免許を取った20数年前。
いやあ嬉しかったですね、これで(法的には)どんなクルマでも乗れるんだから!
ちょっと古い欧州車がオシャレだし面白そうって思ってました。
ちょっと古いといっても、シトロエン2CVとかルノー4とかミニとかビートルとかまだギリギリ新車で手に入った時代。
宮崎駿がどっかのクルマ雑誌で描いた2CVへの偏愛マンガとか、かなり影響受けましたw
当時、一番惹かれてたのはフィアット500でした。
しかし、時代はまさにバブル崩壊直後。社会人1年目で蓄えもなく先行きも不透明。
何より、当時好きだった女の子が乗り物酔いする子だったので最初のクルマは国産の中古車に。
結局、乗り物酔い子ちゃんには振られましたが、仕事も忙しくなったりしてクルマに対する期待とか希望とかは薄くなっていきました。クルマは通勤で使えて荷物積めればOK。走るんならバイクの方が気持ちいいし!
時は過ぎ、気がつけば自分も40代半ば。
乗ってるクルマがイマイチ調子良くなくて、新型フィアット500とか試乗してかなり気に入ったのですが、たまたま知り合った旧500オーナーの助手席に乗せてもらって目からウロコがボロボロ落ちた感じがしました。
音と振動が完全にバイク!何これめっちゃ楽しいじゃん!
蓄えもなく先行き不透明なのは相変わらずだけど、幸いにも一人者なんで気を使う家族とかいないし、ガソリン燃やすエンジンもいつまで乗れるか分からない情勢だし、体力・気力があるうちに乗りたいクルマに乗っておこう、いや乗るなら今しかない!と思いつき、近所のフィアット500(旧)の専門店をたずねたのでした。
とはいえクルマを2台持てる身分でもなく、フィアット500(旧)を購入の暁にはこれ1台で生活することになるわけで、おまけに、洗車すらロクにしたことない自分に旧車生活は可能なのか?
その辺を店の人に何度も話を聞き、試乗もして、まあ何とかなるかと覚悟を決めて昨年12月に契約。
外装オールペン、内装張替え、納車整備、車検などに約半年かかり納車されたのは5月下旬。
納車された日は雨が降ってて、そのまま梅雨入り。
なんとも幸先の良い(?)チンク生活の始まりでした。