Mitoでのイタリア滞在中にどうしても避けられなかったこと。それは「給油」。
イタリアでは3回給油をしました。
日本と違っていたるところに24時間営業のガソリンスタンドがあるわけではないので、入れられる時に入れた方がいい、というアドバイスをイタ雑の太田さんからもらっていたので、給油メーターが半分になったら入れると自分でルールを決めていました。
さらには、セルフ式は機械が壊れていることが多いので、有人のところにした方がいいというアドバイスも(笑)いただいておりました。
というわけで、1回目はパルマからモデナに入る時、有人のところで、3回目もミラノで有人のところで、イタリア人の店員さんに入れてもらいました。
で、今回のお話は2回目の給油、モデナ滞在の夜のこと。
ボローニャまで日帰りで行ってきたため、給油メーターが半分になっていました。
まだ半分、されど半分。自分決めたルールは守りたいタチ。でももう夜になっていたため、営業しているガソリンスタンドが見当たらない。
モデナの田舎町をMitoでウロウロ。ようやく一軒見つけたところはセルフのところだった。
しかしそこは、イタ車乗りの憧れ「Agip」じゃああーりませんか!いつも日本ではシェルのセルフを入れているし、
「何事も経験!」と思い直し、Mitoをスタンドに入れてみる。
「7」と書かれたレーンに停め、お金を入れるところを探してみる。
探してみる。
探してみる。
探してみる。
ない。
・・・いきなり困ったぞこれは。
周りをきょろきょろ見渡すと、1か所だけ、モニター画面のある機械が目に入ってきた。
ひょっとしてあれか?と思いながら、近づいてみると、、、どうやらこれらしいということは分かった。
画面をのぞいてみると、、、、マンマミーア!イタリア語がゴチャゴチャと書いてあってさっぱりわかんねーー!
とりあえずお札を入れるところがあるので、10ユーロ入れてみる。
わかるのは数字が書いてあること。うーん、これはきっと入れるリッター数のことかな?と、10L入れたいから、「10」と書いてあるところを押してみる。
んで、7番レーンに戻ってみるが、どうにもなっていない。4つあるどのノズルから油が出て来る気配もない。
うーーーーーん。と悩みながら機械のところに戻ってみても、どうなっているのかさっぱりわからない。
そうこうしているうちに他の車が来てしまった!車を降りてこちらにやってくるイタリア人のオネーさん。
もうこの人に聞くしかない!と思ったのだけれど、こんな複雑な状況をイタリアで説明することなんかできるはずが無い。
半ばヤケクソで、全部日本語で「あのね、これが、こうなってー、10ユーロ入れたんだけどー給油出来ないんだけど、これってどうやるの?」って聞いてみた(←バカ)
キョトンとした顔で僕を見るオネーさん。それでもガソリンスタンドで困ってることは、給油をすることね、と理解してくれて、ジェスチュアを交えてでイチから説明してくれた。
どうやら数字はレーンの番号らしいということを理解。さっき押した「10」は10番レーンということ。
でも残念ながら、10番レーンはディーゼルの表示がなかった。10番はDiesel以外のレーンのようだった。げげげ!10ユーロ損こいたー!次に来た10番レーンの人は10ユーロ分得したねっと。
と、言うわけで、改めてお金を入れて、「7」と表示してあるところを押して、7番レーンに戻るとそれまで点いて無かった数字のデジタルメーターが点灯している。これで何とか給油できる!と、親切なイタリアオネーさんに「グラッチェー\(^o^)/」とOKサインを送る。おねーさんもよかったよかったというリアクションで、帰って行った。
でもそこからもひと苦労で、よくよく見ると、
BluDiesel Tech
BluSuper
Gpl
Metano
の4つのノズルがあることに気が付いた。
はっきり言って何を選べばいいのか分からなかったけど、Dieselエンジンなのだから、Dieselと書いてあるものなら間違いはないだろうと思って、 BluDieselと書いてあるものを給油して、Mitoのエンジンをスタートしてみると、、、
問題無く動きました(*^^)v ホッと一安心。
以上、イタリアでの給油レポートでした☆
モデナに行く朝の風景。Agipの看板が目に飛び込んでくる。カッコいいロゴですよね。清水草一氏も著書の中でおっしゃっていましたが、燃料を扱うのに、火を吹いているデザインなんて、引火を連想させるから日本では絶対却下されるでしょうね。イタリアって、面白い。