・・・といっても野球ではありません(^^)
昨今のF1プラモブームは加熱の一途をたどっている。
これ自体はF1プラモデラーを自称?する自分にとってはありがたいの一言。
90年代前半のブームよりもハイペースでフジミがリリースしている。
最近ではセナの最後のマシン、ウイリアムズFW16やセナプロ対決の火付け役であるマクラーレンMP4/5が発売されている。
それに続けとハセガワも一昨年よりフェラーリ312T2、312Tと発売。
ついには巨匠であるタミヤも重い腰を上げ、フェラーリF60(近日完成模型披露します)を昨年12月にリリースした。
今後もハセガワからはブラックビューティーの異名を持つロータス79、フジミからは92年マンセルがチャンプとなったウイリアムズFW14Bがリリース予定である。
ところがタミヤがHP上であるマシン発売を突然発表したのだ!!
なんと!
ロータス79ではないか!!
ロータス79・・・
78年にデビューしたこのマシン、C・チャップマンが前年のロータス78グランドエフェクト理論を推し進めた発展型マシンでM・アンドレッティ5勝、R・ピーターソン1勝を上げ、Wチャンピオンを獲得した。
しかし前年のマシンである78をリリースしたタミヤはそれ以上に成功した79をキット化しなかった。
(注:1/10RCは発売した)
それから30数年、インジェクションキットには恵まれず、今日に至るわけだがとうとう恐れていたことが起きてしまった。
タミヤとハセガワのアイテムのバッティング・・・・。
この際どちらが先に手を挙げたかはどうでもいい。
1/20インジェクションキットロータス79が同時期に発売される事実・・・・。
現在のF1キットブーム?は異様な側面も持ち合わせている。
それは『椅子取りゲーム』
現行のマシンはロイヤリティの高騰やチームの秘密主義で簡単にキット化し難い状況にある。
(だからこそタミヤフェラーリF60キットは凄いのだが・・・)
そこで各社往年の名車をキット化する方向で開発している。
しかしその椅子もそう多くは残っていない。
その椅子を取り合うこととなっってしまった。
インジェクションキットの開発には当然ながら膨大な費用が掛かる。
そのアイテムが被ることになる当然売り上げが割れてしまいかねない・・・。
残された大きな椅子がロータス79だったのだが・・・。
出来れば個人的にはバッティングだけは避けて欲しかった。恐らく両社のアイテムのうちのいずれかを買うことになるだろう。これが違うアイテムだった両方買うのに・・・。
F1キットブーム・・・・ブームなのだからいずれは過ぎ去っていくであろう。
せめてブームの間に60年代~00年代のマシンを数多くリリースして欲しい。
ベネトンB190、B191、ティレル019フォード・・・
さて!あなたはどちらを買う??
実車に忠実なフォルムを得意とするハセガワ製79??
本物よりもかっこいいといわれるデフォルメを施すタミヤ製79??