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さあいこう   光の彼方、闇の向こうへ
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10月もFBMの前のことですが
新潟は糸魚川までひとっ走りしてきました。
釣果はダメですが、クーペは快調そのものでした。

ATが不調になってからというもの
「降りどき」を覚悟するような気分が続きました。

ところが、いつしか自然治癒??
ほとんど完治に近い状態になっています。

そんなわけで、クーペ愛も再上昇!
漁港で撮ったありふれた1枚にも目を細めてしまいます。

ただいま13万キロ超え。
トラブルがなさすぎて、逆に心配になっています(笑)

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1.季節の変わり目に思うこと


3月になって、空気が少しやわらかくなった気がする。
通勤のバスから見る街の景色はいつもと変わりはないけど
最近はことさら気分がいい。

成熟を過ぎていろんなことが下降曲線を描くわが身にとって
毎年の冬がだんだんつらくなってきた。
北風強く体感温度がかなり低いここ前橋は
けっして暮らしやすい土地とはいえない。
けど古くからの想い出がしみこんだ角々は
やはり故郷としての愛着を感じさせてくれる。

人も古くなればガタつきが出るが、それはクルマも同じこと
つかれたオヤジとつかれたクルマ
なかなかいいマッチングじゃあないか。
好きなモノが身近にある
そこから得られる満足感を堪能しよう。

今は何かが吹っ切れた、スッキリとした気分になってる。


2.あれから3ヶ月

入庫していたクーペのルガーノさんが戻ってきた。
26年11月以来およそ3ヶ月間、大貫自動車さんには
細部にわたって原因究明に取り組んでいただいた。

残念なことだけど、結果は原因不明。

不調の可能性ある箇所はほとんど検査した。
残るはATだが、これまで同様の症状は例がなく
原因を特定するには至らなかった。

ギクシャクした動作を起こす原因は、エンジンのハンチングから来ているようだ。
でも、そもそも何がそれを起こすのかわからない。
ATが原因と特定できないのでOHに踏み切れない。
大貫さんのメカニックによれば、ATのシフトアップはショックもなく
キチンとされ
ている。

「その他の消耗部品もきれいに交換されていて
年式からすればクルマの状態はイイね」と褒められた。


3.症状を整理すると

30km/hくらいからシャクリ(ジャダー/微振動)の現象が起こる。
大げさに言うと前後にギッタンバッコンする感じだろうか。
人によっては見過ごしてしまう程度で
路面の荒れによって引き起こされていると感じるかもしれない。
シフトアップに伴うショックや異音はない。
ATはきちんと機能しているようである。

高速道路で観察してみたら
1500rpm〜の回転域でハンチングを起こす。
一定の回転数を維持すると
タコメータの針が100〜200rpm前後、上がったり下がったりする。

オートクルーズにしてみるとはっきりとそれがわかる。
そして3000rpmまで断続的にハンチングは起きる。
どうやらこのハンチングと挙動のシャクリ現象がリンクしているようだ。

3000rpmから高回転域では、シャクリ、ハンチングとも起こらない。
どうやら症状は1500〜3000rpmの実用域に発生するようだ。
Nポジションではアクセルを踏んで回転を上げてもハンチングは起こらない

大貫さんは「電気配線の一部が断線していることも考えられるが、
それを診るには大がかりのバラし作業が伴うし、現実的に不可能だ」と。
ミッションを取り替えてみて、症状が止まればATが原因となるが
OHするよりかなり安価で済むので、ひとつの方法としては考えられる。

そう、今は状態の悪くないATが見つかる幸運を祈り
大貫さんに載せ替えをお願いすることとハラを決めた。
いつ出るかわからないATを気長に待ちながら
しばらくはガタつきはじめたルガーノさんとつきあっていこう。
大貫さんには出物の際のひと声をお願いした。


4.その想い、ヘンタイ的につき。

なぜ、ボクはフランス車が好きなんだろうと考えた。
シャレオツな風貌はもちろんだけど
クルマなのに、機械なのになんだか体温を感じるし
サスペンションのストロークをはじめ、まるで生き物に乗っている
ような錯覚を生
む挙動、その一つひとつにしびれちゃうし
愛着が深くなるのだと思う。


これまでは完璧に直さなくてはとの思いにとりつかれていた。
けど、今は少しつかれてきたルガーノさんに
少しつかれたボクが乗るのも悪くないと思うようになった。

久々に乗ったルガーノさんは、夜の東北道を勢いよく吹けていく。
少しシャックリはするけれど(笑)、前ほどは気にならなくなった。
もう少しつきあっていこう、ボクはこのクルマが好きなんだとしみじみ思った。



5.備忘録として

点検箇所は次のとおり。
該当部品を交換し、それでも症状が改善しないことが確認された。

 1 エンジンECU
 2 AT ECU
 3 アイドルソレノイドバルブ
 4 スロットルポテンションセンサー
 5 バキュームセンサー
 6 アイドルアッププレッシャ-スイッチ
 7 アクセルポテンショメータ

これだけ検査しても
原因わからず症状改善見られないのでお代は要らないという。
それではこちらも困ると言うも、頑として受け取らない。
直せなかったことが心残りでならないと。

涙が出るほどうれしかった。
遠いのでちょくちょくは来れないけどたまには診てもらいたい、そう伝えた。

大貫さんへはもちろんのこと
この数奇な出会いを演出してくれたカーともや運命の神様、そして
ヘンタイ車につきあうことを許してくれる心の広いわが家族のみなに
感謝の気持ちをささげます。

ありがとう。

−FIN−


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江戸は下町、大貫自動車にやってきた

きーさんの猫パンチ2号車さんと、念願(?)の対面も済ませた
パンチ2さんは間もなくのパーツ到着をもって、修理開始見込みの様子
じっと耐え忍ぶ(?)ような佇まい
『大丈夫、猫パンチ2号くん。すぐにまた、走れるよ』
 
それにしても、こんな小春日和の穏やかな日は
店先路上でプーを眺めながらの立ち話が気持ちいい

大貫社長に不具合の様子を伝えながら、テストドライブを繰り返す
プーを見つめるやさしい眼差し
挙動の機微診るきびしい瞳
そこかしこに滲みでる奥ゆかしい気遣いが、心地よく伝わって来る
思い切ってお願いしてよかったと、思えるひと時だった

不調の原因がATなのかは、この時点では判断できず
さらなる診断を待つという

果たして修理できるのか!?
眠れぬ夜はまだまだ続く
(といっても、お酒飲んだらすぐ寝ちまいますが)

▪️下町の静かな住宅街に、ファクトリーはある
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▪️病棟(?)には他にもいろんな車が
出身地も遠方近場と様々

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▪️やや、(画像で)見覚えある青き姿
ナンバーには徳島の文字

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▪️はじめまして猫パンチ2号さん
早く元気になりましょうね、お互いに

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20140913

もう2ヶ月も前のこと、ちょっとしたココロの浮き沈みがありました。 
ZFのミッション、4HP20不調を改善しようとすがったケミカル

ワラをも掴むが溺れるモノの弱いところ。
劇的な改善をうたう文句に疑念はつのるが、期待はup↑

・・・で、やっぱりそれはワラでした(down↓)

決して安価ではないこの品に
さらなる被害者(言い過ぎかな)が生じぬよう、綴っておこう。


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そして、いよいよ次なるステージへ展開します。

週末に、江戸はO貫自動車へドックイン。
きーさんの猫パンチ2号と並んで「病棟オフ」となりますか!?
ああ、明後日が待ち遠しい!


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10020038.jpg

ついに、この時が来てしまいました。
先日来不調だったミッションを、オーバーホールした方が良いだろうと、なりました。

それは、2ヶ月くらい前のこと、低速発進時からかすかにギクシャクした動き
症状は何となくわかる程度ですが、アクセルオンしながらも軽い「ノッキング」する症状が見られました。
で、主治医の診断は

・エンジンコンピュータのシステム診断 → エラーなし
・各センサーパラメータ変動値測定診断 → 変化なし
・インレットプレッシャーセンサー入替テスト → 変化なし
・スパークプラグ(前バンク)点検 → 正常
・ATコンピュータシステム診断 → エラーなし
・ATフルード交換、フィール向上剤注入 → 変化なし

症状から判断すると、AT内部のロックアップ機構に何らかの問題があるのではないかとのことです。
オーバーホール・・・厄六拾マソ。

変わらぬものなきこの世の中ではありますが、
「いつまでも」と、願う気持ちは持ち続けたい。

さて、この難局をどう乗り越えたらよいものでしょうか。


【症状メモ】
2014年6月に違和感が生じたもの。この時点で走行距離は12万km。
時速40kmあたりから微かなジャダーを生じ始める。
時速50kmでは、大げさに言うと、前後に「ギッタンバッコン」する様なぎくしゃくした感がある。
これより時速70kmまでの間ではっきりと感じる。
ジャダー感は、これ以上の高速になると大きく減少し制動に影響なく、気にもならないが、なくなることはない。
症状の発生する速度域がほぼ一定と思われることから、ATミッションが原因である可能性が高いと思われる。
ATFはA.S.H.を使用、2万km目安に定期交換を行っていた。
同型ミッションのリビルド(OH)は、デルオートに実例あり。



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