こんばんは。
雨の週末となりました。今週末のF1鈴鹿は、雨のレースになるんですかね?楽しみです。
僕は、タイヤに優しいウエット路面を満喫しに、お山へ出撃しようかと嫁さんのスキをうかがっています(笑)
さて、就寝前の習慣となっている読書ですが、昨夜、「エデン」近藤史江著(新潮社)を読み終えました。
前作「サクリファイス」の続編にあたる作品らしいのですがコチラは、読んでいません(笑)
物語の舞台はツールドフランス、世界最高峰のステージ、日本ではあまり知られていないツールドフランスの舞台裏と、出場選手の感情や駆け引き…スカッとした読みやすい文章に、まるでレースに出場しているかのように、物語に引き込まれてしまいました。
物語の中にこんな一節があります。
「(略)…きみにも呪いがかかっているのかい」
「超弩級のがね。きみが走り続けるのなら、いつか話してあげるよ」
そう、それは美しくて、ひどく陰惨な呪いだ。
僕は思う。ここは、この世で一番過酷な楽園だ。
…それでも、人は自分の楽園(それは、人それぞれ、仕事、家庭、恋かもしれません)を信じて走り続けるのでしょう、それは、呪いのせいでもあり、別の何かに動かされているのかも知れません。僕が走り続ける理由を問われる…そんな物語でした。
機会があれば是非!オススメします。
次のお相手は、「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎著(双葉社)です。