こんばんわ!
サービスの岡田です。
今日はアルファロメオ「4C」こだわりのシャシ・ボディについてご紹介します。
45 年の時を経て、Alfa Romeo は 33 Stradale のコンセプトを蘇らせ、さらに「親しみやすく」変化させて
4Cを開発しました。 テクノロジの大幅な進化と、この 20 年間で新たに開発された設計技術により、
以前は軍事や宇 宙工学の用途にのみ使用されていた素材が使用できるようになりました。
特に合成素材に関しては急速に進歩しており、レース車両のように生産台数が限られていて予算の制限が
あまりない分野にとって、その特性は魅力的です。
シャシに合成素材を採用すると、20 万ユーロ以上のコストがかかります。そのため、これまでは
スーパーカーや 公道を走行する車両では特殊な用途の車両でのみ使用されてきました
4C は合成素材をふんだんに使用しており、高級セダンの価格でカーボンファイバ・ボディを採用した
真のスポー ツカーを初めて提供します。 開発者は多くの試練を乗り越える必要がありました。
高い材料コスト、量産対応の難しさ、構造の複雑さ、これらの問題を乗り越えることにより、主に
2 つの強みを得ることができました。 高いレベルでのコンポーネント の一体化(複数のスチール部品を
溶接またはボルト固定するかわりに、1 つの複合カーボン部品を使用)と大幅 な軽量化です。
カーボンを使用する強みを理解するには、「従来型」の合金やその他の素材と比較するとよいでしょう。
これらの 素材は全ての方向に対して等しい強度特性を有しているため、「等方性」と呼ばれています。
カーボン・ファイバ は、繊維を一方向に維持して加工されるため、一定方向に対する素材の
構造安定性が向上しています。 コンポ ーネント(この場合シャシ)の各部品における繊維の方向は
設計段階で決定され、車両が受ける負荷に対する 耐性を最大化しています。スチールとの
比較を例にあげると、カーボン・ファイバの比重(素材の一定体積における重さ)は
7 分の1、強度は 5 倍になって います。
4C は、カテゴリ内で初めてシャシにカーボン・ファイバを使用したスポーツカーであるのみならず、
これまで主に 使用されていたスチール素材では適用が難しかった革新的な生産技術を採用することで、
幅広いコンポーネント においてその生産方法を向上しています。
こだわりの詰まった「4C」を是非チェックしてみてください!!
お疲れ様でした!