旅を楽しむうえで、みなさんは移動の間どのようなことをされているだろうか。電車ならスマホを触る、新聞や本を読む、景色を眺める、音楽を聴く…。一方で、クルマで移動する場合は景色や音楽を楽しむのももちろんいいが、できればその間は快適に、楽しく移動できるクルマであるほうが、さらに旅は楽しくなるだろう。 今回、旅予約ドットコムは「JAIA(日本自動車輸入組合)」の同乗体験試乗に参加することができた。輸入車の未来や輸入車らしさを感じられる最新モデルに触れることができるというまたとない機会である。 3回目の今日は“国民車”という名の自動車メーカー、みなさんおなじみの「フォルクスワーゲン」の中から、最新の電気自動車「e-up!」を取り上げる。 発売当初、久保田利伸を起用したTVCMやその価格の安さ、自動緊急ブレーキを搭載しているということもあり、日本でも話題となった「up!」を電気自動車化したのが「e-up!」である。言わずもがな、「e」は「electronic」=「電気」の略であろう。 外観を見ると、さほどガソリン仕様のup!と大きな違いは見られない。また、インテリアに乗りこんでみても、さほど大きな違いを感じられないのが確かなところである。 しかし、走り始めてみれば大違いだ。実はガソリン仕様のup!はトランスミッションが日本車でよく使われているようなAT(オートマチックトランスミッション)ではなく、機械的な構造はマニュアルトランスミッションで、変速操作を自動化したものだったためどうしても、ギクシャク感が多いところが欠点だった。しかし、このe-up!ともなれば、電気で走るわけだからトランスミッションが不要となり、その加速は実にシームレスに気持ちよく速度が上がっていく。もちろん、音も静かである。 フォルクスワーゲンの中では最もコンパクトで、ベーシックなモデルであるが、電気自動車用のバッテリーを搭載しているからだろうか、サスペンションのしなやかさが大変気持ちよく、乗り心地がいい。 もともとコンパクトなサイズのクルマのため、4名が乗車して、お土産も買って…となると荷物室スペースはやや物足らないところがあるかもしれない。しかし、都市部で移動するパーソナルトランスポーターと考えたら、非常に便利な1台であるといえるだろう。
主要諸元 全長×全幅×全高:3,545×1,650×1,520mm 車両重量:1,160kg 最高出力:60kW(82PS)/3,000~12,000rpm 最大トルク:210Nm(21.4kgm)/0~2,500rpm メーカー希望小売価格:366.9万円(消費税込み) 公式サイト: http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/e-up.html
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