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 いつもブログを見て頂きありがとうございます!
2020年にアクセスの多かったUnil opal(ユニルオパール)ウェブサイトのブログ記事をまとめてみました。
投稿自体は2015年のものもありますが、全体の傾向としてはやはりクリーンディーゼルや直噴エンジンのオイルについて気にされている方が多い様です。

今後も弊社製品の紹介だけでなく、皆様のお役に立てる情報を発信していけたら幸いです。
…もっと見る

2021年1月28日 09:34  | 商品情報





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 20201228_052122282_iOS.jpg

Unil opal 山川です。
前回ブログの続きです。
長くなってしまい申し訳ありません。

4.オイルスペックによる違い

オイルのスペックによる交換サイクルの違いはHTHSの数値、TBN値、独自テスト等が考えられます。

(1)HTHS(High Temperature High Shear)=高温高せん断粘度
エンジン内部が高温に達したときのエンジンオイルの性能をどれだけ維持できるか、の数値です。
数値が高いほどロングライフとなります。
ACEA C5規格では2.6~2.9mPa・s、C1,C2規格では2.9mPa・s以上、C3,C4規格では3.5mPa・s以上と規定されています。
2020年 ACEA 新規格について

(2)TBN(Total Base Number)=塩基価
エンジンオイルに含まれる硫黄分が酸化し硫酸化合物になるとエンジン内部を痛めることがあります。TBN値は酸中和性能で数値が高いほどロングライフとなるのですが、注意が必要なのはオイルに含まれる硫黄分が少ない場合はTBN値が高くない場合もありますので数値が低いから持ちが悪いわけでもありません。
ユニルオパールOPALPERF X-TRAというオイルはACEA C4規格で硫黄分の内容成分量を規定しているので、ほかのACEA C3規格と比較して酸化速度が1/6になります。

(3)独自テスト
BMW LL-04、PSA B71 2290、MB 229.52、VW504.00/507.00などメーカーアプルーバルには、各メーカー独自のロングライフテストをしていることが多く、このテストの内容により各メーカーは純正指定オイルのオイル交換サイクルを設定していると思われます。メーカー承認があることでロングライフ性能の証明・・・となることはありますが、そのためには承認の内容を知る必要があります。いずれ詳細を書いていこうと思います。

5. オイル交換時期の例

前回ブログにも書きましたが、Unil opal営業車プジョー307SW 2.0L NAは月に3,000km~4,000㎞走っていました。
オイル交換は4か月に一回程度だったので12,000km~16,000kmで交換していました。オイルの粘度低下もなく汚れもそんなにひどくないのでもう少し走っても大丈夫でしたが、4か月に1度、年3回交換が区切りがいいのでそうしていました。

フォードフィエスタは2020年3月より営業車として稼働していますが、ほとんど使用していません。
年間の走行距離は約1万kmで一回の走行距離が多めです。1万kmのうち東北出張・中国四国出張で合わせて3,500kmぐらい走っているので走行環境は悪くないです。
ただし承認オイルがOPALJET POWERBOOST 5W-20 と粘度が低く、エンジンが直噴エンジンで燃料希釈で粘度低下しやすいことも懸念して半年に1度交換しています。

プライベートで乗っているフィアットパンダ3ツインエアーはエンジンオイル量が3Lと少なく、かつちょい乗り、ストップ&ゴーが多めのハードコンディションになるので、そこそこ良いスペックのオイルを半年または5,000kmごとに交換しています。カーボンが溜まりやすいコンディションなので洗浄系の燃料添加剤も3か月に1度程度使用しています。


ユニルオパール取扱店でデモカーとして使用しているGOLF GTIで使用済みオイルを分析にかけたことがありますのでご参考になればと思います。
走行距離約1.3万km、 使用期間約1年、 使用オイルOPALJET ENERGY3
新油の40℃動粘度が70.9(mm2/s)に対して1.3万km走行後の40℃動粘度は67.52(mm2/s)でした。約4.76%粘度低下していました。
新油のTBN値は公表されていませんが、1.3万km走行後のTBN値は1.2mgKOH/gでした。
動粘度の低下はあまりなくまだ走行できそうですが、TBN値が落ちていてこれ以上走行すると酸中和性がなくなりエンジンを痛める可能性があるので、オイル交換の必要があると判断します。

6.最適なオイル交換時期はいつ?

Unil opalのOPALPERF X-TRA はACEA C4でHTHS粘度も高く硫黄分も少ないです。ベースオイルがエステル+PAOで、ロングライフ性能もあり最大で35,000km走行可能とテクニカルデータシートに書いてありました。
当然この35,000kmというのは、1回の走行距離が長く高速巡航がメインで走行環境が良く、かつ負担の少ないエンジンであれば、という条件が付きます。

前回ブログと併せて条件を見てみると、
1.負担のないエンジンで、
2.良いベースオイルを使用し
3.負担のない走行環境で
4.ロングライフスペックの高いオイルを
使用した際の最大距離が35,000kmとなります。

各メーカーが純正指定オイルの交換サイクルとして指定する15,000kmや25,000㎞も同様に一番良い条件での走行距離と認識してください。

最適なオイル交換時期は条件によって異なりますので、整備工場などのプロフェッショナルのアドバイスを聞くのが一番良いと思います。ユニルオパールオイルの交換サイクルに関するご質問は弊社またはUnil opal取扱店までお問い合わせください。

2回にわたり非常に長くなってしまいました。
読んで頂きありがとうございました!ご質問等あればコメントください。

2021年1月23日 11:17  | 商品情報





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Unil opal 山川です。
前回ブログの続きです。
長くなってしまい申し訳ありません。

4.オイルスペックによる違い

オイルのスペックによる交換サイクルの違いはHTHSの数値、TBN値、独自テスト等が考えられます。

(1)HTHS(High Temperature High Shear)=高温高せん断粘度
エンジン内部が高温に達したときのエンジンオイルの性能をどれだけ維持できるか、の数値です。
数値が高いほどロングライフとなります。
ACEA C5規格では2.6~2.9mPa・s、C1,C2規格では2.9mPa・s以上、C3,C4規格では3.5mPa・s以上と規定されています。
2020年 ACEA 新規格について

(2)TBN(Total Base Number)=塩基価
エンジンオイルに含まれる硫黄分が酸化し硫酸化合物になるとエンジン内部を痛めることがあります。TBN値は酸中和性能で数値が高いほどロングライフとなるのですが、注意が必要なのはオイルに含まれる硫黄分が少ない場合はTBN値が高くない場合もありますので数値が低いから持ちが悪いわけでもありません。
ユニルオパールOPALPERF X-TRAというオイルはACEA C4規格で硫黄分の内容成分量を規定しているので、ほかのACEA C3規格と比較して酸化速度が1/6になります。

(3)独自テスト
BMW LL-04、PSA B71 2290、MB 229.52、VW504.00/507.00などメーカーアプルーバルには、各メーカー独自のロングライフテストをしていることが多く、このテストの内容により各メーカーは純正指定オイルのオイル交換サイクルを設定していると思われます。メーカー承認があることでロングライフ性能の証明・・・となることはありますが、そのためには承認の内容を知る必要があります。いずれ詳細を書いていこうと思います。

5. オイル交換時期の例

前回ブログにも書きましたが、Unil opal営業車プジョー307SW 2.0L NAは月に3,000km~4,000㎞走っていました。
オイル交換は4か月に一回程度だったので12,000km~16,000kmで交換していました。オイルの粘度低下もなく汚れもそんなにひどくないのでもう少し走っても大丈夫でしたが、4か月に1度、年3回交換が区切りがいいのでそうしていました。

フォードフィエスタは2020年3月より営業車として稼働していますが、ほとんど使用していません。
年間の走行距離は約1万kmで一回の走行距離が多めです。1万kmのうち東北出張・中国四国出張で合わせて3,500kmぐらい走っているので走行環境は悪くないです。
ただし承認オイルがOPALJET POWERBOOST 5W-20 と粘度が低く、エンジンが直噴エンジンで燃料希釈で粘度低下しやすいことも懸念して半年に1度交換しています。

プライベートで乗っているフィアットパンダ3ツインエアーはエンジンオイル量が3Lと少なく、かつちょい乗り、ストップ&ゴーが多めのハードコンディションになるので、そこそこ良いスペックのオイルを半年または5,000kmごとに交換しています。カーボンが溜まりやすいコンディションなので洗浄系の燃料添加剤も3か月に1度程度使用しています。


ユニルオパール取扱店でデモカーとして使用しているGOLF GTIで使用済みオイルを分析にかけたことがありますのでご参考になればと思います。
走行距離約1.3万km、 使用期間約1年、 使用オイルOPALJET ENERGY3
新油の40℃動粘度が70.9(mm2/s)に対して1.3万km走行後の40℃動粘度は67.52(mm2/s)でした。約4.76%粘度低下していました。
新油のTBN値は公表されていませんが、1.3万km走行後のTBN値は1.2mgKOH/gでした。
動粘度の低下はあまりなくまだ走行できそうですが、TBN値が落ちていてこれ以上走行すると酸中和性がなくなりエンジンを痛める可能性があるので、オイル交換の必要があると判断します。

6.最適なオイル交換時期はいつ?

Unil opalのOPALPERF X-TRA はACEA C4でHTHS粘度も高く硫黄分も少ないです。ベースオイルがエステル+PAOで、ロングライフ性能もあり最大で35,000km走行可能とテクニカルデータシートに書いてありました。
当然この35,000kmというのは、1回の走行距離が長く高速巡航がメインで走行環境が良く、かつ負担の少ないエンジンであれば、という条件が付きます。

前回ブログと併せて条件を見てみると、
1.負担のないエンジンで、
2.良いベースオイルを使用し
3.負担のない走行環境で
4.ロングライフスペックの高いオイルを
使用した際の最大距離が35,000kmとなります。

各メーカーが純正指定オイルの交換サイクルとして指定する15,000kmや25,000㎞も同様に一番良い条件での走行距離と認識してください。

最適なオイル交換時期は条件によって異なりますので、整備工場などのプロフェッショナルのアドバイスを聞くのが一番良いと思います。ユニルオパールオイルの交換サイクルに関するご質問は弊社またはUnil opal取扱店までお問い合わせください。

2回にわたり非常に長くなってしまいました。
読んで頂きありがとうございました!ご質問等あればコメントください。






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Unil opal 山川です。
イベント等で聞かれることが多いのがオイル交換時期についてです。
一昔前は3,000㎞または3か月でオイル交換をした方がよい、なんて聞きましたが、
現在は合成油ベースのオイルがほとんどで質も良くなっていますし、メーカー承認における独自試験の項目にロングドレイン試験が入っていたりするため交換時期については長くなっているものの、実際にどのぐらいで交換をすればよいのか判断が難しいと思います。

輸入車ディーラーでは15,000㎞ごとだったり、25,000km推奨だったりと以前では考えられないほどロングライフ化しているのも事実です。

先に言っておきますが、明確な答えは出ません。
使用するオイルによっても変わりますし、お車の使用状況によっても変わります。エンジンの種類でも変わりますので、明確な答えは出ませんが、皆様のご参考になれば幸いです。

1.エンジンの種類による違い

直噴ターボ、NA、ディーゼル等エンジンの種類によってオイル交換時期は異なります。
特にカーボンの堆積と燃料希釈による粘度の低下が大きく関わってきます。
直噴エンジンについては以前ブログで書いたものがありますので下記をご参照ください。

2.ベースオイルによる違い

エンジンオイルのベースオイルの種類によっても交換サイクルは変わります。ベースオイルは鉱物油、合成油、鉱物油と合成油の混合による部分合成油があり、合成油もVHVI、PAO、エステルに分けられます。さらにエステルもジエステル、ポリオールエステル、コンプレックスエステル・・・・・と細分化します。細かい説明は省きますが、一般的に性能維持については鉱物油<部分合成油<合成油となります。
安いオイルを頻繁に交換するのが良いという話をよく聞きますが、比較的新しめの車で合成油指定の車に鉱物油を使用すると潤滑性・清浄性・対酸化性が不足する恐れがあるのであまりお勧めできません。

 

3.走行環境による違い

実はこれがオイル交換サイクルに一番影響します。
最近でこそあまり走行できていませんが、弊社の営業車は月に3,000km~4,000km走り、一回の走行距離が100kmを超えることも多いです。
対して一番よろしくないのが渋滞などストップ&ゴーの繰り返しです。
ストップ&ゴーを繰り返すことで不完全燃焼が重なりカーボンの堆積を招きます。
エンジンオイルに含まれる清浄性もアイドリングの連続では作用しません。
前者のエンジン及びエンジンオイルに負担のかからない走行環境に比べて、渋滞多めのハードな走行環境ではオイルの寿命が1/2~1/3程度になってしまいます。

 

長くなってしまうので続きは次回にします。
オイルスペックによる違いや実際の交換時期の例などを書く予定です。

2021年1月22日 12:08  | 商品情報





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Unil opal 山川です。
イベント等で聞かれることが多いのがオイル交換時期についてです。
一昔前は3,000㎞または3か月でオイル交換をした方がよい、なんて聞きましたが、
現在は合成油ベースのオイルがほとんどで質も良くなっていますし、メーカー承認における独自試験の項目にロングドレイン試験が入っていたりするため交換時期については長くなっているものの、実際にどのぐらいで交換をすればよいのか判断が難しいと思います。

輸入車ディーラーでは15,000㎞ごとだったり、25,000km推奨だったりと以前では考えられないほどロングライフ化しているのも事実です。

先に言っておきますが、明確な答えは出ません。
使用するオイルによっても変わりますし、お車の使用状況によっても変わります。エンジンの種類でも変わりますので、明確な答えは出ませんが、皆様のご参考になれば幸いです。

1.エンジンの種類による違い

直噴ターボ、NA、ディーゼル等エンジンの種類によってオイル交換時期は異なります。
特にカーボンの堆積と燃料希釈による粘度の低下が大きく関わってきます。
直噴エンジンについては以前ブログで書いたものがありますので下記をご参照ください。

2.ベースオイルによる違い

エンジンオイルのベースオイルの種類によっても交換サイクルは変わります。ベースオイルは鉱物油、合成油、鉱物油と合成油の混合による部分合成油があり、合成油もVHVI、PAO、エステルに分けられます。さらにエステルもジエステル、ポリオールエステル、コンプレックスエステル・・・・・と細分化します。細かい説明は省きますが、一般的に性能維持については鉱物油<部分合成油<合成油となります。
安いオイルを頻繁に交換するのが良いという話をよく聞きますが、比較的新しめの車で合成油指定の車に鉱物油を使用すると潤滑性・清浄性・対酸化性が不足する恐れがあるのであまりお勧めできません。

 

3.走行環境による違い

実はこれがオイル交換サイクルに一番影響します。
最近でこそあまり走行できていませんが、弊社の営業車は月に3,000km~4,000km走り、一回の走行距離が100kmを超えることも多いです。
対して一番よろしくないのが渋滞などストップ&ゴーの繰り返しです。
ストップ&ゴーを繰り返すことで不完全燃焼が重なりカーボンの堆積を招きます。
エンジンオイルに含まれる清浄性もアイドリングの連続では作用しません。
前者のエンジン及びエンジンオイルに負担のかからない走行環境に比べて、渋滞多めのハードな走行環境ではオイルの寿命が1/2~1/3程度になってしまいます。

 

長くなってしまうので続きは次回にします。
オイルスペックによる違いや実際の交換時期の例などを書く予定です。






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 2020-11-13-2-1024x698.png

Unil opalのウェブサイトには適合オイルを検索できるシステムがあります。
残念ながら英語版になりますが、メーカー・車種等をプルダウンメニューから選択していくだけなので
非常に簡単に検索ができます。

https://unil-opal-fra.lubricantadvisor.com/eng

使用量などの情報もありますので、ご参照頂ければ幸いです。

 

ただし、こちらでの結果がすべてベストな選択とは言えません。
日本国内で使用する場合には、高温多湿の夏場の状況や都市部での渋滞、ちょい乗りによるストップアンドゴーの繰り返し等、オイルに負荷がかかる厳しい環境になることが多いです。
その場合はより最適なオイルをご提案させていただきます。
弊社およびUnil opalオイル取扱店にお問い合わせください。

2020年11月16日 09:36  | 商品情報





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残念ながら英語版になりますが、メーカー・車種等をプルダウンメニューから選択していくだけなので
非常に簡単に検索ができます。

https://unil-opal-fra.lubricantadvisor.com/eng

使用量などの情報もありますので、ご参照頂ければ幸いです。

 

ただし、こちらでの結果がすべてベストな選択とは言えません。
日本国内で使用する場合には、高温多湿の夏場の状況や都市部での渋滞、ちょい乗りによるストップアンドゴーの繰り返し等、オイルに負荷がかかる厳しい環境になることが多いです。
その場合はより最適なオイルをご提案させていただきます。
弊社およびUnil opalオイル取扱店にお問い合わせください。






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 Unil opal山川です。

最近FIAT DUCATO(デュカト)のオイルの問い合わせが少しあるので、
DUCATOのオイルについて書かせて頂きます。

問い合わせの背景としてはドイツのキャンピングカービルダー「バーストナー」の日本法人ができ、
ベース車両となっているDUCATOについての問い合わせが考えられます。…もっと見る

 

OPALJET_24S_s-1024x1024.jpg
2020年10月29日 14:54  | 商品情報





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問い合わせの背景としてはドイツのキャンピングカービルダー「バーストナー」の日本法人ができ、
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