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 シトロエンのC5やC6に搭載されているハイドロサスペンションの作動油LDSですが、ユニルオパールでも対応商品があります。

LDS=Liquide Direction Synthetique(仏)=Synthetic Direction Fluid(英)
化学合成ベースのパワステフルードがベースの様です。

Unil opalの対応商品名はLDA+
LDA=Liquide Direction Assistee(仏)=Direction Assistant Fluid(英)
と、こちらも合成油のパワステフルードがベースとなっております。

シトロエンのハイドロ以外にもパワステフルードとしても使用できる他、メルセデスベンツのABCサスペンションのレベリングオイルとしても使用可能です。実は幅広く使用できる商品ですのでお勧めです!CHF11S/202にも対応しております!

LDA+





LDA_s-1024x1024.jpg

合成油/作動油/パワステフルード

シトロエンの血液 LDS

シトロエンの血液ともいわれるハイドロニューマティックサスペンションのハイドラクティブIII,III+用の作動油。-40℃から140℃まで使用可能。
熱安定性が非常に高く、パワステフルードやメルセデスベンツABCサスペンションのレベリングオイルとしても使用可能なモデルです。プジョーの電動油圧ステアリングやポルシェにも使用可能です。

●容量:1L

推奨

CITROËN Hydractive 3/3+, ISO 7308, DIN 51 524 T3, PSA S71 2710(LDS), FENDT X 902.011.622, MAN M 3289, VW TL 52146 (=VW G 002 000/ A7/A8/G 004 000), MB 345.0
VOLVO STD 1273.36, GM 1940 715 / 1940 766 / B 040 0070 (OPEL), FORD M2C204-A, M2C195-A, MB236.3, MB345.0, PENTOSIN CHF7.1/CHF11S/ CHF202, VW G002 000/012, G004 000/ 116 1529

オイル適合表

本国サイト オイル適合表で確認する(英語)

代表性状

動粘度 40℃(mm2/s)/30
100℃(mm2/s)/6.9
粘度指数 201
引火点(℃) 222
流動点(℃) -69
2021年3月4日 14:19  | 商品情報





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 シトロエンのC5やC6に搭載されているハイドロサスペンションの作動油LDSですが、ユニルオパールでも対応商品があります。

LDS=Liquide Direction Synthetique(仏)=Synthetic Direction Fluid(英)
化学合成ベースのパワステフルードがベースの様です。

Unil opalの対応商品名はLDA+
LDA=Liquide Direction Assistee(仏)=Direction Assistant Fluid(英)
と、こちらも合成油のパワステフルードがベースとなっております。

シトロエンのハイドロ以外にもパワステフルードとしても使用できる他、メルセデスベンツのABCサスペンションのレベリングオイルとしても使用可能です。実は幅広く使用できる商品ですのでお勧めです!CHF11S/202にも対応しております!

LDA+





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合成油/作動油/パワステフルード

シトロエンの血液 LDS

シトロエンの血液ともいわれるハイドロニューマティックサスペンションのハイドラクティブIII,III+用の作動油。-40℃から140℃まで使用可能。
熱安定性が非常に高く、パワステフルードやメルセデスベンツABCサスペンションのレベリングオイルとしても使用可能なモデルです。プジョーの電動油圧ステアリングやポルシェにも使用可能です。

●容量:1L

推奨

CITROËN Hydractive 3/3+, ISO 7308, DIN 51 524 T3, PSA S71 2710(LDS), FENDT X 902.011.622, MAN M 3289, VW TL 52146 (=VW G 002 000/ A7/A8/G 004 000), MB 345.0
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オイル適合表

本国サイト オイル適合表で確認する(英語)

代表性状

動粘度 40℃(mm2/s)/30
100℃(mm2/s)/6.9
粘度指数 201
引火点(℃) 222
流動点(℃) -69





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 Unil opalはフランス製のエンジンオイルなので、

ほとんどのモデルでヨーロッパの規格

ACEA(アセア)規格を取得しています。

ACEAとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く『欧州自動車工業会』のことです。
ACEAのメンバーには、欧州の主要カーメーカーTOYOTAも含まれます。
ACEA 規格は数年ごとにアップデートされ、現在は2016年版のものを適用しています。

ACEAのメンバーはこちら。

ガソリンエンジン用として、 規格。
乗用ディーゼル用として、 規格。
ガソリンエンジンおよびDPF付きディーゼルエンジン(いわゆるクリーンディーゼル)用として、 規格
大型ディーゼル用として、規格があります。
現在は、A規格とB規格は統合され、『A1/B1』のように表記されます。

では、Unil opal のラインナップを見てみましょう。

———————————————-
24S        A3/B4
FUTURA       C3
MILLENIUM4     C2
POWER       A5/B5
SUPREME      C1
X-TRA        C4
ENERGY3      C3
COMPETITION   C3
FE-V        C5
———————————————-

24Sが取得しているACEA A3/B4 は、一言でいうと、高性能ガソリンおよび直噴式ディーゼルエンジン用のロングドレイン(長持ちする)オイルという規格です。ガソリン車においては、長期間快適な性能を維持することが可能です。

C規格のオイルはクリーンディーゼルにも使うことのできる、環境型高性能オイルと言うことができます。

クリーンディーゼル車にも使えるということは、
DPFを目詰まりさせる物質が少ない。
清浄分散性に優れる。
(ディーゼルエンジンでは、ピストン周りにすすが貯まりやすいため)
高温安定性が高い。
(ディーゼルエンジンでは、よりエンジン内部の燃焼温度がより高い多いため)

と言った特徴を持つため、ガソリン車においても、より性能の高いオイルであると言うことができます。

ACEA C規格はHTHS,硫黄分の内容成分量により大きく4つに分けられ、欧州各メーカーのディーゼル規格はC規格を基準にメーカーの独自テストを追加したものになります。

 

acea.jpg

※ACEA C5規格はHTHS2.6~2.9、硫酸灰分0.8未満となり、この表からは外れます。

HTHS粘度
高温高せん断粘度のこと。この値が高いほど摺動面の摩耗量は少なく、高負荷にも対応できます。ただし、粘性抵抗が増え燃費が悪化することもあります。

図では、縦軸が上に行くほどHTHS粘度が高くなるため、C3,C4規格の方がエンジン保護性能が高く、C1,C2の規格の方が省燃費オイルと言えます。

硫酸灰分
オイル内の金属成分の量。DPFなどの排ガス後処理装置に悪影響を与えます。
図では、横軸が左に行くほど硫酸灰分が少なくなるため、DPFの目詰まりを起こしにくいと言えます。
特に2019年ごろまでのルノーのクリーンディーゼル車は、ACEA C4規格を要求しておりますので(RENAULT RN0720)、ご注意ください。
※現行ディーゼルはRN-17FEという別の規格になります。

現在、日本に入ってきているオイルでC4規格を満たしているオイルは、非常に少ないです。

ACEAの規格から、お車に最適なオイルをチョイスしてください。


2021年2月11日 08:38  | 商品情報





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 Unil opalはフランス製のエンジンオイルなので、

ほとんどのモデルでヨーロッパの規格

ACEA(アセア)規格を取得しています。

ACEAとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く『欧州自動車工業会』のことです。
ACEAのメンバーには、欧州の主要カーメーカーTOYOTAも含まれます。
ACEA 規格は数年ごとにアップデートされ、現在は2016年版のものを適用しています。

ACEAのメンバーはこちら。

ガソリンエンジン用として、 規格。
乗用ディーゼル用として、 規格。
ガソリンエンジンおよびDPF付きディーゼルエンジン(いわゆるクリーンディーゼル)用として、 規格
大型ディーゼル用として、規格があります。
現在は、A規格とB規格は統合され、『A1/B1』のように表記されます。

では、Unil opal のラインナップを見てみましょう。

———————————————-
24S        A3/B4
FUTURA       C3
MILLENIUM4     C2
POWER       A5/B5
SUPREME      C1
X-TRA        C4
ENERGY3      C3
COMPETITION   C3
FE-V        C5
———————————————-

24Sが取得しているACEA A3/B4 は、一言でいうと、高性能ガソリンおよび直噴式ディーゼルエンジン用のロングドレイン(長持ちする)オイルという規格です。ガソリン車においては、長期間快適な性能を維持することが可能です。

C規格のオイルはクリーンディーゼルにも使うことのできる、環境型高性能オイルと言うことができます。

クリーンディーゼル車にも使えるということは、
DPFを目詰まりさせる物質が少ない。
清浄分散性に優れる。
(ディーゼルエンジンでは、ピストン周りにすすが貯まりやすいため)
高温安定性が高い。
(ディーゼルエンジンでは、よりエンジン内部の燃焼温度がより高い多いため)

と言った特徴を持つため、ガソリン車においても、より性能の高いオイルであると言うことができます。

ACEA C規格はHTHS,硫黄分の内容成分量により大きく4つに分けられ、欧州各メーカーのディーゼル規格はC規格を基準にメーカーの独自テストを追加したものになります。

 

acea.jpg

※ACEA C5規格はHTHS2.6~2.9、硫酸灰分0.8未満となり、この表からは外れます。

HTHS粘度
高温高せん断粘度のこと。この値が高いほど摺動面の摩耗量は少なく、高負荷にも対応できます。ただし、粘性抵抗が増え燃費が悪化することもあります。

図では、縦軸が上に行くほどHTHS粘度が高くなるため、C3,C4規格の方がエンジン保護性能が高く、C1,C2の規格の方が省燃費オイルと言えます。

硫酸灰分
オイル内の金属成分の量。DPFなどの排ガス後処理装置に悪影響を与えます。
図では、横軸が左に行くほど硫酸灰分が少なくなるため、DPFの目詰まりを起こしにくいと言えます。
特に2019年ごろまでのルノーのクリーンディーゼル車は、ACEA C4規格を要求しておりますので(RENAULT RN0720)、ご注意ください。
※現行ディーゼルはRN-17FEという別の規格になります。

現在、日本に入ってきているオイルでC4規格を満たしているオイルは、非常に少ないです。

ACEAの規格から、お車に最適なオイルをチョイスしてください。







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 メルセデスベンツのメーカー承認MB229.52について調べてみましたのでご紹介いたします。

※英語サイトを参照しておりますので解釈に間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。

2012年に最初の情報がリリースされたMB229.52ですが、実際に対応商品が販売されたのは最近の話です。OM642型6気筒ディーゼルエンジンのユーロ6対応に伴い更新された承認です。
SCRやAdBlue®を使用したNOxの削減を実現したBlueTEC®ディーゼルに対応します。

MB229.51基準値に対して0.7%以上の燃費改善が要求され、MB229.52はベースとなるMB229.31、MB229.51の両規格ともクリアしています。

DPF, GPFに対しては硫黄分、リン分、硫酸灰分の規定値がありますが、こちらはACEA C3に準拠ということで、硫黄分0.3%wt以下、リン分0.07%~0.09%、硫酸灰分は0.8%wt以下となります。

さらにメーカーの独自テストにパスする必要があり、下記のテストが行われます
●酸化・摩耗・腐食に対する追加ベンチテスト
●摩耗・燃費・LSPIに対する追加エンジンテスト
●消泡・ポンパビリティ(燃料圧送性能?)・酸化・スラッジ・ディーゼル摩耗・バイオフューエルに対する厳格なテスト

LSPIに対する追加テストが入っているあたりは最近の流れを周到している気がします。
チェーン摩耗に対するテストは入っていないようです。

 

ベースとなるACEA C3規格ではHTHS 3.5以上となり、ある程度のロングライフ性能を求められます。
それに加えて上記のような厳しいテストにクリアしてやっとMB229.52承認が取得できるのです。

 

Unil opalの製品ラインナップでMB229.52を取得しているオイルは1種類しかありません。
 

OPALJET_LONGLIFE35W30_s-1024x1024.jpg

OPALJET LONGLIFE3です。
エステル+PAOベースオイルにLSPI対応の添加剤配合でMB229.52に対応しています。
メルセデスベンツディーゼルにお乗りの皆様、ご検討頂ければ幸いです。
2021年2月10日 09:11  | 商品情報





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 メルセデスベンツのメーカー承認MB229.52について調べてみましたのでご紹介いたします。

※英語サイトを参照しておりますので解釈に間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。

2012年に最初の情報がリリースされたMB229.52ですが、実際に対応商品が販売されたのは最近の話です。OM642型6気筒ディーゼルエンジンのユーロ6対応に伴い更新された承認です。
SCRやAdBlue®を使用したNOxの削減を実現したBlueTEC®ディーゼルに対応します。

MB229.51基準値に対して0.7%以上の燃費改善が要求され、MB229.52はベースとなるMB229.31、MB229.51の両規格ともクリアしています。

DPF, GPFに対しては硫黄分、リン分、硫酸灰分の規定値がありますが、こちらはACEA C3に準拠ということで、硫黄分0.3%wt以下、リン分0.07%~0.09%、硫酸灰分は0.8%wt以下となります。

さらにメーカーの独自テストにパスする必要があり、下記のテストが行われます
●酸化・摩耗・腐食に対する追加ベンチテスト
●摩耗・燃費・LSPIに対する追加エンジンテスト
●消泡・ポンパビリティ(燃料圧送性能?)・酸化・スラッジ・ディーゼル摩耗・バイオフューエルに対する厳格なテスト

LSPIに対する追加テストが入っているあたりは最近の流れを周到している気がします。
チェーン摩耗に対するテストは入っていないようです。

 

ベースとなるACEA C3規格ではHTHS 3.5以上となり、ある程度のロングライフ性能を求められます。
それに加えて上記のような厳しいテストにクリアしてやっとMB229.52承認が取得できるのです。

 

Unil opalの製品ラインナップでMB229.52を取得しているオイルは1種類しかありません。
 

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OPALJET LONGLIFE3です。
エステル+PAOベースオイルにLSPI対応の添加剤配合でMB229.52に対応しています。
メルセデスベンツディーゼルにお乗りの皆様、ご検討頂ければ幸いです。





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 いつもブログを見て頂きありがとうございます!
2020年にアクセスの多かったUnil opal(ユニルオパール)ウェブサイトのブログ記事をまとめてみました。
投稿自体は2015年のものもありますが、全体の傾向としてはやはりクリーンディーゼルや直噴エンジンのオイルについて気にされている方が多い様です。

今後も弊社製品の紹介だけでなく、皆様のお役に立てる情報を発信していけたら幸いです。
…もっと見る

2021年1月28日 09:34  | 商品情報





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2020年にアクセスの多かったUnil opal(ユニルオパール)ウェブサイトのブログ記事をまとめてみました。
投稿自体は2015年のものもありますが、全体の傾向としてはやはりクリーンディーゼルや直噴エンジンのオイルについて気にされている方が多い様です。

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 20201228_052122282_iOS.jpg

Unil opal 山川です。
前回ブログの続きです。
長くなってしまい申し訳ありません。

4.オイルスペックによる違い

オイルのスペックによる交換サイクルの違いはHTHSの数値、TBN値、独自テスト等が考えられます。

(1)HTHS(High Temperature High Shear)=高温高せん断粘度
エンジン内部が高温に達したときのエンジンオイルの性能をどれだけ維持できるか、の数値です。
数値が高いほどロングライフとなります。
ACEA C5規格では2.6~2.9mPa・s、C1,C2規格では2.9mPa・s以上、C3,C4規格では3.5mPa・s以上と規定されています。
2020年 ACEA 新規格について

(2)TBN(Total Base Number)=塩基価
エンジンオイルに含まれる硫黄分が酸化し硫酸化合物になるとエンジン内部を痛めることがあります。TBN値は酸中和性能で数値が高いほどロングライフとなるのですが、注意が必要なのはオイルに含まれる硫黄分が少ない場合はTBN値が高くない場合もありますので数値が低いから持ちが悪いわけでもありません。
ユニルオパールOPALPERF X-TRAというオイルはACEA C4規格で硫黄分の内容成分量を規定しているので、ほかのACEA C3規格と比較して酸化速度が1/6になります。

(3)独自テスト
BMW LL-04、PSA B71 2290、MB 229.52、VW504.00/507.00などメーカーアプルーバルには、各メーカー独自のロングライフテストをしていることが多く、このテストの内容により各メーカーは純正指定オイルのオイル交換サイクルを設定していると思われます。メーカー承認があることでロングライフ性能の証明・・・となることはありますが、そのためには承認の内容を知る必要があります。いずれ詳細を書いていこうと思います。

5. オイル交換時期の例

前回ブログにも書きましたが、Unil opal営業車プジョー307SW 2.0L NAは月に3,000km~4,000㎞走っていました。
オイル交換は4か月に一回程度だったので12,000km~16,000kmで交換していました。オイルの粘度低下もなく汚れもそんなにひどくないのでもう少し走っても大丈夫でしたが、4か月に1度、年3回交換が区切りがいいのでそうしていました。

フォードフィエスタは2020年3月より営業車として稼働していますが、ほとんど使用していません。
年間の走行距離は約1万kmで一回の走行距離が多めです。1万kmのうち東北出張・中国四国出張で合わせて3,500kmぐらい走っているので走行環境は悪くないです。
ただし承認オイルがOPALJET POWERBOOST 5W-20 と粘度が低く、エンジンが直噴エンジンで燃料希釈で粘度低下しやすいことも懸念して半年に1度交換しています。

プライベートで乗っているフィアットパンダ3ツインエアーはエンジンオイル量が3Lと少なく、かつちょい乗り、ストップ&ゴーが多めのハードコンディションになるので、そこそこ良いスペックのオイルを半年または5,000kmごとに交換しています。カーボンが溜まりやすいコンディションなので洗浄系の燃料添加剤も3か月に1度程度使用しています。


ユニルオパール取扱店でデモカーとして使用しているGOLF GTIで使用済みオイルを分析にかけたことがありますのでご参考になればと思います。
走行距離約1.3万km、 使用期間約1年、 使用オイルOPALJET ENERGY3
新油の40℃動粘度が70.9(mm2/s)に対して1.3万km走行後の40℃動粘度は67.52(mm2/s)でした。約4.76%粘度低下していました。
新油のTBN値は公表されていませんが、1.3万km走行後のTBN値は1.2mgKOH/gでした。
動粘度の低下はあまりなくまだ走行できそうですが、TBN値が落ちていてこれ以上走行すると酸中和性がなくなりエンジンを痛める可能性があるので、オイル交換の必要があると判断します。

6.最適なオイル交換時期はいつ?

Unil opalのOPALPERF X-TRA はACEA C4でHTHS粘度も高く硫黄分も少ないです。ベースオイルがエステル+PAOで、ロングライフ性能もあり最大で35,000km走行可能とテクニカルデータシートに書いてありました。
当然この35,000kmというのは、1回の走行距離が長く高速巡航がメインで走行環境が良く、かつ負担の少ないエンジンであれば、という条件が付きます。

前回ブログと併せて条件を見てみると、
1.負担のないエンジンで、
2.良いベースオイルを使用し
3.負担のない走行環境で
4.ロングライフスペックの高いオイルを
使用した際の最大距離が35,000kmとなります。

各メーカーが純正指定オイルの交換サイクルとして指定する15,000kmや25,000㎞も同様に一番良い条件での走行距離と認識してください。

最適なオイル交換時期は条件によって異なりますので、整備工場などのプロフェッショナルのアドバイスを聞くのが一番良いと思います。ユニルオパールオイルの交換サイクルに関するご質問は弊社またはUnil opal取扱店までお問い合わせください。

2回にわたり非常に長くなってしまいました。
読んで頂きありがとうございました!ご質問等あればコメントください。

2021年1月23日 11:17  | 商品情報





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Unil opal 山川です。
前回ブログの続きです。
長くなってしまい申し訳ありません。

4.オイルスペックによる違い

オイルのスペックによる交換サイクルの違いはHTHSの数値、TBN値、独自テスト等が考えられます。

(1)HTHS(High Temperature High Shear)=高温高せん断粘度
エンジン内部が高温に達したときのエンジンオイルの性能をどれだけ維持できるか、の数値です。
数値が高いほどロングライフとなります。
ACEA C5規格では2.6~2.9mPa・s、C1,C2規格では2.9mPa・s以上、C3,C4規格では3.5mPa・s以上と規定されています。
2020年 ACEA 新規格について

(2)TBN(Total Base Number)=塩基価
エンジンオイルに含まれる硫黄分が酸化し硫酸化合物になるとエンジン内部を痛めることがあります。TBN値は酸中和性能で数値が高いほどロングライフとなるのですが、注意が必要なのはオイルに含まれる硫黄分が少ない場合はTBN値が高くない場合もありますので数値が低いから持ちが悪いわけでもありません。
ユニルオパールOPALPERF X-TRAというオイルはACEA C4規格で硫黄分の内容成分量を規定しているので、ほかのACEA C3規格と比較して酸化速度が1/6になります。

(3)独自テスト
BMW LL-04、PSA B71 2290、MB 229.52、VW504.00/507.00などメーカーアプルーバルには、各メーカー独自のロングライフテストをしていることが多く、このテストの内容により各メーカーは純正指定オイルのオイル交換サイクルを設定していると思われます。メーカー承認があることでロングライフ性能の証明・・・となることはありますが、そのためには承認の内容を知る必要があります。いずれ詳細を書いていこうと思います。

5. オイル交換時期の例

前回ブログにも書きましたが、Unil opal営業車プジョー307SW 2.0L NAは月に3,000km~4,000㎞走っていました。
オイル交換は4か月に一回程度だったので12,000km~16,000kmで交換していました。オイルの粘度低下もなく汚れもそんなにひどくないのでもう少し走っても大丈夫でしたが、4か月に1度、年3回交換が区切りがいいのでそうしていました。

フォードフィエスタは2020年3月より営業車として稼働していますが、ほとんど使用していません。
年間の走行距離は約1万kmで一回の走行距離が多めです。1万kmのうち東北出張・中国四国出張で合わせて3,500kmぐらい走っているので走行環境は悪くないです。
ただし承認オイルがOPALJET POWERBOOST 5W-20 と粘度が低く、エンジンが直噴エンジンで燃料希釈で粘度低下しやすいことも懸念して半年に1度交換しています。

プライベートで乗っているフィアットパンダ3ツインエアーはエンジンオイル量が3Lと少なく、かつちょい乗り、ストップ&ゴーが多めのハードコンディションになるので、そこそこ良いスペックのオイルを半年または5,000kmごとに交換しています。カーボンが溜まりやすいコンディションなので洗浄系の燃料添加剤も3か月に1度程度使用しています。


ユニルオパール取扱店でデモカーとして使用しているGOLF GTIで使用済みオイルを分析にかけたことがありますのでご参考になればと思います。
走行距離約1.3万km、 使用期間約1年、 使用オイルOPALJET ENERGY3
新油の40℃動粘度が70.9(mm2/s)に対して1.3万km走行後の40℃動粘度は67.52(mm2/s)でした。約4.76%粘度低下していました。
新油のTBN値は公表されていませんが、1.3万km走行後のTBN値は1.2mgKOH/gでした。
動粘度の低下はあまりなくまだ走行できそうですが、TBN値が落ちていてこれ以上走行すると酸中和性がなくなりエンジンを痛める可能性があるので、オイル交換の必要があると判断します。

6.最適なオイル交換時期はいつ?

Unil opalのOPALPERF X-TRA はACEA C4でHTHS粘度も高く硫黄分も少ないです。ベースオイルがエステル+PAOで、ロングライフ性能もあり最大で35,000km走行可能とテクニカルデータシートに書いてありました。
当然この35,000kmというのは、1回の走行距離が長く高速巡航がメインで走行環境が良く、かつ負担の少ないエンジンであれば、という条件が付きます。

前回ブログと併せて条件を見てみると、
1.負担のないエンジンで、
2.良いベースオイルを使用し
3.負担のない走行環境で
4.ロングライフスペックの高いオイルを
使用した際の最大距離が35,000kmとなります。

各メーカーが純正指定オイルの交換サイクルとして指定する15,000kmや25,000㎞も同様に一番良い条件での走行距離と認識してください。

最適なオイル交換時期は条件によって異なりますので、整備工場などのプロフェッショナルのアドバイスを聞くのが一番良いと思います。ユニルオパールオイルの交換サイクルに関するご質問は弊社またはUnil opal取扱店までお問い合わせください。

2回にわたり非常に長くなってしまいました。
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