お待たせしました~ いよいよ、2011年末から2012年始にかけて行ってきた旅の記録を お伝えできる時がきました~ 2011年12月30日 降り立ったのは、昨年同様フランクフルト・アム・マイン 成田発のルフトハンザで直行便ということもあり、明るいうちに 到着できました。(下の写真は成田にて撮影) ※この旅のために新調したミラーレス一眼”OLYMPUS Pen Mini”により実際より 若干ドラマチックに写っていますがご了承ください(^_^;)ゞ 今年の旅は弾丸トリップ!今晩から早速、動き出します!! まずは移動の足を確保するべくレンタカー会社のオフィスに向かいます。 夕方という時間帯が悪かったのか。 1軒目 AVIS フランクフルト空港店 ハッセー:コンパクトクラスかエコノミークラス借りたいんだけどある? スタッフ :あ~それなら、メルセデスAクラスがあるよ。 ハッセー:他のクルマはある? スタッフ :今はこれ(Aクラス)しかないよ。オートマでイージードライブだよ~(^_^)d ハッセー:了解、ありがとう。(オートマかよ~←心の声(^_^;) 2軒目 Europcar フランクフルト空港店 ハッセー:コンパクトクラスかエコノミークラス借りたいんだけどある? スタッフ :あるわよ。オペルコルサね。 ハッセー:他のクルマはある? スタッフ :コンパクトクラスとエコノミークラスでは、これだけね。 ハッセー:コルサはマニュアル? スタッフ :マニュアル車よ。 ハッセー:OK。距離制限はある? スタッフ :2100kmまでは追加料金無しね。それ以降は€0.17/km加算されるわ。 ハッセー:距離制限無しのプランはある?○○○○や○○○○に行く予定だから、 確実に2100kmは超えると思う。。。 スタッフ :うちではそういうプランはないわ。 その後、 SiXT も Hertz も距離無制限プランはなく、とりあえずフランクフルト中央駅へ 5軒目 SiXT フランクフルト中央駅店 ハッセー:コンパクトクラスかエコノミークラス借りたいんだけどある? スタッフ :今はSmartしかないよ。 ちょっとSmartでの旅も魅力的に思えてきましたが、セミオートマだしなぁ~ とりあえず隣の Europcar へ・・・ ハッセー:コンパクトクラスかエコノミークラス借りたいんだけどある? スタッフ :あるわよ。オペルコルサね。 ・ ・ 以下空港店と同様の内容 ・ ・ ・ 距離無制限はあきらめて、晴れて今回の旅の相棒が決まりました。 ・ スタッフ :これが鍵ね。駅を出て右に行ったところに駐車場があるから。 ジルバー(ドイツ語で銀色)のコルサよ。アウフビーターゼーン!! Opel Corsa 1.4 ※暗がりで”OLYMPUS Pen Mini”の設定に苦戦したためケータイでの撮影ですm(_ _;)m これが今回の旅の相棒。日本では絶滅危惧種の3ドアハッチバック(^_^)v それ以前にOpel自体が日本から撤退してますね・・・ 日本でコルサ(日本名:ヴィータ)と言えば、これの1個前のモデルCで止まってますね。 よろしく頼むよコルサ!! 気を取り直してもう一枚。 一見すると流行の涙付きツリ目ライトですが、中の基本造形は一世代まえのベクトラなんかの 面影が見えますね。 今回も走行距離約8000kmと比較的新しめの個体を借りられました。 レンタカーって入れ替え早いのかな・・・ つづく
時は2011年1月7日 いよいよドイツ-オーストリア自動車ミュージアム巡りの旅も最終日。 この日は、フランクフルト市内の車事情を探索 まずは、"Saab 96" 角目と大きなウィンカーから比較的後期のモデルと 思われます。 続いて"VOLVO PV544" 時折、こういう古い車も見られますが ドイツ政府が実施する新車買い換え補助制度の影響か 80年代,90年代の車はどんどん減ってきている感じがします。 至る所に居た80年代のカデットやパサート、ポロは何処へ... まぁ、時が経ったってのもありますが... お次はポルシェ事情。 水冷以降の比較的新しいのは結構走ってます。 "Boxster(986)" 最近、日本では100万円以下の個体もチラホラ出て来ましたね。 個人的には986ボクスター用のテールゲート付ハードトップ”Zeintop”を 付けて乗ってみたいですが、製造元Zeintop自体が...倒産?活動休止??な状態で 検索もろくに引っかからない...格好いいんだけどなぁ~ "911カブリオレ(997)" 前期のCarreraと思われます。 フランクフルトは金融・経済の中心ってこともあり、 ポルシェは結構頻繁に見かけます。 ラーダ・ニーバです。 日本でもたまに好き者が乗ってますね(^_^;) 質実剛健のニーバとアメリカ帰りのメルセデス(MLクラス)... 類似のカテゴリーでありながら対極にある2台。 "iQ"&"Smart for two" こんな感じでミニマムクラスの車も 一定量に需要があるようです。 ヨーロッパの旧市街は半端じゃなく道狭いんで、まぁ納得ですね。 あぁ~カリブロッソ!!! ではなく、欧州仕様の"Carolla Konbi"です。 日本では激レア車ですが、 欧州では、この顔が標準(前期モデル)なのでまだまだ見かけます。 ん~すっかり欧州車風情に見えるのは僕だけ?(^_^;) ユーロプレート仕様のリアガーニッシュが 羨ましいぃ~ すっかり繁華街からは離れ、閑静な住宅街を散策していると 後ろから快音と共に458が登場! ナンバーの左の2文字"PF"は バーデン=ヴュルテンベルク州プフォルツハイムの 登録を意味していますが、車が車なだけに ピニンファリーナの"PF"を意識したように 見えてしまいます。しかも後半の文字も凝ってるし・・・(^_^;) メーカーの広報車などは、ナンバーの地名とその後の文字で 車名などになるようにわざわざその土地に登録しに行くと、 聞いたことがありますが個人でもやる人が居るのかは謎です。 プフォルツハイムなら近いし、行っちゃう?的なのりで採ったかもしれませんね(^_^;) これにて、ドイツ-オーストリア自動車ミュージアム巡りの旅は終了です。 長編にして長文のブログを読んでくださってありがとうございます。 今年の年始に行ってきた旅の記事も、こんな調子で書いていくので、 お楽しみに。では~
ドイツ-オーストリア自動車ミュージアム巡りの旅続きです。 時は2011年1月6日朝 イタリアに後ろ髪引かれつつも 夜の内にオーストリアを抜けてドイツに 戻ってきました。 それにしても雪解けで視界がひどい状態に・・・ そんな中でもアウトバーンではパナメーラが 左車線をかっとんでいきました とうとうウォッシャー液を使い果たしたので、途中PAで買い足しました。 DTM参戦車両のスポンサーなどでお馴染みの"SONAX"って カー用品メーカーだったんですね~ さぁ、最後の目的地(と言っても昨日決めた(^^;)) シュトゥットガルトはウンターテュルクハイムにつきました。 案内通りに止めたはずですが、なんか系列や元提携先のブランドの 車が止まってます。(ひょっとして従業員用だったかな・・・) しっかし、隣のシャリオが日本では見かけない仕様で スリークで良いですね(共感する人は少ないかな・・・)!(@o@)! ここです。メルセデスベンツ・ミュージアム ここもポルシェと同様近年ミュージアムを建て替えて リニューアルしました。 以前はちょうど写真の左の高架橋の下から、ダイムラー社の敷地内に バスで入っていったところにミュージアムがありました。 このミュージアム、膨大な展示物がありとても全部は紹介しきれないので スペクタキュラーなものを選りすぐって紹介します。 まずはゴットリープ・ダイムラーとヴィルヘルム・マイバッハが 造り上げた"モーターキャリッジ"と カール・ベンツの”パテント モトーレン ヴァーゲン” この2台はアポストロフィーをつけて年式を表すと'86年式(^_^;) なんかネオヒスな感じになっちゃいますが、どちらも1886年製です。。。 続いて、1902年製のRennwagen"Simprex 40PS" 解説によれば6.8リッターの4気筒エンジン搭載 最大回転数は1100rpmから車名の通り40馬力を発揮 次のフロアは働く車 こちらはロンドンバスとして使われていた 1907年式"Milnes-Daimler Doppeldeckerbus" 5.3リッター/28PS 今ではお馴染みのロンドンの2階建てバスですが、 1907年当時ですでにもう2階建てだったんですね~ '59年式 LP333 Pritschenwagen Lシリーズのトラックと言うことくらいしか解らないですが、 良い味出てます。 同年式頃のウニモグのミニ4駆を造ったのを思い出しちゃいました。 このフロアで群を抜いて異色なのが、この"Rennwagen-Schnelltransporter" 300SLをベースに造ったので、パワースペックは当然3リッター 6気筒を搭載。 192馬力から170km/hに達する世界最速のトランポ(^_^;) 背中の300SLRに負けない圧倒的な存在感を誇ってます。 実はこのトランポ、過去に1/87のBUB製のミニカー買ってしまったほど 好きなメルセデスの1台なので穴が開くほど眺めてきました(^_^;) フロア変わってこちらはルパン三世の愛車としても有名な "Typ SSK"SSKは"Super Sport Kurz(Super Sport Short)"の意味。 ルパンの愛車はクラムシェルフェンダーですが、この個体は サイクルフェンダーでよりコンペティティブな印象。 おなじみ300SL 1955年の時点でインジェクション式燃料噴射搭載。 フランス映画「死刑台のエレベーター」の中でも インジェクション式燃料噴射を自慢する台詞が言われています。 これが300SLのフレームワーク。 そして、至高の存在"SLR Uhlenhaut-Coupe" 歴代メルセデスの中で一番好きなのがこのウーレンハウト クーペ。 レースでのヒストリーがないので知名度はあまり高くないですが、 ロードユースでも使えるレーサーとして、Ferrariの250GTO,250LMなどと 並んでとても魅力的に見えます。 おまけに1955年のルマンの大惨事で全てのレース活動から撤退したことで 行き場を失ったこのSLR Coupeを研究所所長のウーレンハウト自信が サイド出しのエキゾーストにサイレンサーをつけてプライベートで乗り回していたとか いないとかのエピソードが、さらにこの車を魅力的に見せてくれます(^_^;) お次はおなじみの紋章”菊の御紋” そう昭和天皇の"770 グロッサー メルセデス"です。 Renwagenの展示はこんな感じ 展示車数は増えていて満足なんですが・・・ 写真撮りにくい・・・ような・・・ 300SL(左)と300SLR(右) SLRは'55年のミッレミリアでスターリング・モスが ドライブした個体です。 7時22分スタートに由来する"No.722" 近年、近代SLRの1グレード名になったことは 記憶に新しいですね。 これは"Mercedes Targa Florio" 音声ガイドによると車体が赤いのはイタリアの観客が 自国の車以外に石を投げるので、赤に塗ってパッと見 イタリア車に見えるようにしたそうです...(^_^;) 1909年製"BLITZEN BENZ" いわゆるレコードブレーカーです。 1909年にブルックランズで202.6km/hの世界速度記録を記録 "1938 W125 Rekordwagen"(左)と"1978 C111-Ⅲ Diesel-Rekordwagen"(右) 解説によれば、W125の方は5.6リッター V12から736馬力を発生し、 フランクフルト~ダルムシュタット間のアウトバーンで 432.7km/hの公道最速記録を樹立。 ”公道最速記録”なんかイイ響きですね(^_^;) C111-Ⅲは一連のC111プロジェクトの内の1台 3リッター 5気筒ディーゼルエンジン搭載 イタリアのナルドの高速周路で327km/hをマーク。 "1970 C111" Wankel-engineつまりロータリーエンジンを積んだコンセプトカー。 2400cc 4ローター 350PS 最近、GWA社から"Ciento Once"という名前で復刻車が出て 一部の自動車誌面を賑わせましたね。 出る頃にはすっかり暗くなっていました。 2004年に初めて来たときは、Uバーンであった建築学を学ぶ日本人の 学生と一緒に来た覚えがあって、そのときに彼が「この建物は有名な建築になる」 と言っていた覚えがあるけど、確かに特徴的でアーティスティックな 近代建築となって目の前にそびえてました。 つづく
ドイツ-オーストリア 自動車ミュージアム巡りの旅続きです。 時は2011年1月5日午後 グミュントのポルシェミュージアムを後にして、 西の方に向けてオーストリアをドライブ。 なぜ西の方なのかは後ほど・・・ グミュントのポルシェミュージアムで 色々グッズを買い込んだのでユーロが無くなってきました(^_^;) "Lienz"の駅で両替所を探すも両替所のある規模の駅ではありませんでした。 しかし、典型的なヨーロッパの駅に”電気機関車+客車”のスタイルの鉄道に 学生時代にユーレールパスで”ヨーロッパ鉄道の旅”をした思い出が蘇ります。 途中スキーリゾートの"Sillian"で道路沿いに銀行発見。 手持ちの円をユーロに両替して再び出発。 両替はやはり銀行で換えるのが一番レートが良いですね。 こんな小さな街の銀行みたいなところでも円を難なく両替できてちょっとビックリ。 Sillianはイタリアとの国境の街でもあるので、 しばらくするとイタリアに入りました。 国境で写真を撮りたくなるところに、僕の中の”日本人”な部分を再認識(^_^;) 今回はイタリアに来る予定はなかったんですが、 グミュントで地図を見ていると、なんかイタリアが 近かったので、つい吸い寄せられてしまいました。 やっぱイタリアと聞けば放っておけない。。。(^_^;) ついでにイタリアのスキーリゾート"Cortina d'Ampezzo"を ドライブしてドイツへハンドルを向けることにしました。 コルティナを抜けて行けば果てはヴェネチアにたどり着くらしい。 いっそ行ってしまいたい。。。 コルティナはさすがに高級スキーリゾート地ということもあって、こんな光景や "Panamera" こんな光景も見られます。 "911(997)" アウトバーンの左車線をぶっ飛んでいくポルシェもいいですが スキーキャリアつけてスキーリゾートに乗り付けるポルシェもいい絵になります。 ちなみに911はCarrera4 北側からコルティナへ通じる道はご覧のように 魅力的なドライブルート。 ヨーロッパドライブの神髄は下道にあり!! つづく