

MXラインはモトクロスや自転車競技のウェアやユニフォームを製造している会社です。
1978年から始まり、創業当初はカジュアルウェアを作っていましたが、サッカーなどのスポーツウェアに移り、その後は現在のようなモトクロスや自転車競技用のウェアに移り変わっていったそうです。
現在は1年間で仕事の依頼が500~600社から寄せられるそうです。


今まで作成されたサンプルを見せて頂きましたが、どのウェアもデザインが個性的でおしゃれです。
近年は日本の自転車業界からの注文が増えているそうです。
他にも日本の高校や大学のユニフォーム、競輪選手用ユニフォームなど、たくさんの依頼があるそうです。
ユニフォームだけでなく大会でレースクイーンが着用する衣装も作っているのだそうです。

|製造現場
ここからはウェアが完成するまでの工程を見せて頂きます。

まずは生地の裁断です。
全てオーダーメイドなので裁断も手作業で作います。

次は布にプリントをする工程です。
布の上にデザインが印刷された紙を乗せ、200℃ほどの圧力をかけて40秒ほどプレスすると、紙にプリントされたデザインが温度と圧力で布にプリントされます。
ちなみにこちらは布にプリントするための紙を印刷しているシーンです。

温度や圧力の違いで色合いが変わってくるので、この作業も長年の経験が成せる業です。
この方法で印刷することで、ハードに使っても色褪せないプリントになるのだそうです。
プリントされた布をカットしたら縫い合わせる工程へ移ります。

縫い合わせる作業は品質の高い日本製のミシンを使っているのだそうです。
社長さん曰く、「日本製のミシンが1番良い」のだそう。
ところでこちらの部屋では作業している人が誰もいません。
気になり聞いてみたところ、女性は家庭と仕事が両立できるよう、みなさん早く帰っているのだそうです。
プライベートの時間を大切にする風習は素晴らしいですね!
|ショールーム
シュールームではこれまで大会のために作成されたウェアが多数展示されています。




こちらには試着室もあり、実際に完成したユニフォームを選手が試着されるのだそうです。
選手のサイン入りユニフォームがたくさんあります。
現在MotoGPで大活躍中のオートバイレーサー、マルケス選手のサインも発見しました。
また、こちらの小さいサイズのウェアはスポンサー用へのプレゼントで作るのだそうです。





せっかくここまで来たのでウェアを何か買いたいとお願いしたところ、非売品の在庫をいくつか持って来て頂きました。
それぞれお気に入りのウェアを選んで購入しようとすると何とプレゼントしてくれるとおっしゃって頂きました!
それぞれ選んだウェアを持って記念撮影です。
本当にありがとうございました!
アットホームな雰囲気で社長さんの人柄も良く、とても素敵な会社でした。
カーくるのユニフォームも作ってもらいたいです(^-^)



次のレポートはぶとう農家訪問です。
広大なぶどう畑を散歩したあとはぶとう畑を一望できるテラスでワインのテイスティングをしました。
次回もお楽しみに☆