「走ることは生きること」
こうして一日の多くを走って過ごしていると
なぜかそう錯覚してくるから不思議だ。
そして、にんまりしてることに気づく。
じわじわと毛穴から喜びがしみ出てくるような、そんな気分なのです。
1 霧の中を名寄出発
朝起きるとまわりは深い霧の中だった。
名寄はまわりを山に囲まれた地形なので、冷気がたまりやすいのだろう。
普段はつけないリアフォグをオンにする。
なんだか外国にいる気分がしてちょっぴりワクワクする。
2 約束の丘・美瑛に立つ
とうとうついた、美瑛。
眺めのよい丘の上でエンジンを切る。
この風景が大好きで、何度もここを訪れた。
見るものだけじゃない、光、風の音、にほい、時間・・・
ここでなきゃ感じられないものすべてに包まれていく感じが心地よい。
3 白金・青い池はルガーノ色
美瑛の丘から十勝岳へ向かう途中に「青い池」はある。
アップルが壁紙として採用したかの写真は、美瑛町在住の写真家・白石健人さんのもの。
白石さんはオーベルジュ経営の傍ら、プロの写真家としても活動されている。(写真はこちら)。
数日前からの雨で水が濁り、少しモヤヤーンとした色をしていた。
ハイペリオンブルー、いやルガーノグリーンだな、なんてひとりウンウンしていた。
なにかとクーペにこじつけてしまう。
青く映る様は、アルミニウム成分を含む地下水と近くを流れる美瑛川の水とが混ざ
り合い、出来たコロイド状粒子が太陽の光を反射するゆえとのこと。
美瑛川も所々がやや青みを帯びていて、あたりは何とも神秘的な雰囲気だった。
びえいソフトクリームを白金インフォメーションセンターで。
どうしてっていうくらい、うまい。
あたりは道の駅になっていて、たくさんの車でにぎわっている。
でもインフォメーションセンター脇の木立はもの静かなので、しばし写真タイム。
植生を含め、あたりの雰囲気が西欧的な感じがする。
男爵が出てきて、「ウェルカム・クーペ!」と声をかけてくれるような雰囲気なのです。