Impreza WRX それは、スバルが世界に誇るハイパワーコンパクトセダン・・及びワゴン。
Impreza 1.5i それは、スバルからリリースされるベーシックモデル。
この2台は、それぞれの観点から似たようなモノだという人、全くの別物だという人がいる。
特に2代目GD系はWRXが3ナンバーになりトレッドが広がり、1.5iとの差も広がった?
しかし、ワゴンGG系はWRXも5ナンバーボディを採用しつつも、
前期型(アプライドモデルA・B)にはSTIまでラインナップしていた。
1.5i(GG3)は元々、フロントタイヤハウスの隙間がリアタイヤハウスの隙間より広く。
荷物を積んでるわけではないのに、荷物チューンしているような佇まいに違和感があった。
そこで、ローダウンスプリングに目がいくが、
各社そろって、「ダウン量保証!!!」「車検対応、極限のダウン量を実現!!!」
など、ベタベタの車高短を連想させる謳い文句に
「そんなに下げるわけじゃないしなぁ~」と・・・
うちは、車を出すときに方向転換する道の端が、ノーマルでも4cmほどの
クリアランスしかないので、ベタベタにしたら
絶対バンパーヒット!するんで、ダウンスプリングは諦めることに。
そこで、某オクで手頃な中古の車高調を入手してきました。
今回は、TEIN Basic WagonのワゴンWRX(GGA・GGB)用ストラットの交換です。
自動車評論家の渡辺 敏史氏が猫足と評した純正サスも捨てがたいですが、
フロントが直巻きバネで色々換えられるっていうのも魅力なんで変えました。
ちなみに下はノーマルの車高。
まずは、複雑なフロントから。
インプレッサは、フロントは変心ボルトでキャンバー調整ができるので、
変心ボルトの位置を写真記録してから外しにかかります。
始めは、下のような即席エクステンションバー??で試みましたが、パイプにシワが・・・
折角なので、ホームセンターで長めのトルクレンチを買ってきました。
足回りは走りの要、締め付けトルクの管理も重要になります。
はじめに、ブレーキライン・クランプ類を外し、
ナックルと固定しているボルトを緩めます。
車載のパンタで2点支えになるナックルを押さえ、
ストラットタワー上の3個のナットを外します。
ここで注意!!!
インプはフロントにもドライブシャフトが通っているので、
重力に任せてストラットを落下させると・・・
ドライブシャフトブーツにドンッ! なんてことになったら、
最悪ドラシャブーツが切れることもあるので、
ナックルを固定しているボルトを1本、ストラットを外す直前まで
入れておくことをお勧めします。
フロントのノーマルストラットとTEIN製ストラットの比較です。
装着は、外すときと逆の手順で取り付けて、下のような感じです。
さて、反対側も変えましょう。反対側も手順は、ほぼ一緒ですが1つだけ違う点が。
下のスタビライザーのリンクを外しておきます。
これを付けたまま作業をすると、左ではスムースに抜けたナックルの固定ボルトに
テンションがかかって抜けなくなります。
下は、フロントのみ換えたの図です。
さぁ、リアも換えましょう♪
リアには変心ボルトはありません。
が、ブレーキドラムのラインとストラットの間が狭小なため、
ボルトの頭をラチェットで、ナットをメガネレンチで固定して回す方がいいでしょう。
というか、このスペースはソケット系の工具は無理だぁ~ 特に下が・・・
リアはブレーキライン・クランプの固定方法が、ビス式ではないですが
ノーマルはステーに押し込んであるだけなので爪をつかんで引っ張ると取れます。
僕は、実家のガレージでこんな救世主を見つけました(^_^)v
リアストラットの比較です。長さを測ったら、70mmほどTEINの方が短かったです。
装着するとこんな感じ。
何げにイタリアン・トリコロール!!! ←ちょっと狙ってたりします(^∇^;)
前後装着時の写真を取り忘れたので、下は成田空港まで試走に行ったときの画像です。
車高は、前後とも最低限界からロックシート位置で11週(車高調整幅の下から2/5ほど)です。
フロントはもう少し下げようかな。
バネレートは、前:5.0kg/mm 後:3.0kg/mm
走りの方はロール量が減って、ノーマル比で当に「オン・ザ・レール」のコーナリングに!!!
コーナリングスピードが上がったので、アンダーパワーもあまり感じなくなりました。
コーナリング速度上昇→コーナー出口速度が高い→加速が最小限で済む。
意外と、燃費良くなったりして(^_^;)ゞ