秋田の人たちが好きだから、
変わってほしくない。
違う気質を持った他所の人たちが作った土俵に入ったら、
上手く立ち回れないのは当然なんじゃないかと。
だったら、自分たちが得意なものを活かせる土俵を、
自分たちで作るところから始めたらどうか?
秋田の人たちに、大阪の人たちのように商売しろと言ったって、
それはたぶん無理だし、意味がない気がする。
無理に変わろうとしなくたって、
秋田県民だからこそできる何かは必ずある。
だからそれを探さないと。
長所と短所は同じもの。
表からはヘコんで見えて、裏に回れば出っぱって見える。
そういうことだと思ってますんで。
得手不得手だって同じなんじゃないかな。