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2012年8月23日

クーペと過ごす５日間（３）苫前・稚内

witten by オイヤス

夕べからの強い雨は、ようやく峠を越したようだ。
早朝に国道２３２号／オロロンラインをさらに北上続ける。

羽幌〜遠別〜天塩〜幌延ときて、稚内に入る。最北端の宗谷岬はもうすぐだ。

天候回復の兆しに、カブリオレくんもソワソワしだす。

出発から３時間ほどで宗谷岬に着いた。
しだいに雲が割れ、青空が広がる。
気温は１７、１８℃と低く、半袖にショートパンツでは寒い。
ほかにそんな格好の人いないし・・・

すっかり観光地化して大勢の人がいるので、早々に立ち去ることにする。
その前に、プチ・フレンチミーティング。貴重なひととき。
その後、道内でフランス車に出会うことは滅多になかった。

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comment (5)

■キリさん on August 23, 2012 Thursday

オイヤスさん　こんばんは

まさかまさかの宗谷岬！！　　心なしか空も高く感じられますね
次回がまた楽しみ！！

■きー on August 24, 2012 Friday

オイヤスさん、こんにちは
どこまで行くんでしょうか？
クーペとならどこまでも！って感じですね。

■オイヤス on August 24, 2012 Friday

キリさんへ。
まさに、空は別物でした。空も地球も丸みを帯びていて、見慣れぬ不思議さを感じました。

きーさんへ。
もうどこまでも行けちゃう錯覚にはまってました。
現実の生活には戻りたくない！っていう。

■水玉のドラグ on August 25, 2012 Saturday

見えるは外国の地ですか？　。

ロングツーリングいいな〜。

■オイヤス on August 25, 2012 Saturday

間宮林蔵像の向く方、遠くに樺太がかすんで見えました。

宗谷岬は、観光客のにぎわいとは反対になにか物悲しい雰囲気でした。
最北端到達の感激など、おもってたほどは感じませんでした。
なぜかはわかりませんが。

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2012年8月22日

クーペと過ごす５日間（２）長万部・留寿都・厚田

witten by オイヤス

海沿いにつづく国道５号を北上する。
景色に見とれ時の経つのも忘れていたが、そろそろ昼時
長万部の駅に車を止め、食事処を求めてあたりを散策する。

長万部といえば「かにめし」が有名
でも、かの甲殻類に興味のないボクは、ふつうの定食屋へ。

「冷やしラーメン」！　どんなモノかとわくわくして待つが、
やってきたのはふつうの冷やし中華だった。
ところ変われば呼び名も変わるものだ。

国道をそれて海沿いで一休み。
無造作に置かれた浮きや網など漁具が、この町での生業を物語る。
気温もそれほど高くはなく、潮風が気持ちいい。
近くでサーフィンをやる人がいるが、水温はけっこう冷たいのだろうな。
ボクとクーペは、ここで少し甲羅干し。

豊浦から洞爺湖を正面に左に折れ、国道２３０号を内陸へと入る。
峠道っぽくなるが、勾配・カーブもきつくない。

黄色い花が沿道の、ところどころに咲いている。ルドベキアかな。
夏らしい、元気な花だ。

ところで、北海道はやはりオープンで走りたい！
ということで、今回のおともはこちら。
まばゆいばかりの陽光浴びて、爽やかに風切りすすむ（イメージ）。

むこうに見えるは羊蹄山。円錐形の美しい姿から「蝦夷富士」と称される。標高1898mの成層火山だ。
ちなみに北海道の山は標高がそれほど高くない。道内で一番高い大雪山の旭岳でも2291mだそう。

付近の直売所では、トウモロコシを食べた。
こちらでは「とうきび」と呼ぶ。ゆでて食するがスタンダードらしい。
あちこちの直売所には「ゆできび」の文字が見える。
我がふるさとにもトウモロコシ街道なるものがあるが、「焼き」がメイン。
それではと食べ比べ的に実食するが、これがうまい。
１本３００円、おやつ用にもう１本買っておいた。

峠をとおり、札幌、石狩をぬけ日本海へ。
国道２３１号は厚田ではにしん街道という。
にしんの北上とともに、多くの漁夫がこの地を訪れ、たいへんな賑わいだったと聞く。
昔、米のとれない蝦夷地でにしんは米同様に大切なもの
単位も同じ石が使われていたようだ。
かつての活況を思いながら、厚田産そば粉を使った「にしんそば」をいただいた。

北海道を旅するライダーたち。荷物をたくさん積んでのツーリング風景だ。
キャンプ場などに泊まりながら道内を巡るのだろうか。
宿泊費を抑えられるのも、こうした気まま旅の魅力だな。

夕暮れが近づいた。
そろそろ本日の宿を探しつつ、旅は北へとつづいていく。
最初の宿泊地、苫前に着いた頃には、日はとっぷりと暮れていた。
この日の走行はおよそ４２０km、いいペースだ。

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comment (5)

■キリさん on August 23, 2012 Thursday

オイヤスさん　こんばんは

冷やしラーメン残念でした　それもまた旅の醍醐味ということでｗ
オイヤスさんもクーペも気持ちよさそう～～♪

■きー on August 24, 2012 Friday

オイヤスさん、こんにちは
イメージ画像のブラン・ドレ・メタリックの504カブリオレが
本物チックでステキ！

■オイヤス on August 24, 2012 Friday

キリさん、こんばんは。

こちらの常識、あちらの非常識ですね。
土地土地のしきたり(？)は依然として残ってて、逆にほっとします。
日本全国、方言が消え失せてるといわれる現代においては、です。

きーさんへ。
この時ばかりは、クーペの屋根あるのを
恨めしく思いました。
ほっかいどうでオープン！
新たな目標ができました。

■水玉のドラグ on August 25, 2012 Saturday

ニシンの焼き魚大好きです。
北の方はニシンは食べたくないとおっしゃいますが（子供の頃にたべすぎた？　）　。

冬の凍った北海道も走ってみたいかな〜なんてね。

■オイヤス on August 25, 2012 Saturday

道のいたるところで風雪よけを見かけました。
冬の北海道って、それは厳しいんでしょうね。

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2012年8月20日

クーペと過ごす５日間（１）青森・函館

witten by オイヤス

念願だった北海道ツーリングを敢行
約束の地「美瑛」を目指す

大好きな北海道へは幾度となく行っている
でもブーンと飛行機、現地でレンタカー
やっぱり「友」と一緒に大地を感じたい

かつてはあと少しまでいったことがある
あのときは４０６ブレークで、青森港から函館を見た

ようやく叶った希望に高鳴る胸
ボクを、ひとり勝手に盛り上がる空気感がつつむ

５日間をまるまるクーペと過ごした
わくわくの日々をアーカイブします
こんな身勝手を快く（かどうかは別として）
承諾してくれた皆への感謝の想いを添えて

＊＊＊＊＊

（青森・函館）
仕事を終えるとすぐに、高速に飛び乗った
目指す青森港へは７２０キロ

当初、途中休憩を３、４回予定していた
ところが浮かれる想いで気持ちは急いて
前沢ＳＡでトイレに寄ったほかは休まなかったよ

青森港へ着いたのは、予定より３時間くらい早かった
そこへライダーが現れ「充電して」
配線がショートしててバッテリーがあがってしまったという
さっそくの結合とあいなった
ライダーは利尻島を目指すのだそうだ

フェリー入港、搭乗のための車列に加わる
この津軽海峡フェリーは青森ー函館間を４時間弱で結ぶ
ネット割引で１諭吉８英世なり

苫小牧まで行く航路もある
けど、こっちは大洗から１９時間もかかるし高額なので、今回はパス
青森までのドライブもまぁ楽しい

「凛として輝く函館山」を過ぎ港へ入る
だいぶ陽も高くなってきた
空も海も輝きはじめた

湾付近にはたくさんの船が通り過ぎる
それぞれに働く人が乗っているんだろう（あたりまえか）

しばらくは陸にあがれないこともあるだろう
足下が不確実な海上に、数ヶ月も暮らすなんてことも
その間は、好きな車も運転できないんだなぁ、もちろんだけど

国道へ出て長万部方面へ向かう
札幌まで２２０キロ・・・
こんな遠くまでを表示するのを見たことがなかった、北海道ならではか
スケール感の違いに戸惑いながらも、ここにいる実感わいて
しぜんに顔がほころんでしまう

少し走ると海沿いに出た

ものすごい昆布のにおいがする
かなりの濃度に酔ってしまいそうだ
好きな人ならダシの効いた香りだけでどんぶり飯がいけそうなくらい、大げさかな

見上げる空はいつもと同じなのに
風景全体像がワイドに見えてとても迫力が違う
すでに脈拍はかなり上がっている

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comment (7)

■コンドウ☆ on August 21, 2012 Tuesday

オイヤスさん、凄いです！
行かれたんですか　北海道～！！

プジョー乗りの皆さんは長距離ドライブをものともしない方が多いですが、
さすがにココは･･　　　いや～ぁ、続きが楽しみです。

■キリさん on August 21, 2012 Tuesday

オイヤスさん　こんばんは

いやー凄いですね　まさかのデッカイドウ！！
青森-函館が4時間弱かかるって言うのも驚きです
（もっと近いと思ってました）

■オイヤス on August 21, 2012 Tuesday

コンドウ☆さんへ

東北自動車道は空いてて走りやすかったです。まして夜なのでとても。
途中の仙台付近などは山道風で、それはそれで楽しめました。
北海道は、道路の作り自体が広々してるところが多くて
「もうこんなに来ちゃったの！？」的に走行距離が伸びました。

キリさんへ

青森・函館間は距離にしては１１０キロ、高速道路があればわずかな時間ですみますね。鉄道の津軽海峡線なら２０キロくらいでしょうか。竜飛岬と松前半島ルートに車道を掘ればいけそうな気がするのですけどね。

■きー on August 22, 2012 Wednesday

オイヤスさん、こんにちは。
これこそ正にバトンパスを受けられません！
しかし、カーライフの最終目標ができました。
北海道withクーペ。

■オイヤス on August 22, 2012 Wednesday

きーさん、こんにちは。
喜んでるのがわかるんですよ、クーペが。
乗ってるこっちはもっと嬉しいのです。
クーペは、つくづくロングツアラーだと感じました。
北海道とてドライブの延長、
どうぞ気楽にバトンを受け取ってください (笑)
僕は、次回は知床方面を流したいと思っています