シトロエン三重四日市の 福島 です。
4/26(木)~4/29(日)の日程で開催された『ラリー・アルゼンティーナ』。
アルゼンチン コルドバ州のリゾート地「ビジャ・カルロス・パス」を拠点とし、周辺の
広大な草原地帯や、険しい山岳地帯の未舗装路をラリーコースとしています。
4月下旬の南半球は秋の始まりで、急な雨や濃霧が出ることもあり天気が安定しない事が
多いです。
またこのラリーのグラベルステージは実にバリエーション豊富で、ハイスピードなSSと
低速でテクニカルなSSが入り混じり、ステージの途中にはジャンプや川を渡る場面も
現れます。
路面が砂状で軟らかくラリーカーが何台か走行すると深い轍(ワダチ)が刻まれるような
ステージがある一方で、路面が硬く締まり岩がごろごろと転がるようなステージもあり、
天候によってもコースの特性は大きく変わります。
時々刻々と変化する天候と路面コンディションにいかにうまく対応するかが、このラリー
を戦う上で重要なポイントとなります。
シトロエン・レーシングはこのラリーに3台体制で参戦。
クリス・ミーク/ポール・ネーグル 組
クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン 組
ハリ-アル・カシミ/クリス・パターソン 組
ラリー序盤でクリス・ミークが好走を見せ、DAY2を終えた時点で総合2位、表彰台を
十分狙える位置に付けました。
クレイグ・ブリーンは、DAY1のSSで10番手タイムを出しましたが、
スタート前の
チェックポイント到着が遅れたため10秒のタイムペナルティを課され総合24番手と
大きく出遅れることに。
しかしDAY2は良い走りで総合6位まで順位を引き上げました。
ハリ-アル・カシミは、不慣れなコースにタイムがなかなか伸ばせずDAY2を終え総合15位。
しかしDAY3では悪夢が...。
前日総合2位のクリス・ミークが、コース上の大きな石を避けきれず右リアタイアをパンク。
これにより大幅にタイムロスし、総合8位まで順位を落としてしまいました。
更にクレイグ・ブリーンは、コーナーリングのミスから続くジャンピングスポットで
激しく横転し車を破損。
修復不可能でやむなくリタイアとなってしまいました。
最終日DAY4では、クリス・ミークが一つ順位を上げ総合7位でフィニッシュ。
ハリ-アル・カシミも最後まで走りきり、総合14位でラリーを終えました。
第5戦終了時点でのマニュファクチャラーランキングは以下の通り。
1.ヒュンダイ 144ポイント
2.フォード 129ポイント
3.トヨタ 124ポイント
4.シトロエン 93ポイント
今回のラリーも早さを見せながら、ドライバーのミスで順位を落としたりリタイアという
結果で、なかなかポイントを上積みできませんね。
次戦は『ラリー・ポルトガル』。
5/17(木)~20(日)にかけてポルトガル北部の大都市ポルトの近郊マトジーニョス
を拠点として開催されます。