旅を楽しむうえで、みなさんは移動の間どのようなことをされているだろうか。電車ならスマホを触る、新聞や本を読む、景色を眺める、音楽を聴く…。一方で、クルマで移動する場合は景色や音楽を楽しむのももちろんいいが、できればその間は快適に、楽しく移動できるクルマであるほうが、さらに旅は楽しくなるだろう。 今回、旅予約ドットコムは「JAIA(日本自動車輸入組合)」の同乗体験試乗に参加することができた。輸入車の未来や輸入車らしさを感じられる最新モデルに触れることができるというまたとない機会である。 2回目の今日は車両価格5064万円という、今回用意された試乗車全99台中、最高価格の超高級車である。その名は「ロールス・ロイス ファントム」。 ロールス・ロイスは英国の伝統ある、そして格別のブランドである。ただ、ロールス・ロイスは現在BMWの支配下にあり、BMWらしいところがいくつか散見された。 今回はもちろん、後席に乗ることにする。なかなか旅でロールス・ロイスに乗るという機会もないかもしれないが、今回はぜひ自分の行きたい旅先にてロールス・ロイスに乗っているという情景を思い浮かべながら、ぜひ読み進めていただきたい。 まず、「ファントム」を目にしたときのその存在感に驚かされる。縦横比は通常のセダンとそうは変わらないのだが、通常のセダンより1.5倍ほど大きいような図体は迫力満点である。さて、早速後席へと足を運ぶ。ドアは観音開きであり、ヒンジ(ちょうつがい)は後ろ側にある。そして、次に室内の「DOOR」というボタンを押すと自動でドアが閉まる。もう、この時点でビックリ仰天だ。 さて、運転のうまいドライバーに運転してもらいながら後席に乗っていれば、もう何も言うことはない。当たり前だ。とにかく、気持ちよく優雅。もう本当に寝たくなるようなそんな心地よさで、もちろん道路の継ぎ目なども感じさせないし、実にしなやかに走ってくれる。 さらに、前席のシートバックにはモニターが用意され、ナビ画面や様々な情報などを見ることができる。このモニターは左右それぞれに用意されていた。このモニターを操作するのが、ちょうどBMWの「iドライブ」と呼ばれるダイヤル式のコントロールに似ているものだった。
乗り心地もそうだが、とにかく空間が贅沢である。カーテンも電動で、あちこち革張り。驚いたのは1台に12頭もの牛革を使っているという話である。 西湘バイパスのいい景色を眺めながらこのファントムに乗っているのはまさに至福の時間で、言うことなかった。しかし、ドライバーとなると話は別。相当大きなボディサイズに気を使っていたドライバーの意見を思い出す。 最高の贅沢な旅。もしファントムを旅のお供にできるという幸運が舞い降りれば、それは一生忘れられない旅となるはずだ。
主要諸元 全長×全幅×全高:5,840×1,990×1,655mm 車両重量:2,660kg エンジン種類:V型12気筒DOHC自然吸気 排気量:6,749cc 最高出力:338kW(460PS)/5,350rpm 最大トルク:720Nm/3,500rpm メーカー希望小売価格:5064万円(消費税込み) ロールス・ロイス ファントム公式サイト:http://www.cornesmotor.com/rolls-royce/detail/phantom.html
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