こんにちは。
中井の小ネタのお時間です。(笑)
おそらく今年最後の回となるであろう今回は少し以前に遡りますが、
アルファロメオ ジュリア のエンジン不調の時のお話です。
ジュリアといっても最新のではなく昔昔のジュリアですので悪しからず・・・笑
今回は、アイドリング付近の不調ということでお預かり。アイドリングが定まらず、またアイドリングまでの回転落ちが悪かったり、よくこの状態で乗られていたなと思うくらい調子が良くありませんでした。
プラグはすべてちゃんと点火はしていましたので、キャブレター周辺を疑い、点検していくと、キャブレターとインテークマニホールド間から二次エアを吸っていることが判明。
よく見るとガスケットが入っていません(笑)Σ(゜д゜lll)
さらにアイドリング中、4気筒のうち2気筒は爆発しておらず、二基のキャブレターのバタフライの開き具合もバラバラなことも判明。笑
その他のセッティングも合っていないことは明白でしたが、二次エアを吸っていてはセッティングどころではありませんので、まずはこのガスケットを作り、二次エアの吸い込みを無くすところから始めました。
キャブレターを取り外し、ガスケットの残りカスを除去、取り付け面を磨いた上でガスケットを作ります。
型を取り、合計8枚切り抜きました!
しかしフリーハンドで切り抜いたので、重ね合わせると内側がガタガタ…笑
実用上たいした影響はないと思いますが、吸気過程でこのような段差があるのは我慢できず、重ねた状態で出来るだけならしました。
もちろん外からは見えませんし、ここだけやっても体感はできません。
ただこうした部分の積み重ねが大事だと思いますので、キッチリやります。
小排気量の非力なバイクなんかでは、このあたりは高回転時に体感できるレベルで良くなりますので、どうしても気が済みませんでした(笑)
そんなこんなでガスケットを取り付け、無事に二次エアは解決。
キャブレターのセッティングも調整と試走を繰り返し、回転落ち、アイドリング共にバッチリ。
ただ、2,000ccのエンジンに45パイのキャブレターが付いていましたので、少し口径が大き過ぎるようで、どうしてもスロットル開け始めのところでグズってしまいます。
車両購入時は口径を小さくするカラーが付いていたのを他所のショップさんが取り外してしまったようで、オーナーさまも理解しておられました。
どうしても気になるようなら次回はそれを再度取り付けましょうとお話しし、今回は納車させていただきました。
後日、5年前に購入して以来、一番調子が良いとお喜びのお声をいただき、私も大変嬉しく思います。
そして調子が良くなるとやはり開け始めのグズつきが気になってしまうようで、やはり次回はカラーを取り付けることになりそうです…(^^;)
以上、おそらく今年最後の中井の小ネタコーナーでした!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m
皆さまもよいお年をお迎えください。
それではまた!