風が変わった
あたりの空気も澄んできた
陽射しを強く感じながらも
しかし肌は汗ばみもせず、むしろ心地よい
しだいに嬉しさがこみ上げてきた
ボクはいま、高原にいる



国道４０６号を経てやってきたのは菅平
名峰・浅間山の、ボクの家から見ればその裏にあたる
長野側から見上げるそれは裾野は長く雄大で
神がかりてまさに霊験あらたかなるよう


（残念ながら写真は四阿山方面）

やがてあちこちにグラウンドが現れた
どれも芝生の緑濃く奇麗に整備がされている
コートエンドにはHのポール
楕円のボールを追う子どもたちの
元気のいい声が白樺の林をぬけてくる
ここはスポーツ天国、真夏の聖地
みな気持ち良さそうに走り回ってる







道路脇に車を寄せてエンジンを切り
しばらくはそこにじっとしていた
全開にした窓からはまるで
色鮮やかに咲き競う道端の
草花たちのおしゃべりが聞こえてくるよう
ルガーノさんといっしょに
ニートな午後を楽しんでいた





いつまでも変わらぬ愛をキミに届けてあげたい♫
熱っぽく歌い上げるフレーズが
ドアに肘のせぼんやりと空見上げるボクの
頭をかすめては消えていった

念願かなってミラフィオーリ２０１３に参加できました！
欧州車を楽しむ、ゆるりとした一日です
群馬から愛知への日帰りツアーは移動距離８００キロ弱なるも
そこはバカンスの国のクーペですから
流麗な姿に似合わぬ収納力には助かるけれど
なにより乗ることそのものが喜びなのです

 

こんなに楽しいときをつくってくれた
togさんはじめカーくる事務局のみなさんに感謝、感謝です！

・・・



コンドウ☆さんのジュリア！生ジュリア！！
美しい。ため息抑えられないほどだ
クラシカルな魅力にハマりそうさ

楽しみ方はそれぞれで
写真を撮る人、おしゃべりする人
展示販売ブースを行ったり来たり

自分が乗る姿を思い描いて瞑想するのはボク
次はどんなクルマがいいかなぁなどと、冗談半分・本気半分

でも、クーペが一番だとさりげなく。
「プジョーとしばらくは」ってところかな





ランチア・フラミリア・スペル・スポルト
６９年にフィアット傘下に入る前のランチアで
最も完成度の高い名車と評される

大人の艶を感じるクルマだね
落ち着いた車格から、シトロエンのDSを想起した

どちらも乗りこなすには
人も年輪を重ねなくてはならない、そんな気がする





ロータス・エスプリ
ロータスの魂とでも言ったらいいのかな
７５年パリサロンで発表され
「エキサイティングで魅力的」と絶賛されたと聞く

映画００７にボンドカーとして登場したのを鮮烈に覚えてる
潜水艦にもなっちゃって、びっくりしたなぁ

エッジの効いたデザインはソリッド感たっぷりで
今となってはかえって新鮮に思う



ブレラ！
前も後ろもその目がワルそう、カッコイイ
ポテッとしたお尻がキュートさ倍増させるね





言わずもがなのフィアット５００
じつは一番欲しいのはコレ！
映画グランブルーで、ジャン・レノがボロボロのを乗ってた
普段着のカッコよさに射抜かれた瞬間でした



ディーのはいい！どっちも好き！



フェラーリはクワガタで、フィアットは蛇系かな
なんて、かってに想像したりして



この後ろ姿、惹かれるなぁ

クーペ仲間のえーいちさんや
かーとものやっちんさんともお話しできた

togさんには、帰りに声がけいただいて嬉しかったぁ

・・・



帰り道・・・
旅の〆は日帰り温泉！
長野・駒ヶ根の「露天こぶしの湯」は山ふところの
森に抱かれた風情ある名所です



気持ちいい湯につかりながら
暮れ行く今日を惜しんでる

昼間の楽しい思い出を反芻するのが
また楽しいのですよね

＊＊回顧録として＊＊

【花紀行とでも言いますか・・】

じつは２週間も前のこと

春まだ浅い西上州は吾妻（あがつま）へ出かけました

カーともの皆さんとの花リレーはひと段落ですが

自身の念願かなって出会えた景色が、これです



水仙というと白い日本水仙を思い浮かべる人が多いことでしょう

一方、大きなフリフリで存在感のある、こちらは西洋水仙

ここ吾妻は東京近在でも指折りの産地です

多くは施設内で育てられるのでなかなか人目には触れませんが

観賞用にほ場展開してくれるので、ボクらも楽しめます

牧歌的な風景と相まっていい雰囲気を醸します



最近はその存在も忘れかけていた「ちいさい春」に、気づくこともできますね

つくしを見たのは何年ぶりでしょうか



黄色の絨毯にクーペを浮かべたいけど、それはムリ

そっと想像に留めておきました


【これも楽しみ・日帰り温泉】



沿道に可憐な花咲く「水仙街道」を走り「町営あずま温泉 桔梗館」へ

（この時期、付近の県道はこう呼ばれます）



露天風呂の向こうは絶景

まるで水墨画のように、奇勝・岩井堂山が目前に広がります

残念ながら風呂の写真はありませんが＞＜

有名な伊香保温泉の山裏にひっそり佇むここは

ゆったりとした時を楽しむにもってこいです

泉質もイイので絶対のおすすめです

風呂を出て帰路につくと

遠くに伊香保温泉街の明かりが見えてきます

日も暮れて辺り一面暗い山腹に、そこだけ浮き立つ街の灯が

それはそれで風情がありますよ


【あづま温泉 桔梗館】
大きな地図で見る

【ようやく満開、早くも満開？】

ことしも桜が見頃となりました
いつもの年よりずいぶん早い開花だけど
東京が２２日に満開を迎えたとニュースが言ってたから
桜前線の北上は足踏みしてたみたいです
ようやくの満開
早起きして人混みをさけての花見です



花曇りの空模様で残念だけど
かえって浮き立つ樹木の色合いが素敵です
染めものをする方によれば
桜色は花からではなくて
黒っぽい樹皮からとるそうです
桜色を秘めた漆黒とは
なんともイイじゃないですか






【記憶はあいまいなもの】

県庁前通りにある古い建物を見るたびに
映画「バックトゥザフューチャー」を思い出します



落雷の電力を使おうという場面にでた
時計台にそっくりだなぁと思っていました
で、実際のところこうです
記憶なんていい加減なもんです（笑）

そろりそろりと乗り出して

近所の土手へやってきました

菜の花の青くさい香りはすれど

ミツバチの姿はまだ見えません

春はこれからですね

プーもボクも、ゆっくりやっていきます


＜土手に広がる黄色い絨毯がきれい＞


＜夕暮れ時のまろやかな空気感が好きです＞

pink floyd の post war dream が聴きたくなりました