大変遅くなりましたが、やっとロンシャン競馬場の凱旋門賞レースの様子をアップします。
私は競馬や賭け事などにはとんと縁が無く、凱旋門賞もロンシャンの名前を知っているだけで、特に具体的な情報は知りませんでした。
今回は近所の知人からのお誘いで、誘われるままに連れて行ってもらえれば様子も分かって安心だと思い、また以前シャンティイでポロ世界選手権を見た時は、そのたくましく美しい動きと、緑と馬に囲まれて秋の一日を自然の中で過ごした気持ちの良い思い出があり、興味を持って参加することにしました。
当日は家まで車で迎えに来てもらい、ロンシャンまで。
ブローニュの森の中にある会場に近づくと、たくさんの人がセーヌ川の向こうから歩いています。
「これは、遠い駐車場に止めて、けっこう歩かないといけないかな。」などと話をしていると、そのまま凱旋門賞の「カタール賞」の文字と馬の絵のある看板に誘導され、トンネルを抜けて競馬場内の駐車場へ。
会場内に入ってみれば、きれいな芝生の駐車場。
これって昔イギリスなどで行ったサーキットの雰囲気と似ています。
木々の向こうにラ・デファンンスのビル群が見えるのが、面白かったり違和感があったり。(笑)
緑に囲まれていながらも、田舎でのんびり、と言う気分にはならないのが不思議です。
特に入場料などもいらないようで、検札等も無く場内に入っていくと、さっそく馬券売り場がありました。
この辺は日本の競馬場のおじさん方と似たような雰囲気?(笑)
スタンドはこんな感じ。
フランスで競馬場と言うと、私はホールなどでのアンティック市くらいしか行ったことが無く、以前のポロはサッカー場のようなもっと大きな広場だったので、ちょっと雰囲気が違います。
やっぱり日本も含めた、サーキットの感じ?
日本のサーキットと違うのは、やはり由緒ありそうな石造りの建物もあるところでしょうか。
コース(馬場?)はこんな感じ。
こんもりと木々もありますが、でもやっぱり田舎っぽさはしないなぁ。(笑)
午後の最初のレースが始まり、この最終コーナー?から馬達が走って来ます。
来ました、来ました!
やっぱり間近で見ると、蹴り音も高く、迫力があります。
意外と速いので、うまく写真が撮れません。(笑)
1レースが終わるごとに、こうして馬達が戻って来ます。
たぶんこの人が優勝者です。
さて、メインの凱旋門賞、カタール賞ですが、新聞を拾って情報収集。
私は全く知識がありませんので、とりあえずロスチャイルドの名を見つけ、それもLadyとか書いてあってリッチで馬も手入れがいいに違いない、とこの馬に賭けることに決めました。
良く見ると日本からの参加も何頭かいるようです。
レースの合間には、売店で赤と白のワインを買い、一杯やって勢いをつけます。
だんだんと会場の雰囲気にも慣れ、気分が乗って来ます。
それにしても、やっぱり会場はサーキットそっくりです。
やっぱり車のレースの昔は貴族のお遊びで、競馬場を模して車のサーキットを作ったんだろうな、と言う感がひしひしとわいてきました。
さて、次のレース。まだメインではありません。
iPhoneのカメラで流し撮りの練習。
この写真は、「鞭を振り上げている動作が躍動感や臨場感があっていい」、と知人からお褒めの言葉をもらいました。(笑)
続々と馬と騎手達が戻って来ます。
レースの合間にはこんなパレードと言うか、ブラスバンドの演奏まで。
にぎやかしですかね。(汗)
レースが終わるごとに、馬場の整理のおじさんが芝をきれいに整えます。
さて、いよいよ私達もメインレースの馬券を買いに並びます。
私は例のロスチャイルドに10ユーロ。知人は日本の馬に2ユーロ。
周りにもけっこう日本人がいます。スーツにネクタイ、革靴などで立派な身なりをしている方や、ラフな姿の方など、」さまざま。
私たちは、カジュアルな方です。(笑)
有名なレース、競馬場では、アスコットなどのように女性が派手な帽子を被ってくるのが通例です。
私たちのいるような裏のスタンドにはほとんどいませんが、こんな変わった帽子の方もいました。
また次のレース。
目の前を走り抜ける馬の姿が美しいですね。
戻ってくる馬達。
さて、いよいよメインの凱旋門賞です。
音楽もひときわ華やかです。
出場馬を見てみれば、私の賭けた馬は他より一回り小さいです。
良く新聞を見てみれば、一番軽い馬だとか。大丈夫かなぁ。(汗)
2400メートルのコースをスタートし、あっと言う間にスタンド前まで走って来ます。
いけ!ロスチャイルド!
ところが、私の賭けた馬の姿は前の集団には見当たらず、どこか後方にまぎれています。(涙)
この馬と騎手が優勝者。
ビデオを見ると、日本の馬も途中までトップだったのですが、ゴール前にこの馬にかわされたそうです。
ちなみにこの騎手はこの日のレースにほとんど全部出場していました。人気と実力のある騎手のようですね。
こうして私のレースは終わり。
もちろん、たった10ユーロでしたが、すりました。(涙)
ところが知人の奥さんは、日本の馬を入れて複式?で買ったので、2位に入ったために2ユーロの馬券が10ユーロになったとか。
いろんな買い方があるのですね。(涙)もっとも私の選んだ馬はかすりもしませんでしたが。(汗)
この後も1レースを見て、暗くなる前に帰りました。
ポロとはまた違った雰囲気でしたが、初めての経験でもあり、面白かったです。
またいつか、来るかな?