• プロフィール2に写真を追加してください。
  • プロフィール3に写真を追加してください。
さあいこう   光の彼方、闇の向こうへ
witten by オイヤス
世界中
うんうんする
0


ほのかに薫るやわらかさ
鳥の声に誘われて、すこしだけ足をのばしたくなる

スターターをまわし、ルガーノさんが目を覚ます
プスッ,キュルルルーと
頼りない返事ながらも躍動が
ステアリングをとおして伝わってくる
さあいくか、小旅行のはじまりだ

いくあてはないのさ
ルガーノさんと、こうして
同じ時、同じ空間を共有するのが、なにより至福
流れる景色を楽しむこともそこそこに
ボクらは国道406号を山奥へと向かう

「調子がいいね」
「ああ、そうさ」
心を重ね、やがてボクらはひとつになる
ワインディングをすり抜けて
並木たちはつぎつぎと、遥かな景色へ遠のいていく

ところで
D8のルガーノさんは98年生まれ
まもなく10万キロながら具合がいい
かつてのパートナーに溺愛を受けてきたのだろう
体調はすこぶる良好だ
数日前に受けた車検のときも
オイル類などの定期消耗品の交換程度ですんでいる
IMG_0845.jpg
特筆は、左タイロットエンド(¥9500)の劣化くらい
ゴム部に亀裂が入ってる
こだわりのオートマチックフルード(A.S.H. FS @¥3200)は、半年ぶり2回目の交換となった
総額は¥160,720
内訳は、税金・保険料等¥66,750、点検消耗品費用¥93,970なり

さて、どれくらい走っただろう
国道からそれ、細くうねった山道が続く
いきついたのは古びた世界
風の又三郎に会えそうな学校・・、いや温泉宿だった
IMG_0747.jpg

帰り道、立ち寄ったそば屋は「鬼屋」
古民家の情緒あふれる不思議な空間と
実にうまいそばを堪能する
厨房から包丁を持った鬼が現れて
晩ご飯にされても文句は言えないな
そんな思いが巡るほど
そこのすべてに満足していた

ボクは「おそば」でお腹いっぱい
ルガーノさんもいっぱい頬張ったよう
顔のまわりには、ご飯粒ならぬ虫粒がたくさんついていた

季節はちゃんと巡りくる

IMG_0850.jpg
この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=9i6jJbcSBNKtUb%2fpKeLqmQ%3d%3d




witten by オイヤス
世界中
うんうんする
0


2月も、はや下旬
なんだか空気がやわらかい
風はほほに心地よく
まもなくの春の訪れに
なんだか気持ちが浮き立つようだ

ガレージから抜け出るルガーノさん
お出かけ準備にしばしアイドリング 
すると ン? 妙な音が・・・
お尻の方から コポコポコポッ
誰かがお湯を沸かしてる


なんだなんだーっと覗き込むと、あらら
ルガーノさんたら、お尻からよだれを垂らしてる

IMG_0703.jpg



IMG_0698.jpg

いやいや、お尻じゃない
その奥、タイコとセンターマフラーのつなぎ目から
ポタポタとやっている

出口からお水を垂らすマフラーは、たまに見かけるけど
こんなのは見たことがない
クーペに特有のやつかー!?カワユイやつめ
などとアバタもエクボな思いでいたが
それは違うと、思い直す


IMG_0700.jpg

突然だけど、ボクは純正が好き
ノーマルを美しいと感じている
デザイナーの感性が、フォルム全体をとおして押し寄せる
それを正面から、がっぷり四つに受け止めたいのさ
トータル・バランスの妙は、さすがピニンの真骨頂だな

そういえば、ルガーノさんは何かに似ている気がしてたけど
サメ顔なんじゃないか、と思いがよぎる
自然界にあるフォルムは美しい
工業製品にそれを踏襲しインスパイアできるピニンに
畏敬の念すら禁じ得ない
などと一人、勝手に断定しきり

IMG_0531.jpg

ところで、サイレンサーのこと
ルガーノさんが当初つけていたアーキュレーは、すぐさま純正に取り替えた

そういえば、メカニックさんが言っていた
継ぎ目が腐食して短くなってる、と
なるほど、そこから微量のガスとお水が出てくるのか
これが湯沸かしの原因なのかもね

さて、気を取り直して公園へ
チャイナの君に出会い、パチリ
ひとときのミニオフを楽しむ

ブルーがキレイだ、深みが味わいをもたらしている
やっぱりフレンチ・ブルーだなぁなんて
ちょっと羨ましかったことは、ナイショにしておこう

キュートなお尻対決なら、負けないよ
なんてね

IMG_0708.jpg
この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=eY8S%2f8nbV2huLUqbBbJOSg%3d%3d




witten by オイヤス
世界中
うんうんする
0


雪の降る日は、ガレージで
ルガーノ・クーペはお留守番 

かわって登場は、細君の駆るXsi
5MTでブンブン走る

スーパースプリントのマフラーつけて
これまたブンブン、うなりまくる

そのマフラー
「脱腸みたい」と初期評価は低かった
が、最近は嫌いじゃないみたい
通勤で、かなりまわしてスッ飛んでるらしい

乗り味はといえば、ルガーノ・クーペさんはドイツテイスト
306の軽快・フラットさは、なんともおフランスだな

う〜ん、甲乙つけがたい

IMG_0676.jpg
この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=%2bilVrhFy7gATLAtkirMDZw%3d%3d




witten by オイヤス
世界中
うんうんする
0


IMG_0613.jpg

拝啓、アリー・カナディアンさま

お元気ですか
いまも湖畔に椅子を広げ、富士をながめていますか

早いもので八年余がすぎますが
あのときの感謝の気持ちを、今でも忘れずにいます

カヌーを留めるリジットを、落としたことにも気づかずに
ボクたちはのんびり湖面を散歩していました

わざわざ拾ってブレークへ、届けていただきましたね
フロントガラスにそっと置かれたリジットには
手紙と、大きなやさしさが添えられていました

ここを訪れるたび、あなたの姿を探します
あの時のお礼を言いたくて
静かな湖面にすべり出す、あなたの舟を追いたくて

時は移ろい、愛車もかわりました
いまはクーペに乗っています
きれいに写真が撮れたので、どうぞ見てやってください

今度また、お会いできる日を心待ちにしています
その時まで、どうぞお元気で

ひとまずの近況報告にかえて
        オイヤス・ガッツトゥーカンより
この記事へのトラックバックURL
https://carcle.jp/TrackBack.ashx?TR=sJCxRMu8t8oZO0dyJ6GPeg%3d%3d




witten by オイヤス
世界中
うんうんする
0


さて、よく晴れた休日だ
ガレージの中ではルガーノさん、いてもたってもいられぬよう
「はやくいこうよ。」

時計の針は午前11時まであとすこし
ずいぶんとゆっくりとした出発だな
冷たい空気が頬に心地いい


IMG_1600.jpg

遠くの山は群青色に映え、そのまた向こうに雪山が連なる
今日はどこまでいけるだろう
ちょっとそこまで、あてもない旅が始まる
ボクはそっとアクセルを踏みこんだ

突然だけど、イタフラ車にはとても惹かれる
そしてなぜか気配を感じてしまうもの
「あっ、MITOだ!」
圏央道を八王子方面へすこし走ったところで、イタリアンポップに抜かれた


IMG_0602.jpg

思わず追いかけてしまいそうなくらい、カワイイけど
意識してると思われても何だし、ストーカーと勘違いされるのは不本意だ
ここは、ぐっとこらえて見送ることに
「バイバイ、MITO。」

直後、遥か前方に大きなイタリアンジェラートが現れた、富士山だ
雪を抱いたその姿は、見事にアイスクリームの様相
さすがだ、どんな姿もすばらしい

ここでルガーノさん、なんとなく富士山へ向かう気になったよう
上り坂をものともせず、ぐんぐん進む
そして中央道から富士五湖方面へ....

IMG_0604.jpg

ところで、富士吉田といえば「うどん」
高速を降り、R138沿いの「権七」で遅お昼をとる
おすすめの「かきあげ天ぷら¥650」を注文した
素朴な中に、懐かしさを感じる味だ
なんとサービスのおでん付き
なによりお店の人柄が温かくて、うれしくなる


IMG_0603.jpg

気持ちもおなかも満たされて、そろりと走りだす
しばらくいくと、森の中に水族館を見つけた
「富士湧水の里水族館」の空飛ぶ魚たちにしばし見とれる


IMG_0605.jpg

森をぬけ、懐かしさがこみ上げてきた
いくどとなく訪れるが、飽きることのない場所
お気に入りの此処にたどり着いた

IMG_0611.jpg

山肌がだいだいに染まる夕暮れどき
なんだか贅沢な時を感じるルガーノさんとボク
山奥の湖に夕闇せまり、まもなく太陽が目を閉じる

そういえば、あのときは朝だった
山が目を覚まし、立ち上るモヤの中
鏡のような水面を滑るように船を進めたものだ


406bk.jpg

IMG_0617.jpg

ルガーノさんに富士山注入、おじさんのフレームインにもめげたりはしないさ

さぁここで、旅のおともを紹介しよう
まずは、欧州のサーキットをならした「ステッカー君」
かなりやりそうだ
当時、黄色のレーシングタイプもあったっけ。買っておけばよかった、後悔なんとやら

IMG_0623.jpg

お次は「ブラッキーCC」幌全開!
寒さをものともしない潔さがステキ


IMG_0621.jpg

そして最後は「ルシアン・クー」。なんと優雅な出で立ちだろう
ディテールの処理も申し分ない
今にも走り出しそうな躍動感さえある

IMG_0622.jpg

IMG_0618.jpg
富士の神々しさをしばし堪能したボクたちは
「ステッカー君」の希望もあり
一路、レーサーの聖地「富士スピードウェイ」へ

この頃には陽はとっぷりと暮れ落ちていたが
サーキットあたりには、ただならぬ気配が漂っている
会場へ向かう車の流れに思わず乗って、たどり着いたはメインスタンド裏の駐車場
おじさんにおいでおいでされるままに一度は駐車するも
慌てふためきUターンした

明日のイベントか何かのため、彼らはここで一夜を明かすだろうか
あとからあとからやってくる車の群れをやり過ごし
ボクらは山を下っていった

やがてボクらは小田原、藤沢、横浜と
R1号を箱根マラソンのごとく走り継いで
なぜだか大手町をめざす

家路はあさっての方向だけど、遠回りして帰ろうとルガーノさん
12時にタワーの明かりがフッと消えて
何となく旅の終わりを告げているよう

でも、家に着いたのは3時過ぎ
ちょっとした旅のつもりが、550kmのロングドライブとなってしまった
それでも腰は痛くない
まったくたいしたシートだぜ、ルガーノさん


IMG_0627.jpg




プロフィール
オイヤス
オイヤス
遠く憧れていた虹との運命的な出会い。楽しい日々、その思いをアーカイブしていきます。
愛車情報
カーとも
参加グループ
広告
カウンター
Counter
2024年11月
1
仏滅
2
大安
3
赤口
4
先勝
5
友引
6
先負
7
仏滅
8
大安
9
赤口
10
先勝
11
友引
12
先負
13
仏滅
14
大安
15
赤口
16
先勝
17
友引
18
先負
19
仏滅
20
大安
21
赤口
22
先勝
23
友引
24
先負
25
仏滅
26
大安
27
赤口
28
先勝
29
友引
30
先負
新着記事
記事検索
検索語句
カテゴリ
最近のコメント
最近のトラックバック
タグ
アーカイブ
その他機能
RSS 2.0 Feed
ゲストブック
ブラウザのお気に入りに追加

 
ブログ購読
このブログが更新されたらメールが届きます。
メールアドレスを入力してください。